西洗公園の南側は園路以外は芝生が植えられ、芝生公園としての特長を持っています。近年、高齢化を理由に、自治会員を動員した公園清掃で、落ち葉掃除をやり、雑草抜きをやってこなかったので、芝生に大量の雑草が混じる、雑草に芝生が負けるという荒れがひどくなりました。
刈払機による雑草刈りは毎年やってきましたが、芝生を助ける効果はありませんでした。
そこで西洗公園愛護会は、今年度、方針を大幅に変え、雑草抜きを重視しています。半年たちましたが、効果は抜群で西洗公園は見違えるように美しくなりました。公園の縁辺部(道路沿い)はほぼ雑草なしを実現しました。道行く人が、気持ちがいいと言ってくれます。
園内に広がる芝生広場の雑草抜きを精力的に続けています。ここではクローバーも雑草として抜いています。
町の高齢化を気にしすぎると雑草抜きができません。第二世代の若い人が増えつつあることに望みをかけ、雑草抜きに方針を変えたことは成功でした。
横浜育ちは、「強い雑草」を根っこごと抜くという作業を経験していません。抜いてくれと言っても抜くのではなく、刈る人が多いです。小鎌や普通の薄鎌では切っ先が根元に突き刺さりません。はねかえってきます。少なくとも中厚鎌が必要です。
「強い雑草」を抜く技法は時間をかけて若い人に学んでもらいたいと思っています。
一度、「強い雑草」がなくなれば、「弱い雑草」は手で抜けます。小鎌や普通の薄鎌で簡単に抜けます。こんな日が来ることを夢見ながら西洗公園愛護会事務局は毎日公園で園丁の仕事を行います。応援、支援、ご理解をよろしくお願い申し上げます。
幼児を連れた母親などから芝生がきれいと感謝されると天にのぼった心地がします。雑草抜きに夢中になります。疲れるどころか、楽しくなります。
やがて西洗公園は港南土木事務所による改修が始まるそうです。その前に西洗公園愛護会事務局は今後50年に役立つ西洗公園維持管理マニュアルを作成したいと思います。私の人生最後の町の仕事とします。改修開始をみて死にたいものだと祈っています。