ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「王の運命(さだめ) 歴史を変えた八日間」、米櫃事件を題材に韓国の心を描いた傑作

2016-10-19 12:52:29 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆★

韓国歴史映画好き ☆☆☆☆

2016年のアカデミー賞外国語映画賞韓国代表作品になるなど、韓国では高い評価を受けた作品。

ドラマ「イ・サン」の祖父と父の確執の物語だが、日本での公開は小規模。

歴史上の事件を描きながら、韓国の社会の成り立ちと、人間としての、親子、派閥争いなど、大きなテーマをえぐり出す。

米櫃事件(王が息子を反逆者として米櫃に閉じ込め餓死させた)の8日間を描き、回想シーンで、王と王子のなれそめを描く。

常に繰り広げられる権力闘争。

簡単にいかない、世襲制度。

父親の意思と息子の思いの行き違い。そして、権力者によるいじめ。

骨太な映画だが、わかりやすいストーリーテリング。

王を演じるのは、今や国民的名優ソンガンホ。

彼の髭と顔相で、時代を現す巧みな仕組み。

監督は「ソウォン 願い」のイ・ジュンイク。

息子・思悼(サド)を演じるユ・アインは、主演男優賞を得ている。

それにしても、王ですら、取り巻き達の顔色を窺い、派閥闘争に左右される悲しさ。

歴史は、罪深いものである。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「高慢と偏見とゾンビ」、名作「高慢と偏見」にゾンビをプラス!

2016-10-18 17:27:15 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

文学映画好き ☆☆☆★

ジェーン・オースティンによる恋愛小説の古典「高慢と偏見」を映画化した。そこにゾンビを加えたらどうなるか?が本作品。

感染するとゾンビとなる謎のウィルスが蔓延する18世紀のイギリス。

片田舎で暮らすベネット家の5人姉妹は、裕福な男性との結婚を夢見ながら得意のカンフーでゾンビと戦う毎日を送っていた。

この5姉妹がゾンビをやっつけるという、状況設定が面白い。

又、武闘も中国流カンフーと、日本流刀が使われ、女子たちは、演技とともに武闘をも演じるという圧巻。

隣に引っ越してきた大富豪の騎士ダーシー。娘たちのあこがれ。

高慢なダーシーに偏見を持っていた次女エリザベス。

だが、ゾンビと戦ううちにその誤解も解けてという、王道の恋愛話。

18世紀の貴族社会の豪華な衣装や、豪邸など、気品のある作品づくり。

基本、ゾンビは添え物だが。

一ひねりは一応成功している。

だが、本筋の恋愛話がちょっと盛り上がりに欠ける。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「テラフォーマーズ」、火星に繁殖したゴキブリ退治の話ですが!

2016-10-17 17:31:16 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆

SFアクション映画好き ☆☆☆

火星で人型に進化したゴキブリ「テラフォーマー」と人類の壮絶な戦いを描いた大ヒットコミックの映画化。

三池崇監督、伊藤英明、武井咲、山下智久、山田孝之、小栗旬等豪華俳優陣。

アイスランドロケまでした超大作。

人口増加で、火星の活用を考えた人類。

火星の気温を上げるためにコケとともにゴキブリを投入。

人が一番嫌いな、だけど実害のないゴキブリを敵にしたのがアイデア。

そのゴキブリが異常進化を遂げたので、退治にでかける部隊を編成。

彼らは、地球で、悪いことをした悪人。

ゴキブリをやっつけるため、昆虫化が施される。

よって、ゴキブリと昆虫の対決。

昆虫も、蝶をはじめさまざま。クモもいる。

一対一のバトルや、集団での襲撃など、色んな戦いが。

一応、面白そうな題材だが、テンポの問題と、なぜそうなるののギャップが物語を低迷させている。

CGよりも、仮面ライダー風バトルで、今の映画にしては、古臭く感じる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「マジカル・ガール」、大人のホラーサスペンスです。

2016-10-17 11:24:25 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆★

アイデア勝負のサスペンス映画好き ☆☆☆★

PG12 売春の話も スペイン映画

第62回サンセバスチャン国際映画祭作品賞と監督賞を受賞したしたドラマ。

監督はこれが長編映画デビュー作となる新鋭カルロス・ベルムト。日本アニメオタク。

日本アニメ大好き少女(アリシア)が出てきます。日本アニメの歌に合わせダンス。

彼女は白血病、父親はその娘の願いをかなえたい。そこから始まる、サスペンスホラー。

この映画のもう一人のヒロイン。バルバラ、夫は精神科医の変態夫婦。

バルバラ、なぜか階上からゲロを吐き、下を通っていたのがくだんのアリシアの父親。

父親とバルバラは、なぜかセックス。

父親が、バルバラを脅迫。

バルバラは、金のため売春。

つねに、謎めいて、ショッキングな展開に唖然。

下手をすると病みつきになる。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ゆれる心」、ラブストーリーです。

2016-10-16 17:07:41 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆★

ラブストーリー好き ☆☆☆

男女の愛をテーマに監督たちが作品を撮り上げる、「ラブストーリーズ」シリーズの一編。

R15+ 濡れ場たっぷり。

グラビアアイドルで、一時休業していたが活躍しだした瀬戸早妃。結構美人でファンも多い。

彼女主演がこの映画の目玉。

職場の先輩の結婚式の発起人を頼まれ、断り切れず、忙しい思いをする。

そんな中、会社が運営するうどん屋のマネージャーが病気で倒れピンチヒッターに。

ぶっきらぼうな店長に冷たくされるが、気分転換に海へ誘われ、帰り道雨に降られ、そこで結ばれる。

常道ラブストーリ。瀬戸早妃の好演もあって、見良い作品になっている。

監督は、一般映画・Vシネマ作品を手がける片岡修二。



 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ZIPPER ジッパー エリートが堕ちた罠」、大統領を目指す優秀検事がはまった罠!

