おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
音楽映画好き ☆☆☆☆
PG12
ボヘミアン・ラプソディが近々に公開されたので、実録物かと思ったが、そうではなく、1937年に製作された「スター誕生」の4度目のリメイク版だ。
レディ・ガガ主演で、まざに彼女のスター誕生だ。
相手役と監督をブラッドリー・クーパーが務めている。
音楽業界でスターになることを夢見ながらも、自分に自信がなく、周囲からは容姿も否定されるアリーは、小さなバーで細々と歌いながら日々を過ごしていた。そんな彼女はある日、世界的ロックスターのジャクソンに見いだされ、等身大の自分のままでショービジネスの世界に飛び込んでいくが……。
ライブシーンを実際にロックフェスのステージで撮影したというだけあって、その躍動感は素晴らしい。
ガガという稀有の歌唱力を持つ歌姫が演じることで、迫力が違う。
そして、物語は、二人の結婚後、ジャクソンが難聴で、歌えなくなり、そのストレスで、酒、麻薬に溺れていく、音楽界にありがちな没落人生を歩むことになる。
中盤での盛り上がりがすごいだけに、後半は尻つぼみ。
ラストの歌も盛り上がらない。
実録でないのなら、もっと工夫があってもよかったのでは。
まあ、ガガさんのすばらしさに堪能させられる。