今月初めにMAKIKYUが寝台特急「あけぼの」号に乗車した際は、「青森・函館フリーきっぷ」を利用したのですが、この乗車券で「あけぼの」号を利用する際には、B寝台であれば一般的な開放室以外に、1人用個室「ソロ」も利用可能となっています。
(A寝台利用時は運賃のみ有効で、特急料金と寝台料金が別途必要になります)
その事もあってMAKIKYUは1人用個室「ソロ」を利用しましたので、その様子に関して取り上げたいと思います。
「ソロ」は10年程前に新造された寝台電車・285系(サンライズ出雲・瀬戸号に使用されている車両です)にも連結されているものの、殆どは既存のB寝台車を改造して個室寝台車とした車両で、俗に「ブルートレイン」と呼ばれる車両では、「ソロ」として新造された車両は存在していないのが大きな特徴です。
「ソロ」への改造も、改造時期や改造工場によって仕様が大きく異なり、車両定員や個室内空間の広さなどに大きな差異がありますので、列車によって異なると言っても過言ではない程に様々なバリエーションが存在しています。
そのため列車によって当り外れが激しく、2社の車両を混結した最近の北斗星号の様に2社寄せ集め編成となった列車では、同じ列車内でも仕様の異なる「ソロ」が混在する有様ですので、「ソロ」各車に共通する特徴と言えば、1人用のB寝台個室である事(これも寝台電車285系では、「ソロ」より設備・料金共にワンランク上の「シングル」が存在する程ですが…)のみと言っても過言ではない程です。
その中でも「あけぼの」号の「ソロ」は、開放室B寝台の様に片端に通路を寄せ、枕木方向に寝台を配したタイプではなく、座席車の如く車両中央に通路を配しているのが特徴で、レール方向に上下2段の個室が並んだ配置となっており、通路部分には窓が設けられていない事もあって、やや閉塞感を感じるものです。
また上下2段の寝台個室も、28室もの個室が設けられ、これは「ソロ」の中では極めて定員が多い部類に入るだけに、上下共に個室当りの占有空間は小さく、MAKIKYUが利用した下段個室内では、立ち上がれる空間が全く存在しない程で、設備的にはカプセルホテルとほぼ同レベルと言った所です。
そのため一夜を過ごすだけならば、「定員が多い=指定が取りやすい」というメリットもあり、「あけぼの」号の主たる利用者層が首都圏~秋田県内間で、この場合は昼間過ごす時間が少ない事も考えるとこの仕様にも一理有るのですが、終点の青森まで「あけぼの」号を乗り通したMAKIKYUは、個室内の余りの狭さ故に朝になってから隣の開放室B寝台車(下りの秋田以北は立席特急券利用者向けに、座席扱いとして開放)へ移った程です。
寝台料金はこの設備で6300円、ビジネスホテル1泊分に相当する金額を要しますので、普通に乗車券と寝台特急券を購入して利用となると、料金の割には…と感じる所で、それなら寝台料金不要の「ゴロンとシート」利用が妥当な所(こちらは安さ故に人気が高く、満席となる事も多い様です)です。
ただ「ソロ」を含むB寝台が利用可能なフリーきっぷが幾つも設定されている事とや、主たる利用区間などを考えると、設備的には妥当な所なのでは…と感じると共に、B寝台利用で開放室と個室の選択肢がある事も有難いと感じたものです。
写真はMAKIKYUが利用したソロ下段個室と、中央に配された通路の様子です。
「あけぼの」号に関しては、B寝台開放室やA寝台個室の様子なども、後日別記事で取り上げたいと思います。