おすすめ度 ☆☆☆
死と老いについて考える人 ☆☆☆★
PG12 まあ、老人の話なので年寄り向け映画
2017年9月、91歳で惜しまれつつこの世を去ったハリー・ディーン・スタントン。主に脇役として、60年もの間に100本を超える映画に出演し、作品に深みを与えてきたアメリカのベテラン俳優だった。
2017年製作のこの映画は、彼の遺作となった。
老体をさらけ出して、人生とは、死とは?
スタントンの人生をあて書きした映画。
スタントンのスタントンのための映画だ。
何時もどうりのルーチンをこなして、お隣さんのいるバーで、語り明かす。
それ以外は、砂漠を背景とした、荒れた地のお似合いなこと。
人と出会い、語り合い、歌を歌い、煙草を吸い、辛い過去や恐怖と向かい合う。彼の生き抜いてきた経験そのものが、恐怖からの解放へと彼を導いていく。
ラッキーはラッキーだったのか?