まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

母の言葉

2008-05-30 16:12:55 | モブログ

「母さんとこ、行ってこようかな。」と、父が言うので、今朝は母の施設訪問はお任せ。

父が行く時には、爪切りと爪磨きを頼むことにしている。勿論、施設の職員の方がしてくれるのだが、思いのほか伸びるのが早いのでね。
私は、大雑把だからすぐに深爪させて血をにじませてしまうが、年をとっても父は慎重なたちなので安心していられる。それと、爪磨きは何といっても父の趣味だから・・・
介護士さんは「こじこじと、愛を注いでいますよ。」なんて言うけれど、正解は趣味だからです。間違いありません。

「母さん、寝とったが。」帰って来てからの父の第一声。
「ちょっと開けたけど、またすぐ寝た。」と言うから、
「無理に起こしたんじゃないの?」とからかう。
寝たきりの母にも、1日のリズムはきちんとあるように見受ける。

ちょうど母が目を覚ましている時に、部屋に入って、
「おはよう」と声をかけると、口をもぐもぐ動かす。時に声になる時もある。勿論なにを言っているかは分からないけれど。
「元気だった?」と聞くと、もぐもぐやるか、瞬きをする。

他にはどんな言葉をかけても反応しない。じっと見ているか、あちらこちら首をめぐらすだけ。か、知らん顔。

帰る時に、
「そんなら帰るからね、明日もまたくるからね。元気でおってね。」と声をかけると、
また口を動かす、瞬きをする・・・

どうやら、今のところ、定番のこの3つの会話にだけは母なりの言葉で答えてくれる。
部屋を出ながら、私は、ああ今日は返事してくれたわ、と少しホッとし嬉しくなり少し切なくなる。この感情は、いつまでたっても慣れることがない。


横浜友からメールが。「NHK見てる?この人にときめき。」
気がついたのがお昼前だから。
返信「見た見た!息もつかずに見た!昨日のブログ、読んでくださいませ」

それにしても50分間マルまるの番組、贅沢。できたらなあ、映画と芝居の話だけに限って欲しかったわ。SMAP話はいつでも聞けるもの。
楽屋入口の暖簾に、堤真一の白抜き名前が見えた気がしたけれど、気のせい?

コメント
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