おすすめ度 ☆☆☆
サスペンス映画好き ☆☆☆★
PG12
第70回カンヌ国際映画祭で男優賞と脚本賞をダブル受賞
過去に様々なトラウマを抱えた元軍人のジョー(ホアキン・フェニックス)が売春された少女ニーナを救い出す話。
スタイリッシュな演出。そぎ落とされたストーリー。
見る人を選ぶ映画だ。
ホアキンフェニックスの演技がすごい。
幼い頃の父親の虐待や兵役時の壮絶な体験
毎日救えなかった子供達を思い出し幻覚を見る
映像に写るのは現実か夢か妄想か
ジョーの頭の中で曖昧になり入り混じり無力感を払うため金槌を手にして残忍だった父を真似る。
そして、壮絶な殺し、直接描写はほとんどなく、鏡越しとか、血しぶきとか、転がった死体とか?
これだけ、間接表現の残酷映画は珍しい。
全体に画面は暗い。
ただ、ラストは、ビューティフルデイ。
研ぎ澄まされた演出に踊らされる。