円覚寺に寄って行こうと決めて。
今日はいちばん奥の黄梅院だけにしようと決めて。
不心得ながら山門もくぐらず仏殿で手も合わせず、横の道を黄梅院目指してひたすら歩いて
いくことにした。
が、ふと目がいつもと違う様子をとらえる。極細目でも見つける目は早い。
10月桜が目に留まり、あれ?こちらは開いていたっけと。
『松嶺院』開門期間があったんだ、いい時期に来たわ。 門前にお賽銭箱100円ですって。
松嶺院(しょうれいいん)は、第百五十世叔悦禅懌(しゅくえつぜんえき)の塔所とある。
順路に沿って高台の墓所まで上がる。小道には山野草が。
奥に十月桜 左の道をとる
本堂
じゅずさんご
老爺柿
丸葉藤袴
しらたまもくれん
紫苑が墓所への道を誘って
山門をのぞむ
十月桜
お庭
出かける前はちょっとぐずぐずした気持ちがあったけれど、立ち寄ってよかったなと。
ふつふつした気持ちがひっそりとした花を見ているうちにしずまっていった。
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