早朝、家の前でウォーキングから帰ってきたお隣さんと立ち話。
家の中から掃除機の音が・・
「なに、お父さん、あんたがいても掃除機かけるのん?」と驚いている。
「そりゃあ、そうだわよ、毎日のことをしんとぼけてしまうが。」と私。
「まあ、立派だなあ、家にも来てもらいたいが。」とお隣さんは感心することしきり。
家の中から掃除機の音が・・
「なに、お父さん、あんたがいても掃除機かけるのん?」と驚いている。
「そりゃあ、そうだわよ、毎日のことをしんとぼけてしまうが。」と私。
「まあ、立派だなあ、家にも来てもらいたいが。」とお隣さんは感心することしきり。
ほんとにそうだわ、感謝しています。
で、その後ロースターでパンを焼く。これも父の仕事。
手まめな父だから、焼けるまでロースターのそばでじっと待つことができない。
その辺のゴミを捨てたり、流しを洗ったり、私がほっ散らかしておいた牛乳パックを片づけたり、二つ三つのことをする。その挙句・・・に。分かるでしょ。
パンをすっかり焦がしてしまうわけです。
バツが悪そうに、スプーンで焦げ目をこそげとって、私に、
「父さん、一つのことをやればいいや。他のことはせんでもよし。」と皮肉られる始末。
それから、自分で食べた食器の始末。
私は父が食べ終わるのを待っていられません。さっさと終わりにします。
なにしろ、むせないようにゆっくり食べるのですから。
おまけに私よりたくさん食べるのですから。
食べ終わって、洗濯物を干して、風呂掃除をして、それで父の食べ終わりと一緒くらいなのです。せっかちな私は待っていられません。
きれい好きな父は、スポンジを始末し、布きんを石鹸でしっかり手洗いし、外に干しに行きます。私なんかシャシャッとしかしないのに・・・
ま、それで後は、朝寝。昼ごはんを食べる。昼寝。
散歩。なにしろケアマネージャーさんに、「えっ、1000歩しか歩いておらんのん!?」と叱られるのがひたすらこわいらしいのです。
夕方になると、家計簿の整理。私が渡すレシートを適当に家計簿に記入しています。あっ、日記も付けていますね。時々、今日家計簿つけたか、日記を書いたか訳が分からなくなるみたいですが。だって「俺今日つけたか?」と確かめるのですから。
94歳にしては立派だと思っています。でも、その仕事を取り上げないで我慢してじっと見守ってやらせている私は、さらに立派だと思っています。ほんとか?