ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「孤高の遠吠え」、富士宮の本物不良の映画です。

2016-10-13 15:07:34 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆★

不良の映画ですから、ご注意を。

静岡県富士宮市で実際に起きた事件の数々をもとに映画化した青春バイオレンス。

監督は富士宮出身小林勇貴。土日を利用して、知り合いの不良をメインに撮り上げた。

全編、物語らしいものはないが、エピソードの積み重ねで、不良たちの行動を取り上げていく。

原付バイク購入の話から、不良たちとの付き合いが始まり、原付バイクの盗みなど、合法性はない。

町を走る原付などの危ないゲリラ撮影も、インディーズだから許されるのかも。

普通の家庭に押し込んだり、スーパーの中を走り回ったり、撮影自体もやりたい放題。

映像は、ブレまくりますが、臨場感たぷり。

喧嘩シーンは、本気度満点。

刺青は本物。

カナザワ映画祭など、各地でゲリラ公開。今回DVDレンタル開始。

 

 

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「あの頃エッフェル塔の下で」、外交官で人類学者のポールの甘い切ない恋!

2016-10-13 11:32:42 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆★

フランス風恋愛映画好き ☆☆☆

R15+ エッチシーン

入管でパスポート問題で指摘されたポール(マチュー・アマルリック)。過去に思いを致す。

少年期は、母との確執と母の自殺。

高校時代、ソ連へ行き、ユダヤ人少年にパスポートを上げる。

そして大学時代、彼女との甘い恋愛。遠距離恋愛は、手紙に書きつくしても届かない。

でも、一方で、それぞれが、別人と肉体関係を持つ。

タイトルは、フランス時代の彼女との思い出をさすが、ここは甘い雰囲気。

だが、全体には、哲学的要素も多く、ややだれる。

恋愛好きにも、全体の一部なので不満が残るかも。

ラストは、はかない恋の結末か?




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「ヒットマン エージェント47」、DNA操作で作られた完全なるヒットマン!

2016-10-12 19:10:29 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆★

アクション映画好き ☆☆☆

劇場未公開

何の感情も恐怖心も抱かず、与えられたミッションを完璧に遂行する暗殺者のエージェント47。

48時間以内にカティアという女性を見つけるという新しい任務を与えられるが、別組織も彼女を狙っていた。

あとは、彼女を巡ってのバトル合戦。

カティアも女刺客の能力に目覚め、父の救助に向かう。

元々人気ゲームの映画化だけに、やりたい放題のアクションシーン。

手錠につながれてもなんなく突破。

ヘリコプターを使ってのアクションなど、次々と展開。

まあ、ゲーム感覚で楽しめばそれもオーライ。

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「無伴奏」、小池真理子の自伝的小説の映画化!ミステリーっぽい。

2016-10-12 09:53:39 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

文学的恋愛映画好き ☆☆☆★

R15+ セックスシーンが多い

小池真理子原作。

学園闘争時代の仙台。

原作者も、監督も、同世代。当時仙台に生きる。

題名の「無伴奏」は、当時流行していたバロック喫茶(古典音楽喫茶)の名前。

主人公たちは、そこで出会い、恋に落ちる。

最初は、学園闘争の映画だが、それはあくまで時代背景。

本題は、男女4人の性的関係。従って、セックスシーンは豊富。

男二人が住んでいるのは、茶室。

そのなんとも和風な感じ。

成瀬璃子主演だが、中途半端な脱ぎっぷりで興ざめ。

アバンチュールな映画なのだが。

 

 

 

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「だれかの木琴」、美容師の追っかけを始めた人妻!

2016-10-11 18:39:35 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

文学的作品好き ☆☆☆★

井上荒野の小説を東陽一が監督。

常盤貴子、池松壮亮主演。

新しく家を引っ越した人妻・小夜子(常盤貴子)、初めての美容室、そこで親切にされた美容師海斗(池松壮亮)。

海斗から営業用メールが届くとすぐ返信。住所を聞き出し、イチゴをとどける。

美容師(理容師)には、身近で髪を切り、なんとなくエロい想像をしたくなる。

小夜子は、夫と娘と普通の生活をしており、なにも追っかけの必然性はないのだが、

だが、この映画の、夫と海斗には、どこか怪しげなところがあり。

一方、小夜子も、何不自由がない故のアバンチュール心が

この感覚はどこかヨーロッパ映画風。

揺れ動く、男と女のちょっとしたふれあいが、心の浮気を誘うのか。

その微妙なところを描き切れたとは思わないが、ちょっとオカルトチックな雰囲気で誘導する。

たとえば、電車に乗って小夜子が妄想するシーンなど。

常盤貴子の雰囲気がよくあっている。




 

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「ゴッド・スピード・ユー! 」、イタリア公道での危険カーレースに挑む兄妹!

