パーゴラとは、ベンチなどの休養施設の上部に設置される修景施設のことで、日陰棚(ひかげだな)などとも呼ばれるそうです。古くはラテン語でぶどう棚を意味します。公園施設としてはフジなどつる性植物を植えた日陰機能を有するものに限りません。
西洗公園のパーゴラは日陰機能はありません。修景にいいと思ってつくった構造物でしょう。目的、効果がはっきりしない施設です。その下のベンチにすわると、ちょっと気が落ち着くかもしれませんが、芝生広場東を狭苦しくしただけではないかと思います。
西洗公園開園時には芝生広場東は、滑り台もパーゴラもありませんでした。広々した芝生広場で気持ちがよかったし、使い勝手がよかった記憶があります。
20年ぐらいたって、芝生広場西にあった鉄製の滑り台が老朽化したので、現在の大型のプラスチック製滑り台が、なにもなかった芝生広場東の中央に設置されました。その時、現在の太いコンクリート柱の大きなパーゴラが滑り台の西側に併設されました。
西洗公園のパーゴラは、雨を防ぐ効果も日陰をつくる効果もありません。したがって、今年4月から、公園利用者に西洗公園のいい点を聞いてきましたが、滑り台を素晴らしいと言った人は多かったが、パーゴラがいいと言った人は皆無でした。構造物のパーゴラだけでは修景効果は小さいようです。
パーゴラ等の新設については、当然のことながら当時の西洗自治会に連絡が来たと思うが、町で議論になった記憶はありません。西洗公園は港南土木事務所マターと割り切っていたのでしょう、自治会は役員会でも議論はしなかったのではないでしょうか。
なお、当時、夏祭りは実行されていたのか、どこを主会場にしていたのか記憶がはっきりしません。南側の芝生広場東を主会場にしていたら、パーゴラ等の新設は自治会で問題になったでしょう。