ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「TATSUMI マンガに革命を起こした男」辰巳ヨシヒロの人生とその短編映画

2015-06-28 19:23:42 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

辰巳ヨシヒロ好き ☆☆☆☆

この映画は、辰巳ヨシヒロの人生を彼の半自伝的作品「劇画漂流」を基に映画化したものである。

辰巳自身も出演している。

辰巳は、この映画の日本公開後、今年4月悪性リンパ腫で79歳で亡くなった。

ただ、この映画は、シンガポールのエリック・クーの作品である。(すなわちシンガポール映画)

中に、辰巳のの作品・短編映画5本が収録されており、その秀逸さが、今にして感動を呼ぶ。短編映画は随所に挟まれ、その人生とリンクしている。

彼は、中学時代から兄の見習いで書いていたというから、まさに天才。

そして当時は、終戦後すぐの時代。

5本の映画にも、原爆や米軍兵士との交流が描かれており、古い作品だが、その筆致は素晴らしい。

私自身は、名前は知っていたが、あまりよく知らなかった、この映画ではじめて詳しいことを知った。

手塚治虫、さいとうたかおらが有名になったのとは違って、自らのスタンスを貫き通したといえよう。おかげで、海外での評判がよく、今回のシンガポールでの映画化となった。

おおむね、白黒だが、部分色使いが、表現を際立たせている。

別所哲也が、ナレーションを担当、6人の声を使い分けている。

あまり大々的に宣伝されなかったので、知らない人も多いと思うが、こんな素晴らしい劇画を書いていた日本人を知ってほしい。(5本の短編は、劇画というよりシュールな映画だ)。
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「愛の連綿」、結構激しいラブシーンがあります

2015-06-28 16:11:04 | 韓国映画
おすすめ度 ☆☆

韓国恋愛映画好き ☆☆☆

あまり情報がありませんが、劇場未公開のようです。

韓国では、青少年観覧不可の映画です。

「愛の連綿」は邦題で、原題は「緑の椅子 ラブ・コンセプチュアリー」です。

プサン国際映画祭で上映されています。

「ベッドはエロスの夢を見る」の監督パク・チョルスの作品ですが、この作品を撮ったのち交通事故で亡くなったので遺作です。

32歳の人妻と19歳の若者の恋を描いています。かなり強烈なベッドシーンがあります。

人妻は、結婚していますが、ほかにも二人の男と不倫関係にあります。

19歳の若者は、幼少時、祖母に連れていかれた結婚式で見た花嫁にあこがれ、美術学校で人妻と接触、告白します。

そして愛に溺れていきます。

人妻役のハン・セウンは惜しげもなく裸体を見せつけています。

韓国映画の情愛ものでは出来のいいほうです。{/face_heart/
}
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