気ままに

大船での気ままな生活日誌

プラド美術館展

2018-05-10 11:42:48 | Weblog

おはようございます。

マドリードのプラド美術館には2014年に訪ねている。そこの至宝は誰でも知っているこの二点だろうか。ベラスケスのラス・メニナース(女官たち)とゴヤの裸のマハ/着衣のマハ。本展とは関係ないが、まず、この2点(笑)

今回は、ベラスケスのラス・メニナースはやってこなかったが、何と7点も来日。画期的なことだそうだ。ベラスケスって、どんな人。後代のマネが”画家の画家”と絶賛した。ピカソも尊敬し、ラス・メニナースのピカソ版を何十点も描いたとのこと。

どんな顔してるの。自分の絵に描き込んでいるのですぐわかる。ラス・メニナースでは絵筆をもち絵を描いている。今回の展覧会にもしっかり描き込んでいる。

東方三博士の礼拝 三博士のモデルの二人はベラスケスと義父パチェーコ。聖母のモデルは妻フアナ、そして幼子イエスはベラスケスの生まれたばかりの娘とのこと。公私混同じゃないの(笑)。初期の作品。

ベラスケスは宮廷画家だったが、その皇帝はフェリペ4世。リアルに描くので、皇帝は自分の肖像画は彼以外には描かせなかったらしい。

狩猟服姿のフェリペ4世29

さて、看板少年。

バルタサール・カルロス(1629-46)はフェリペ4世の長男。本作は、フェリペ4世がマドリード郊外のブエン・レティーロ宮殿の”諸王国の間”で、両親である国王夫妻の騎馬像に挟まれて扉口の上を飾っていたものだそうだ。3メートルの高さなので、下から見上げるように描いているのだそうだ、なるほど。NHK日曜美術館の画像より↓

マドリードでみたベラスケス作品で覚えているのはこの作品。

バリェーカスの少年 王子の遊び相手として仕えていた。構図や人物のポーズ、表情などにおいて先例のない新たな試みを行っているとのこと。

つづいて肖像画を二点。

フアン・マルティネス・モンタニェースの肖像 セビリャで活躍した17世紀スペインを代表する彫刻家。

メニッポス  前3世紀前半のギリシアのキュニコス派哲学者

さて、七作目。

マルス


加えて、ティツィアーノ、ルーベンス、ムリーリョの作品も。

ティツィアーノ 音楽にくつろぐビーナス

ルーベンス 聖アンナのいる聖家族

ムリーリョ 小鳥のいる聖家族

大作がずらり並び、まるでプラド美術館に入り込んだような雰囲気。素晴らしい展覧会でした。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする