おすすめ度 ☆☆★
斎藤工監督作品を見たい人 ☆☆☆
Blank13は、失踪して13年後という意味だとか。
俳優の斎藤工が「齊藤工」名義でメガホンを取った長編監督デビュー作。
金にだらしなく失踪した父(リリーフランキー)ががんで入院、そして死去。
前半は、麻雀暮らしで、家庭を顧みないだらしのない父。
13年後、病院にいても、母も兄も見舞いに行かない。
ところが、死して、葬儀の場で、参列者から、お金を貸してくれたとかいい話ばかり。
参列した兄弟(斎藤工と高橋一生)はあきれるばかり。
かなりシリアスだが、後半はコメディ。
達者な役者が参加しているので、それなりに面白い。
ただ、映画として、盛り上がるものではなく、しみじみと広がる映画だ。
野球好きのシーンが多い。
第20回上海国際映画祭アジア新人賞部門
- 最優秀監督賞(齊藤工)