2016-10-16 11:28:18 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

浮気経験ある男性 ☆☆☆★

大統領を目指す敏腕検事が、売春行為にはまっていく、サスペンスドラマ。

パトリック・ウィルソン主演。

この男優、まさに適役。どこか落ち着かない目、パソコンに飛びつき、エスコート嬢を探す。

そして、セックスシーン。

ボディを鍛えて、そなえる周到さ。

まさに、セックス願望男。

彼には、妻と子がいる。妻は同じ法律専門。

夫の出世のためには、自らの身をささげても悔いはない。

それにしても、政治家たるもの、身持ちはきれいにしなければ。

売春組織は、FBIの捜査対象。

じわじわと迫る捜査の範囲。

一方で、キャッシュ不足に慌てる主人公。

わかりやすい展開だが、いろいろ考えさせられる映画。

ただ、男性目線が強いので、女子には不向きかも。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「スロウ・ウエスト」、変則西部劇、だが、ツボにはまると面白い

2016-10-15 19:38:32 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆☆

西部劇好き ☆☆☆★ ただドンパチの西部劇ではありません。

一部劇場公開 WOWOWでも放映

サンダンス映画祭2015ワールドシネマ部門でグランプリ

19世紀後半。スコットランド貴族の青年ジェイ。姿を消した恋人ローズを追って渡米し、コロラドへとやって来る。

だが若き貴公子には、西部は厳しい。

賞金稼ぎの男サイラスに助けられ、用心棒に雇う。

そこから二人の、西部旅。美しい自然が映画の魅力。

ただ、この映画オーストラリア映画でもあり、本物の西部とは違う。西部まがいのオーストラリアだ。

それにしても、若い貴公子、せっかく、憧れのきみに会いに行ったのに皮肉な結末。

翻って、賞金稼ぎ男が漁夫の利を得るとは皮肉。

ラストは、ほかの賞金稼ぎも交じってドンパチのアクションです。

マイケルファスペンダーがサイラスに扮しています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ちはやぶる 下の句」、待ってました下の句

2016-10-15 09:28:39 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

青春映画好き ☆☆☆☆

待ってました下の句。

今回は、クイーンの活躍でますます面白く。

綾瀬の広瀬すずちゃんも大張り切りだが、ダウンが多くて、ちょっと気の毒。

そして、太一と新との三角関係。

新のおじいちゃんのセリフがいい。

そして、個人戦でも団体の強みが。

ラストへの盛り上がりもさすが。

だが、続編への期待を持たせたがために、やや盛り上がらない。

それも来年以降の公開だ。

青春真っ盛りの感じは、満点。

何しろ、滋賀県、近江神宮が舞台だけに余計身近に。

かるたがこんなにスポ根だったとは、いまさら。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ジェイソン・ボーン」マッドデイモン主演のアクション映画です。

2016-10-14 18:33:14 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

アクション映画好き ☆☆☆★

マッドデイモン主演の「ジェイソンボーン」は、3部作で完結したかに見えたが、今回9年ぶりに復帰した。

記憶を亡くした世界最強の暗殺者。

今回もまた、ボーンの正体がわかるというのぞみで、事件に巻き込まれ、CIAに追いかけまくる。

だが、雑踏の中での逃走劇など、彼を追いかけるほうは、並大抵ではない。

CIAのボスに、トミーリージョーンズ、その部下で、のちにボーンの味方となる「リリーのすべて」のアリシア・ビカンダーが今回参加して、物語を引き立てている。

カーチェイスをはじめとするアクションシーンは健在で、楽しめるが、ほかに同様な作品が出てきて、アイデア勝負はなかなかむつかしい。

特にこの映画の特徴である、ブレまくるカメラ。確かに臨場感はあるのだが、全編を覆うので、映画酔いしそう。

バンサンカッセル扮する戦闘員とのタイマンも安定した造りになっている。

いずれにせよ、逃げまくるボーンだけに、すかっと感がやや欠ける感じ。


また続編があるのだろうか。デイモンももうお歳だけど。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHK朝ドラ「べっぴんさん」始まる。

2016-10-14 09:15:16 | ドラマ

NHK朝ドラが、10月から変わった。

今回は、神戸にある子供服メーカー「ファミリア」の創業者坂野惇子さんがモデル。

今回は、子供時代は短く、すぐ結婚、出産とテンポは速い。

父はレナウンの創業者。

やはり朝ドラは、女性向け。

活躍する女性が主人公。

「べっぴんさん」は、関西弁。ドラマは、神戸から始まる。

もともと品物のことだったが、今では、美しい女性のこと。

ちなみに、ヒロインを演じるのは、芳根京子さん。なかなかのべっぴんさん。

さあ、どんなドラマが展開するのか?

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする