ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「チェンナイエクスプレス 愛と勇気のヒーロー参上」、インドで興行収入第2位の入り

2015-01-25 18:57:53 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

インドで興行収入第2位のヒット作だが、日本では、ボリウッド週間での興行と、DVDレンタルがツタヤだけという冷遇ぶり。

確かにインド映画としては面白いが、一般の日本の観客には、ちとうざいかも。

インド映画界のスーパースター、シャー・ルク・カーンと「恋する輪廻」のディーピカー・パードゥコーンが熱演。

二人の恋を巡って、アクションムービー。

舞台は、南インド、タミル・ナードゥ州の地方の村。

主人公のラーフル(カーン)は40歳独身。祖父の死でその骨灰を川に捨てるために乗ったチェンナイエクスプレス。そこで美女と、野獣軍団に出くわす。

行きがかりで、美女(パードゥコーン)の父がドンを務める村に、美女は父親の決めた男と結婚するのが嫌で、ラーフルが好きだと言い出す。

それからが大変、二人は逃げ出すが、追いかけられ大奮闘に、

カーチェイスや、バトルなどお決まりのアクション。

まあ、金をかけているだけあったコメディタッチな面もあり、大盛り上がり。

で、途中にふんだんにミュージカルというかインドの歌と踊りが挿入される。

インド映画にしては珍しく2時間余の作品。

南インド特有の明るいカラーで、映画自体は陽気。

勝てるわけない大男と決闘をして、めでたく解決。

インド映画らしいオマージュが一杯らしいが、こちとらには響かない。

まあ、軽く楽しむ分には。
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「バード」、クリントイーストウッドが撮ったチャーリーパーカーの映画

2015-01-25 09:47:06 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆

ジャズファン ☆☆☆☆

ツタヤ旧作50円で借りる。

「ジャージーボーイズ」で実力を見せつけたクリントイーストウッドが1988年に監督した作品。彼は、根っからのジャズファンで、特にこの映画の主人公チャーリーパーカー(サックス奏者)は大好きだったらしい。

それにしても、この映画は暗い。

全編、アル中、薬中の演奏が続くので、音楽自身は最高なのだけれど、やりきれない。

パーカーは、34歳で死亡しているので、まったく天才としか言いようがない。

映画の中でも、彼の演奏が、他の人と比べて、違うことが歴然である。この映画では、実際のパーカーの演奏を抜き出して、他の人とで演奏したらしい。

演じているのは、フォレスト・ウィテカー。ちょっと、本物のパーカーとはスタイルが違うが、いい演技をしてカンヌ映画祭で主演男優賞を受賞している。

それにしても、「ラバーマン」という作品では、泥酔したままレコーディングをし、それが後世にまで残っているという傑作だが、そのシーンも、ウィティカーの素晴らしい演技で魅せてくれる。

1930年代から50年代にかけて活躍したチャーリー・パーカーは「モダンジャズの父」と呼ばれ、勢いのあるアドリブで一世を風靡した。

ジャズファンなら垂涎の一作だ。
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