なあーーーんもない!
佐渡だけではないかと思うくらいの快晴なのに、
天空は雲ひとつない真っ青な空なのに、
肌にひとつも湿り気のない心地よい風が吹いているというのに、
なーーーんもないのよ。したいことが。
大佐渡も小佐渡もくっきりとした山並を見せ、緑も濃く、初夏の気配濃厚なのに、
ほんとになんもない!
追いかけるものがなんもない!好奇心を呼び覚ますものがなんもない・・・
あれほど追いかけていた山野草もあっちに消え。
いろいろ楽しんでいたクサナギ関係も終わり。あああああ。
♪おいかけえ~て おいかけえ~て すがりつきたい~の
そうなの、すがりつきたいのよ。そういうものに。
いくら私が達観している人(違うか!)といえ、日常の何気ない出来事に喜びを覚え感謝する日々、という気持ちにはやっぱりなれない。凡人だな、としみじみ思うわ。
そういうわけなので、これからふて寝をする!(勝手にすれば、という声が聞こえなくもないけれど)
真っ青な空を眺めながら、グレル境地に突入する!グレル!いいんだ!!
できたけれど気に入らん!表示の写真をもっと小さくしたいのに・・・
いろいろの大きさで試すけれど、小さくならない!くやしーーーい!
昨夜、ラジオ深夜便をつらつら読んでいたら、ばっちり教えていただきました。
あまりにタイムリーなので、驚いてしまって・・
くらしの中のことば 「おそば屋さんのメニュー」で、
現在のようにそば生地を細く切って食べるようになったのは江戸時代のこと、
しかも当時は、ゆでてお皿に盛ったそばに直接そばつゆをかけて食べていたとのこと。お皿に盛るので「もりそば」というわけ。
そうか、正しいわけだったのか、皿かドンブリかの違いだけだ。びっくりして内心なんだろうこれ?って思っていた私がもの知らずだったのね。
それから。水切れのいいざるにそばを盛るようになったから「ざるそば」と呼ばれるようになったそうで。
もともとは容器の違いから生まれた「もり」「ざる」の呼び方。もうこれからはゆめゆめ海苔のあるなしなんて言わないようにします。
イラストに「誰だい、そんな寝ぼけたこと言うやつは」って描いてありましたから、これ以上寝ぼけているって言われたら大変ですもの。
昨日、大枚片道430円を払ってバスで中央図書館に行って来た。
帰って~お昼は食べよと思って出たのだが、なんかお腹がすいたので食堂に入った。
トベラ
佐渡は何気におそばがおいしいからな、と天ぷらそばを注文。
カウンターでしばらくテレビを見ながら待っていたが、はたと気が付いて、
「天ぷらそばは温かいですよね、つめたいの、あります?」と、カウンター向こうのお兄さんに聞いた。
「じゃあ、冷たいので・・」気軽なお返事。気軽だけれど・・・顔つきは微妙。
「どうぞ。」と運ばれてきたお盆を見ると、あんれま、びっくり!
どんぶりに冷たい汁、その中にそば、上に天ぷら。おまけに横の小皿に稲荷寿司が二つも載っているでないの。
ああ、こんな天ぷらそばがあるんだぁ。そうか、これが冷たい天ぷらそばか。
有りか、そうか、天ぷらそばねえ、間違いない!
