ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「国際市場で逢いましょう」、韓国で1100万人動員の国民映画

2015-06-09 17:46:46 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆☆☆

韓国映画で泣きたい方 ☆☆☆☆☆

なぜかイオンシネマで公開中。

映画冒頭、例のタワーが見えて、ああ釜山の国際市場だ。(懐かしい)

朝鮮の悲劇、朝鮮戦争。

興南、現在は北朝鮮咸興市。一時的に韓国・国連軍が占領していたが、中国軍の参入で撤退することに。

その撤退途中、アメリカの輸送船に便乗することになるが、その乗船中、妹を背負いながら、手を離し、落としてしまう。すぐさま下船しようとするが、父親がさえぎり、長男は家庭を支えるものだと諭す。

結局、父と妹を残したまま、逃げ延び、おばの住む釜山へ。

おばは国際市場で商売していた。

題名の国際市場は、父が「国際市場で逢おう」といったセリフからくる。

あとはこの長男ドクスの奮戦記で、現在は、おばの店は取り壊しの対象になっていた。

ドイツ炭鉱への出稼ぎ(こんな時代があったとは知らなかった)、ベトナム戦争の出稼ぎと辛苦の連続。だがそこは、韓国映画、恋愛話と、コメディタッチで大いに笑わせてくれる。泣きと笑いの混在はまさにおてのもの。

後半になって、朝鮮戦争での生き別れ者の対面を放送するテレビ。

ここで、父と妹を探すシーンは、涙が止まらない。

韓国の歴史とともに父として、家族を守るために生きた男の一代記。

ベトナムで、子供を助けようとして、足を撃たれ、足の不自由を余儀なくされたが、それも一つの勲章。立派に韓国民として活躍していた。

韓国人でしかわからないエピソードもあったようだが、その辺はスルー。
コメント (1)
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