2016-10-10 16:54:05 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆★

イタリア映画

劇場、未公開

レーサー一家に生まれ、十七歳でGTレースに参戦する少女ジュリア。だが、監督だった父がレース中に不慮の死。さらに借金が追い打ちをかけ、ピンチ。

そんなとき、元レーサーの兄が現れる。

そして二人で、多額の金を賭けた危険な公道レースに挑む。

かなり本格的なレースシーンだが、どこか地味目。

主演の二人にいまいち色がなく、残念な映画だ。

レース好きには、いいかも。

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「母よ、」、女映画監督、母の見取りと仕事のはざまで!

2016-10-10 13:14:28 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆

母子問題を考える人 ☆☆☆★

イタリア・フランス合作

カンヌでエキュメニカル審査員賞を受賞。

「息子の部屋」のナンニ・モレッティ監督作品。

自叙伝的映画だが、女性が主役・マルゲリータ。

社会派の映画の監督をしながら、母の最期をみとる。

映画の主役とのもめごとで、。イライラする。

恋人と別れ、前夫との娘に悩ませられる。

年老いた母は、余命わずか、兄が面倒を見てくれている。

さりげなく、淡々と、映画監督の仕事と、母の看病、その間の気持ちのゆらぎなどを丁寧に描いていく。

深い映画だが、表面的に見ると、回りくどく見える。

母親との何気ない会話が後を引く。

マルゲリータ・ブイの公演が光る。

 

 

イタリア映画の新風を見る。


 

 

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「黒崎くんの言いなりになんてならない」、二人の男に追いかけられるぶすめ女!

2016-10-09 17:31:51 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

どM少女 ☆☆☆★

原作 「別冊フレンド」連載の少女コミック。

主人公由宇は、親が上海に転勤で、寮暮らしに。

黒崎くんは、どS男子で、ちょっと地味目の由宇に絶対服従を誓わせ、次々と難題を吹っ掛けます。

一方、黒崎くんの幼友達の白河君もちょっかいをかけてきます。

地味目女にとっては、二人の男から好かれるのですから、モテモテの感じですが。

黒崎くんには、彼に横恋慕の女性がいるし、白河君は、黒崎くんと勝負しては負けています。

ちょっとありえない展開ですが、黒崎くんのSぶりがはまっていて、ちょっとエロっぽくもあり、年頃の女性にはたまらないかもしれません。

ラストは、題名通り、逆転のラブストーリーです。

黒崎くんを「Sexy Zone」の中島健人、由宇を「近キョリ恋愛」の小松菜奈、白河くんを「アオハライド」の千葉雄大が演じ、役柄にはまっています。


 

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「ミラクル・ニール!」、何でもできる力を得たニールの大活躍!

2016-10-09 09:20:30 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆☆★

イギリスのコメディ集団「モンティ・パイソン」のテリー・ジョーンズ監督作品。

1972年打ち上げられた木星探査機パイオニア10、やっと宇宙人のもとに届いたという設定。

その宇宙人、試しになんでもできる手を一人の男にさずける。

授けられたニール(サイモンベック)、くだらないことにしか使わない。

いや、例えば大統領になると、賊に襲われるは、大量の書類を渡されるはで大変、

死人を生き返らせると、ゾンビがぞろぞろとろくなことはない。

そこで身近に、愛犬に、しゃべる能力を授ける。

これがこの映画の味噌で、愛犬とニールの掛け合いで爆笑の連続。

そして、同じアパートに住む女性に恋心を抱き猛アタック。

だが、彼女を狙う恋敵がいて、てんやわんや。

折角の能力も台無しで、自殺を試みるまで。

で、これを、宇宙人はずっと観察していて、ニールを抹殺しようという雰囲気に。

まあ、おバカ丸出しで、笑いが止まらない。

 


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「エル・クラン」、アルゼンチンで実際に起こった誘拐事件。

2016-10-08 18:17:53 | 映画

おすすめ度 ☆☆☆

南米映画好き ☆☆☆★

アルゼンチン映画  PG12

第72回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞

1983年アルゼンチン。軍事独裁政権崩壊。

そのあおりで、失業したブッチオ。軍事政権下で培った権力を利用して、身代金誘拐事件を起こす。

何食わぬ顔で、一家の一室に誘拐した男を監禁。身代金をせしめるや殺してしまう、すごい犯行。

ブッチョ家は、妻と息子3人、娘2人の家族。家族総がかりでの犯行だ。

息子たちも、犯行に加えられ、犯行後は、何食わぬ顔で登校。

当時の政治的環境を理解していれば、もっとわかりやすいだろうが、その点我々には背景が謎。

それにしても、このおぞましい犯行を淡々と描く演出は、褒めていいのか?

音楽がまたポップ。軽やかな気分にさせられるのだが。

で、結局、最後は、失敗して破たんするのだが、

そのあと、テロップで流れるラストには唖然。

それにしても、父親の目が怖い。

 

 

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