おそばをすすりながら、胸の中で何度も言い聞かせたわ。
そば好きとしてはおいしかったからいいの、黒い歯ごたえのあるしっかりしたそばで
よし!と掛け声かけるそばだったからいいの。
冷たい汁の中に浮かんでいてもいいの。
ただ、私の中では勝手に天ざるそばを思い浮かべていただけだからさ・・・
燃料高のため2日間の休漁、というニュースが昨夜7時のNHKニュースで流れて・・・
おっ、実家前の景色がテレビ画面に映っているわ、とミーハー気分のそばから、
ついにこんな事態になってしまったか、とため息が出てくる。
店に並ぶイカが例年に比べて圧倒的に少ない、値段がやけに高い、と思っていた矢先のこと。最盛期はまだなのかなと思っていたら、そういうことでもないようだ。
6月から7月にかけてのスルメイカは、大きくはないが柔らかくて刺身にすると抜群にうまい。甘みがありいくらでもするするとお腹に入る。一人前2匹なんてあっという間で。
佐渡の人にとってスルメイカには特別な思い入れがある気がする。
登山の時のお弁当にまで焼きイカのおかずを入れて来る。それがおすそわけで皆の間を回る。島外で同級会が開かれると、誰かが焼きイカをおつまみに持参する。
旅に出た息子娘、親戚には、せっせと自家干ししたスルメイカの一夜干しを送る。
それが・・・
こんな休漁なんてことになろうとは。とっくに出漁する時間になっても船は怒り(錨)を下ろしたまま。(右の船は網漁だから違う)
戦争から帰った父は、食べるためにいろいろな仕事をしたが、最終的には漁師になった。夏はイカ、冬はマスを獲る。
夕方、沖に出て、朝方帰ってくる。今のように魚群探知機がないから経験と勘で、イカを求めた。船も設備もずい分原始的だった。
それでも、何回も船が沈むのではないかと思うくらい大漁だったことがあるとよく自慢していた。父の船だけではない。仲間の船だってそんないい思いをしていた。
北海道や八戸からもたくさんの船がイカ釣りに来ていた。
そんなことが、わずか4,50年前まではあったのだ。
波穏やかな昨夜の両津湾沖はいつもの漁火はなく、怖いくらいの真っ暗な海そのものだった。
薬の副作用なるものを初めて経験しました。
「おめえ、止めえばいいねか。口の中くらい乾いてもいいだろがさ、どうってことねえねか。痛いったってたいしたことねんだろ、止めえっちゃ。」
相談した薬局ご主人のありがたいお言葉。ん、まあそういえばそうだけれど・・・
13日佐渡に帰る日、処方していただいた薬を船に乗る前に飲んだ。
さてってなわけで、船内で週刊誌ををしっかり読んでいたけれど、もうそろそろやめようかと目を閉じて眠る体勢に入ってしばらくしたら、身に覚えがある感覚がやってきたわけよ。
本を読んでも大丈夫なくらいで、船は揺れてないのに変だわ、
生あくび、冷や汗、顔が青ざめて目がひっくり返るの3点セットが揃わないのに、いきなり吐き気だけとは、変だわ。
この唾液がたまる感じは、薬の効き目かな。それにしても気持ち悪い・・・
もうそろそろ両津湾に入るころだから我慢できるな、と思ったけれど、そうなってはいけないとエチケット袋とったときは、突如、という感じでそいつが襲いかかって、マーライオン状態になったわけで。
翌朝、お隣さんに挨拶に行ったら、
「あんた、昨日帰ってきたの?風がやぼだったから揺れたでしょ。」と言われて、やっぱりあれは船酔いだったのか、と納得したけれど。
朝食後に3種類の薬を飲んだら、1時間もしないうちに再び猛烈な吐き気が襲ってきたわ。地震と一緒に目が回るかと思うくらいのやつが。こりゃあダメだ。
ってなわけで、薬局に行って相談したという次第でして。
ネットは便利ねえ。薬を検索したら、何と3種類とも副作用に吐き気とあるでないの。
吐き気×3か・・・これはどうしたって吐くね。
律儀な私としては、ドクターに無断で服用中止は本意ではないけれど、佐渡と横浜ではいかんともしがたい。薬止めました。
もう大丈夫、おかげさまで吐き気も何もありません。大した経験でした。
以後、問診票には「薬の副作用あり」をしっかり書かせていただきます。
昨日今日と本当にいいお天気。この季節には珍しいくらい。
空はどこまでも青く、からっとした気持ちよさ。
今日は、我らが町夷のお祭りです。お赤飯を炊いて煮物を作って、折詰めにようかん寒天をつめて親戚とかに配るらしい・・・です。様のない私はしませんけれど。そういう人には、ちゃんとお赤飯をくださる人がいる、はい、お隣さんとマサチャンママ。
ありがたく頂いて、仏様に供えるわけです。
で、お神輿とそのほかの皆々様が家々を回ります。そしてお神楽を舞うのです。
こんな提灯も電柱に括りつけられていました。
ちなみに、44年前の夷祭りは、新潟大地震の日でした。
1時過ぎころなので、家の者たちは一杯やっていた最中だったそうで。実家も津波の被害に遭いました。地面から1メートルくらい波をかぶって、畳も家具も何もかも駄目になりました・・・
このたびの地震で被害を受けた方たちの1日も早い復興を願うばかりです。
昨日、横浜から送った荷物が届きました。途中お遊びするから、ほんのちょっとの荷物なのだけれど邪魔くさいから、800円も出すのかとしぶしぶね。
で、届いたのですよ。
一回それを床に置いてひょいと持ち上げると、あれま、なんだ?という物体が横たわっているでないの。なんでしょう?
