記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

上野公園

2009年01月03日 15時50分48秒 | Weblog
待ちに待ったレオナールフジタ展
さすがにお正月三日目だから混んではいないだろう。予想どおり比較的空いていた。
美術館は自分のペースで見たい。だから混んでる時を極力避けて出掛ける。二年ほど前、藤田嗣治展を京都で見たがかなり混んでいた。彼の作品の独特な空気感が魅力だ。繊細過ぎる線。女性の裸体では筋肉が詳細に表れているものは、一見、ボディービル選手のカラダに見えてしまう。ムキムキの女性はちょっと怖い。
今回の作品で1番スキなのは「イヴ」という作品。素描がいくつかあり、完成作品へと順序だてて展示されているが、ほんとの事を言えば、素描の時の作品の目が好きだ。遠くを見つめる力強い眼差し。完成作品ではやさしい目に変わっていた。

フジタの家の備品も展示されていた。3年前友人と3人で電車に乗り、バスに延々と乗り、見知らぬ土地を歩き続けやっとの事でたどり着いたあの家。
とてもかわいらしいおうちだった。手作りの世界だ。陶器、タイル、洋服、雑貨類、衝立、などなど自分でデザインした作品ばかりだ。メルヘンの世界に迷いこんだ気分。
そして最終章ではフジタが制作した教会の再現室。実際のランスの教会にはにフジタが眠っている。
ランスにあるシャペル・ノートル=ダム・ド・ラペはとてもこじんまりしたちいさな教会だ。内壁に描かれたフレスコ画、柔らかな日差しに映し出されるステンドグラス。神聖な気持ちになる。
あのときの感動が甦える。教会内は撮影禁止だったので記憶が曖昧になってしまったのだ。
ああ、またフランスに行きたい。
実物をこの目で見たい。
ショップではイヴのポストカードと立派なハードカバーの図録をお買い上げ

家に帰ってからのお楽しみが増えた。






fine ART photographer Masumi
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初詣

2009年01月03日 15時35分54秒 | Weblog
飯田橋にある東京大神宮。約80メートル先に入口は見えるのに、道路を埋める横8列の列に並んでいる。以前はこんなんじゃなかったのに。ここは比較的こじんまりタイプで駅から普通に歩いて10分弱で着くのが魅力。だが今年は境内に入るのに1時間かかった。片田舎のひっそりと佇む神社をのぞけばどこもかしこもこうなのかもしれない。
東京大神宮は母が結婚式を挙げた場所だ。友人がここで式を挙げた時、話が上がり知らされた。古いアルバムの中にモノクロの母の写真があったっけ。角隠しをした母と見知らぬ顔が両隣に写っていた。あれはここだったんだ。
私の知らない過去の時間と今が重なる。そんな不思議な繋がりを大切にする私は女の大厄の厄除けもここでお世話になった。(予約するとなにやら沢山お土産を頂きます。飛び込みだと用意されません)

私の番が来た。ニ礼ニ拍手一礼。
今年の目標をしっかりお願いした。「~が叶いますように」ではなく、「~をしている」という現在形で言うょうにしている。これ、ポイントです。
おみくじは中吉。ゆっくり読みたいので即バッグにしまう。出口近くに御神酒とおしるこ、干支まんじゅうが振る舞われる。以前は赤福だった。手も爪先もかじかんで感覚が無くなっていたので真っ先におしるこを頂いた。あったかーい。さすがにお餅は入っていないが時たま転がり込むアズキの食感がウレシイ。せっかくなのでお酒とおまんじゅうもいただきました。でもやっぱりおしるこが1番。2杯いただいちゃいました。ご馳走様。







fine ART photographer Masumi
コメント (2)
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