おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
鉄道に関わる人々の人生をつづった「RAILWAYS」シリーズ第3弾。
夫を亡くし、連れ子を連れて夫の故郷鹿児島へ。そこには、肥薩おれんじ鉄道で運転手をする夫の父が、一人暮らし。もう定年を迎え、再就職の誘いがかかっていた。
血のつながらない、子と親と暮らす晶は、夫や連れ子のあこがれである運転手を志願する。
ちょっと考えにくい設定だが、丁寧に物語を紡いでいく。
父親がいないために学校でつらい思いをする連れ子。
女性であるために、運転手を志願することのむつかしさに悩む晶。
運転手になるための、訓練風景も交えながら、地方鉄道の良さも紹介する。
挫折を繰り返す晶を温かく指導する義父。
血がつながらなくても、家族の大切さを訴える。
ヒロイン晶を、有村架純。義父に国村隼。二人の演技が的確で、涙を誘う。
地方鉄道の良さが生きている。