そう!あたり!それですよ、それ。
ゴキちゃんのミイラ化したやつが、のびのびとひっくり返っているでないの。片足が取れた、片羽が取れた哀れなゴキちゃんが・・・
私は平気だからさ。キャーだのイヤーだの叫ばなくても普通に眺められるからさ、しっかり素手で持ち上げ即ゴミ袋へ投げ捨てたけれど、どっから来たのかだけが不思議で・・
謎解きに励んだわ。
実家にはいなかった。確信持って言う、だって父が掃除機かけ、私が拭いた場所に置いたんだから。
横浜の我が家で荷物作った時も、そんなのものくっついていなかった、と思う。
ぼくも行きたいってしがみつかれても、私に乱暴に取り扱われて転げ落ちていたはずだ!
郵便局か?あの収集袋でか?うーーん、アヤシイ。が確信はない。
輸送トラックか、はたまた佐渡の郵便局トラックか?あやしい。
ああ、謎は深まる、深まるけれどいずれも確信はない。
それにしても、すぐにぽろっと落ちるようなミイラゴキちゃんが何故に実家まで運ばれてくるのだ、変だ。不思議だ、こんなものに好かれてどうする。
いいや、謎解きも面倒になって2分で終了!運ばれてきた事実は変えようもない!
何しろ5日間しか横浜にいられないので、ついそういうことをしてしまって・・・
失礼かつ無礼千万で、まことに申しわけりませんでした。関係諸氏に謝ります。
数カ月も前から微妙に痛んでいた関節痛がほかの指にまで広がってきたので、もう限界だと思ってかかりつけの病院に行きました。箱根から帰った火曜日に。
あちらの心配事、こちらの気になること、全て質問用紙にかき、臨時のドクターにも訴えました。「、そちら方面の血液検査をしますね。」というお言葉に、「あのう、この際基礎健診の検査も全部やってください。」とお願いし、看護師さんには、山もり採血していいですから、と太っ腹なところを見せ。診察は終了。
で、「来週、結果を聞きにおいで下さい。」だって!そりゃあ困る、もう佐渡に帰っているんだから。絶対に困る。
「かくかくしかじかなわけで、来られないんですが・・・」と切羽詰まって訴えました。
しばらくの間をおいて、「それでは金曜日、項目が多いから検査が出てないのもありますけれど、来てください。」とのありがたいお言葉。
金曜日1番乗りをしようと思って開門前に行ったら、もう4人の方が並んでいるではないの。10時のバスに乗らなければ、本日遊べない。病院検査を聞いてすぐに帰らなければならないなんて、私が可哀そう過ぎる。泣きそうになったね。
でも、その方たちを押しのけられないのだから仕方がない。
そんな私の焦りを見越したのか、この医院のドクターは偉かった、時間前に診察を始めて9時には私呼ばれました。
「血液検査の結果は・・・」数値を見ながらドクターは、「うん、そちらの方は大丈夫。」
といろいろ説明を始めました。半ばうわの空状態の私、でもいつもの癖で質問をしてしまった、あっと思ったときはもう遅い。時間がないいんだろ!と自分に突っ込むけれど、ね、ドクターはきちんと答えてくださる。ほんとはもっとお聞きしたい項目があるけれど我慢しているのに、ドクターは、「手のレントゲン撮りましょう。」だって!
いいのよそんなの、撮らなくていいの。血液検査で何ともなかったらもういいの。といいたいのをぐっと抑えて「お願いします。」
写真の結果を待つ間だって、時計とにらめっこ。だって、この医院は会計に時間がかかるんだから。
一歩でドアが開けられるように、長椅子の端にドアと平行に座って待ちましたよ。
うーーん、と右手から写真を睨んでいるドクターに、左手の薬指です、と指図する私。パソコン画面に大きく写っているから、素人の私でも何となくわかる。いつもなら絶対いろいろ聞くけれど、ここも我慢する。そちらの方が体に悪いわ。
もちろん会計では、カウンターのすぐ前に立ち、財布を広げ、受付嬢を願見し、「早くね。」のオーラを出し続ける。次は、レントゲン撮ったばかりに薬局に行かねば。
わずか30メートルくらいの距離でも走りました。
薬局の方、必死の形相の私を見てびっくりしているご様子。
「お先に会計しますね。」とちゃっちゃかやってくださる。ありがたや。
で、薬剤師の方、肝心のお薬の説明をはじめる・・・
「すみません、バスが気になって、私、今、頭の中を素通りして、何話されたか分かりません。ここに書いてありますよね。」と、説明書を指さすやいなや、バス停に猛ダッシュ!!
