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済州島・西帰浦市を走る市内バス~運行地域は限られるものの…

2015-02-28 | バス[大韓民国]

先日「MAKIKYUのページ」では、韓国済州島・済州(Jeju)市を走る市内バスに関して取り上げましたが、済州島では済州市だけでなく、西帰浦(Seogwipo)市内でも市内バスが走っています。

西帰浦市内を走る市内バスは、旧市街や中文(Jungmun)地区、両者間を結ぶ路線などが存在しているものの、これらから離れた地区では専ら市外バスが地域の足を担っています。

旧市街~中文地区間の移動では、両者は速達便と緩行便の様な棲み分けがされており、市内バスを利用するのは大抵地元客、市外バス運行区間でわざわざ市内バスを利用する外国人観光客は少ないと思います。


ただ物好きのMAKIKYUは両者の乗り比べも兼ねて、昨年6月に済州島を訪問し中文地区→旧市街へ移動する際に、敢えて西帰浦市内バスに乗車したものでした。

西帰浦は地方都市と言う事もあり、車体長がやや短い大型ショート車が主流を占めており、MAKIKYUが西帰浦市内で乗車した市内バスは、全て大型ショート車でした。


その中でも中文地区→旧市街へ移動する際に乗車した市内バスは、市内バスにしては少々豪華な座席が装備されているのも特徴と感じたものでした。


済州島の路線バスは、市外バスや済州市内バスも含め、LCDモニターによる次停留所名案内装置が取り付けられていたのも有難いと感じたものでしたが、済州名物のオレンジを基調としたデザインも、土地柄が現れていて好感が持てると感じたものでした。


運賃箱も韓国の市内バスでよく見かけるただの箱ではなく新型運賃箱が装備され、済州島内を走る市外バスや済州市内バスと同様にT-moneyなどの全国交通カードにも対応、離島の地方都市ながらも侮れないと感じたものでした。
(済州島内の市外バスと済州市内バスの運賃箱は、ただの箱でした)


西帰浦市内バスは、この路線以外に旧市街でも乗車機会があり、こちらも大宇製の大型ショート車に当たったものでした。

年式こそ新旧が混在しているものの、西帰浦市内ではこの車種が最もよく見かける存在と言っても過言ではありません。


ただ中には韓国では比較的少数派の大宇製大型ワンステップ車(それでもバス大国の韓国だけあり、全国各地を探せば結構な数が走っています)の姿も見かけたもので、この車両は少々際立つ存在と感じたものでした。

 
現代製の市内バス車両も、乗車機会こそなかったものの、旧市外中心部では姿を散見し、済州市と同様に装いも色々…という状況でした。


また西帰浦市内では、幾つかの観光スポットを巡り、市内中心部ではオルレ市場と言う市場内も散策したものでした。

 
ここでは1時間程度適当にぶらりと市場内を散策しておやつなどを買い食い、地元民が仕込んでいたキムチのおすそ分けも頂く状況でした。

韓国へ足を運ぶと市内バス乗車と共に、現地人にとってはありふれた日常と感じる事も面白く、観光名所巡りだけでなく土地の日常を体感するのも一興と感じたものでした。