ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ホドロフスキーのDUNE」、お蔵入りになったSF大作

2015-06-05 19:24:35 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆

映画好き ☆☆☆☆

「リアリティのダンス」は、映画館で見れたが、この作品はDVD鑑賞。

80歳を超えてますます元気なホドロフスキー。「リアリティのダンス」で、現役ますますって感じだったが、

彼が、1975年、46歳の時、映画化しようとした作品があった。

フランク・ハーバート原作の「DUNE」。

その壮大なスペースオペラに、感激した彼は、当時もっともこの映画製作にふさわしい人たちを結集。分厚い絵コンテを仕上げ、映画会社に売り込みをかけたが、

上映時間が12時間、いや20時間という、べらぼうな注文を付けたのと、ホドロフスキーの感性に疑問を抱いた各社はしり込みしてしまった。

この映画は、その映画の制作過程を、関係者のインタビュー、絵コンテ、このコンテに触発されその後作られた映画などを盛り込んで、この映画企画が、いかに素晴らしいかを歌いあげた。

劇中登場する若き頃のホドロフスキー、80歳のエネルギーほとばしる今の姿が見るものを感動させる。

映画になじみのない人には、いささか鬱陶しい映画ではあるが、サルバドール・ダリ、ミックジャガー、オーソンウエルズの大物出演陣のほか、メビウス(デザイナーで後、多くのSF映画に参画)ミュージシャンのピンクフロイドなど。

得々と語る、交渉経過の面白さ。まさに、映画製作の裏に関わっている感じ。

未完には終わったが、この映画でその一端をかいま見れたのは幸せだ。


下の画像は、ホドロフスキー

コメント
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