気ままに

大船での気ままな生活日誌

MET 聖母子編 (メトロポリタン美術館展#2)

2022-05-28 21:54:16 | Weblog

こんばんわ。

国立新美術館でのメトロポリタン美術館(MET)展のレポ第2弾になりまする。展覧会の章立てに従って紹介する方が妥当だと思うが、今回は、画題別に進行しよう。展覧会に行く前に芸術新潮11月号の本展の特集記事に目を通したのだが、本誌がこの方法だったのである。分かりやすかったので、ここでも同様にした。まずは、聖母子編から。画像の説明は本展の公式サイトから引用しています。

聖母子編

バウツ 聖母子(1455-60)モチーフを最小限に絞り、聖母と幼子イエスの感情の交流を描くことに焦点を当てた。情感のある母子の表情。

フラ・フィリッポ・リッピ 王座の聖母子と二人の天使(1440年頃)緻密な細部描写と陰影表現が特徴の、モニュメンタルな聖母子を描いた作品

カルロ・クリヴェッリ 聖母子 1480年頃 細密描写が際立つ聖母と幼子イエスの絵。

フラ・アンジェリコ《キリストの磔刑》 1420-23年頃 キリストの磔刑場面を描いたこの作品は、中世美術の非現実性・平面性とルネサンス美術の現実性・三次元性が融合した、初期ルネサンスの貴重な作例。

ペトルス・クリストウス キリストの哀悼 1450年頃

ヘラルト・ダーフィット エジプトへの逃避途上の休息 1512-15年頃 時間と空間の表現が特徴的な、風景を伴う聖母子を表す作品。異時同図法。

ルーベンス 聖家族と聖フランチェスコ、聖アンナ、幼い洗礼者聖ヨハネ 1630年代初頭から中頃

ムリーリョ 聖母子 1670年代 幼子を見つめる聖母が動きの中で見せる優美な表情によって、陳腐化した題材に気品溢れる新鮮さを吹き込む画家の才能が感じられます。 この作品は、フェリペ5世から貴族の称号を授かったマルケス・デ・サンティアゴが所蔵していたもので、通称「サンティアゴ・マドンナ」と呼ばれています。

聖母子像、どれもいいですが、ぼくはやっぱりムリーリョかな

(つづく)

では、おやすみなさい。

いい夢を。

東慶寺のイワタバコが一つ二つ、開き始めました。

コメント (4)
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平塚市美術館 ふたつの展覧会&さつきと薔薇

2022-05-28 10:04:37 | Weblog

おはようございます。今日はふたつの展覧会とさつきと薔薇、と盛りだくさんの話題となりまする。その分、内容はないよう、かも。

平塚市美術館でふたつの展覧会が開かれている。一つは市制90周年記念/リアル(写実)のゆくえ、そして、もう一つは、けずる絵、ひっかく絵

写真撮影はごく一部の作品のみなので、これらを中心にGO!

リアル展のお目当ては、安本亀八の相撲生人形(野見宿禰と当麻蹶速)。これは生写真ではなく熊本市現代美術館からお借りしたもの。日本書紀に、相撲の起源として「野見宿禰(のみのすくね)と当麻蹶速(たいまのけはや)」の戦いが記されている。相撲の古法は「突く、殴る、蹴る」の三手といわれ、生死を賭しての神との交わりを意味する神事であった。現代の相撲とは違う表現。

安本亀八は幕末から明治初めに活躍した熊本の彫刻家で同郷の松本喜三郎と共に、迫真の生人形を制作した。明治20年代に滞日した人類学者シュトラッツは「解剖学の知識もなしに強い迫真性をもって模写することができる」生人形師の力量を高く評価したという。

鉄自在イグアナ(本郷真也)2019

ほかにも高橋由一、高村光雲、平櫛田中らの写実作品も展示されている。平櫛の”鏡獅子”では衣装なしの裸体の菊五郎が見られますよ(褌は締めていますが)。衣装付きは国立劇場に展示されている(↓)

深堀隆介 桜升 命名 淡紅 2017 彼の作品はこれまで何度も見て、記事にしている。たとえばこれ

けずる絵、ひっかく絵展

ここでは豪華な大画面に囲まれる。

岡本桂三郎 百眼の魚

山内若菜 天空昇

内田あぐり 私の前にいる、目を閉じている#09t

廊下には子供達の作品が。これがまた良かった。動物になった私 山内若菜先生の指導。

平塚市美術館のさつきがちょうど見頃に。

薔薇もね。

こちらは近くの平塚総合公園の小さなバラ園。

エンゼルスカラー。大谷選手、腰、大丈夫かな。今日はスタメンはずれる。ゆっくり休んで!

休養後は連戦、連勝の白星。日本庭園のヤマボウシのように。10勝、30本、MVPは固い。いや、今季は後半戦に爆発、15勝45本で連続MPVだろう。

大きなタイサンボクの木に花がいくつも咲いていた。今シーズン、初見!

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

コメント (2)
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