こんばんわ。
国立新美術館でのメトロポリタン美術館(MET)展のレポ第2弾になりまする。展覧会の章立てに従って紹介する方が妥当だと思うが、今回は、画題別に進行しよう。展覧会に行く前に芸術新潮11月号の本展の特集記事に目を通したのだが、本誌がこの方法だったのである。分かりやすかったので、ここでも同様にした。まずは、聖母子編から。画像の説明は本展の公式サイトから引用しています。
聖母子編
バウツ 聖母子(1455-60)モチーフを最小限に絞り、聖母と幼子イエスの感情の交流を描くことに焦点を当てた。情感のある母子の表情。
フラ・フィリッポ・リッピ 王座の聖母子と二人の天使(1440年頃)緻密な細部描写と陰影表現が特徴の、モニュメンタルな聖母子を描いた作品
カルロ・クリヴェッリ 聖母子 1480年頃 細密描写が際立つ聖母と幼子イエスの絵。
フラ・アンジェリコ《キリストの磔刑》 1420-23年頃 キリストの磔刑場面を描いたこの作品は、中世美術の非現実性・平面性とルネサンス美術の現実性・三次元性が融合した、初期ルネサンスの貴重な作例。
ペトルス・クリストウス キリストの哀悼 1450年頃
ヘラルト・ダーフィット エジプトへの逃避途上の休息 1512-15年頃 時間と空間の表現が特徴的な、風景を伴う聖母子を表す作品。異時同図法。
ルーベンス 聖家族と聖フランチェスコ、聖アンナ、幼い洗礼者聖ヨハネ 1630年代初頭から中頃
ムリーリョ 聖母子 1670年代 幼子を見つめる聖母が動きの中で見せる優美な表情によって、陳腐化した題材に気品溢れる新鮮さを吹き込む画家の才能が感じられます。 この作品は、フェリペ5世から貴族の称号を授かったマルケス・デ・サンティアゴが所蔵していたもので、通称「サンティアゴ・マドンナ」と呼ばれています。
聖母子像、どれもいいですが、ぼくはやっぱりムリーリョかな。
(つづく)
では、おやすみなさい。
いい夢を。
東慶寺のイワタバコが一つ二つ、開き始めました。