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西武トレインフェスティバル2016 in 横瀬に出陣~展示車両編

2016-11-07 | 鉄道[首都圏・私鉄等]

一昨日は秩父近くの埼玉県横瀬町で「西武トレインフェスティバル2016 in 横瀬」が開催され、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中でも、実際に現地へ足を運ばれた事がある方も居られるかと思います。

このイベントは毎年秋に横瀬で開催、近年では6月の武蔵丘車両検修場公開イベントと並ぶ西武鉄道の定番イベントになっており、MAKIKYUは以前武蔵丘工場の公開イベントに出陣した事はありましたが、横瀬のイベント出陣は今回が初、それどころか会場最寄駅の横瀬駅利用自体も初めてでした。

西武のイベントでは、武蔵丘車両検修場は車両展示・撮影に関してはイマイチという印象があるものの、横瀬のイベントは過去の西武線を代表する車両などが相当数展示・公開され、ここまで保存車両を多数保有しているのであれば、博物館を常設しても…と感じる程でした。

 
展示公開された旅客車両に関しては、どれも西武線か譲渡先私鉄で以前乗車した事があるお馴染みの車両ばかり、そして公開車両の向きも光線状態を考慮して展示されているのはありがたいと感じたものでした。


現役を退いた車両の中でも、比較的近年まで活躍していた3000系電車は、一部車両が系列の近江鉄道にも譲渡され、彦根駅構内に留置されている姿も見た事がありますが、横瀬に展示された車両は黄色基調の標準塗装ではなく銀河鉄道999特別塗装車、そして両先頭車に加えて中間車1両も含めた3両もの展示となっているのは異色と感じたものです。

展示公開された旅客車両の中では最古参の351系も、MAKIKYUは随分昔に親戚が萩山駅近くに居住していた事もあってか、多摩湖線で活躍していた末期に乗車した記憶があります。


ただ
351系の展示車両は晩年の赤とベージュの装いではなく、20世紀末まで新潟県内を走っていた蒲原鉄道の電車を連想させる山吹色とこげ茶色の装いで、MAKIKYUは同行していた知人と共に末期の装いの方が…と話していましたが、どちらの方が良いかは見解が分かれる所だと思います。

  
西武鉄道は大手私鉄の中では比較的近年まで貨物輸送を実施していた事もあり、以前は旅客車両だけでなく多数の電気機関車も活躍、これらの一部も展示公開されており、これだけの数の機関車を展示公開できる大手私鉄は、他に類を見ないと感じたものでした。


また近年惜しまれつつも退役し、今回のイベントにおける展示公開対象となった3000系に代わり、最近になって一般車両の中堅核的存在ともいえる20000系一編成を新たに銀河鉄道999塗装で登場させ、昨日はイベント会場最寄駅の横瀬までの臨時列車(池袋発着の快速急行)として運行しています。

 
イベント開催時間中はこの編成を撮影用に展示する事で、同車のお披露目会にもなっており、こちらも注目と感じたものでしたが、これ以外にも西武では最近新形式・
40000系がメーカーから納入されたものの、こちらは実車展示はなくパネル展示案内のみだったのは少々残念と感じたものでした。

この他イベント会場内では、周辺に飲食店などが少ない土地柄にも配慮してか、多数の飲食ブースなどが出店、そして西武線のグッズ販売などもありましたが、グッズ類などはこの手のイベントにしては少なめで、西武では6月に別途武蔵丘車両検修場で趣向の異なるイベントを開催している事も影響しているのでは…とも感じたものでした。

他にも一昨日は会場最寄駅(横瀬)への往復の道中で、日頃西武線を利用する機会が少ないMAKIKYUが初めて遭遇した車両も幾つか撮影する機会がありましたが、こちらに関しても近日中に別記事で追って取り上げたいと思います。