本当にごめんなさい。今その失礼な振舞いの報復を受けております。
薬飲むと、猛烈な吐き気に襲われるのです。そういえばあの時、薬剤師さん、痛み止めの薬について何か言おうとしていたわ。ああああ、私がばかだった。
以後二度と急かすことはいたしません。いつも通り根掘り葉掘り聞きただして、別な意味でのご迷惑の方をかけることにいたします。
いかにも梅雨という感じで。こんな雨の降り方は久しぶりな気がします。横浜に来る前の佐渡はほとんど雨が降らず、いい天気の日が続きましたから。確か梅雨入りもまだだったのではないかしら。
雨ですから夫の言う農作業も出来ません。しょうがない、大嫌いな屋内作業デモするかと少しばかり動きました。
流し台周りをほんの少し磨いて、掃除機かけて。こんなときに限ってごみパック取り替えサインなんか出て、面倒な。
1階の部屋に掃除機をかけながら、「どうしようか、掃除機かけを先に全部終わらせてから拭き掃除にしようか、それとも一部屋ごとに片付けていこうかな。」と少しばかり考えるわけです。どっちが楽かねえ・・・
そんなこと考えずさっさとやれば!と言われそうですが、何しろ御殿のように広いものですから、つい手順に逡巡するわけなのです。
その昔の先輩が、一部屋ごとに片付けていく、と言って。
掃除の最中、その部屋でアイロンがけがあるなら、アイロンがけまで終わらせて次の部屋に行くなんて話を聞いて。目が点の、あまりに印象的だったので、すっかり頭に染み付いているのです。
掃除もイヤになったので、ま、そんなこんなを適当に終わらせて、パソコンに避難しました。後は、夫を褒めまくって、7月に来るときまできれいにしておいてもらいます。
何しろ掃除嫌いは似たもの夫婦ですから、「VIPが来るのはいいけれど、掃除しんなんしなあ・・・」とこぼすのですから、おだてなければ。
天気予報では午後から曇りと言っているけれど、雨はやみそうもないですねえ。
誰もいない、何の音も聞こえない、静かな朝は最高です・・・
今の時期、我が家では白の花が待っていてくれました。
ヤマボウシ(かろうじて白く)が今年は花が大きく見事。
カシワバアジサイ、もう惚れ惚れと見ています。ちょうど玄関脇にあって、通路にしなっているから本当は邪魔なのですが、いいんです、許しています。私が佐渡に帰るときに立たせます。玄関に入るときに足を止めてじっと眺め、居間からはボーlとして眺め、もうほとんど自己陶酔の様相。
フランネルソウ、セラスチウムによく似た花のオキザリス。
エレガンテシマの若緑を背景に白い花が映えて・・・
ニューサイランの暗紫色、ニゲラの丸い実、フランネルソウの白い花がぽつぽつ。手前は薄緑のアサギリソウ。ギボウシも葉を茂らせて。庭はシック且つしっとり。
いいじゃないの、花がなくったって。十分美しい!とひとりうなる。
人には辛口ですが庭には十分甘い私。狭くってどうにもならないけれど、面倒見切れないからコンテナも使えないけれど、葉物だけでもステキじゃないの。
こうやってお世話できるのは幸せです。もっと他にお世話するものがあるでしょ、とは言わないで!
今朝回覧板を届けに一軒向こうのお花好き○田家へ。
「お帰りなさい、階段のところにゴミ袋が置いてあったから帰っていると思ったわ。」とのご挨拶。思わぬところから消息が知れて。花談義が始まりましたよ。
「ヤマボウシ、きれいね。花が長いのね。二階で洗濯物を干しているとよく見えるのよ。」嬉しいです、お役に立てて。
「葉っぱの2,3枚でもはさみで切るとすーっとするわね。」○田さん、良くぞ言ってくださいました。同感です。
我が家のサイド壁面のヘリクリサムとローズマリーが、すごいことになっていて、気になるみたい。
「ローズマリーって伸びるのよね。」とおっしゃる。はい、分りました、切ります。つめます。
「私も手伝いたいわ。」と、ありがたいお言葉を頂きました。