こんばんわ。
瑞泉寺の紅葉は、いつも鎌倉紅葉のフィナーレにしているが、河津桜の初咲きが気になっていた鎌倉宮に出掛けた昨日(18日)につい足を延ばした。妙本寺の染まり具合からして、まだ早いとは思っていたのだが。
瑞泉寺の受付で、紅葉はどうですか、と尋ねると、まだです、とつれない返事。前方の大きな紅葉の木はまだうすくれないだった。
瑞泉寺の紅葉は、この坂を登った先の山門周辺がみどころ。よっちらよっちら歩いて山門前に。目を上げると、やはり、まだですね。
山門くぐって振り返って見る紅葉。ここが一番のビューポイントだがあと一歩ですね。左奥の紅葉だけが七分ほどまで進んでいる。
その一本。
もう一度、クリスマス頃、挑戦ですね。
でも、その代わり、いつもは枯れ紅葉になっている木が逆に見頃に。夢窓疎石が作庭した史跡名勝の庭園の入り口付近のお堂前の紅葉が見頃になっていた。
この紅葉のおかげで、名勝庭園と紅葉を合わせることができた。山門もみじは駄目だったが、こうして、いいこともあった。
京都の天龍寺庭園、西芳寺庭園(苔庭)の作庭で知られる夢窓疎石の初期の作品。
今日は下見ということで、瑞泉寺は”クリスマス紅葉”にしよう。
でも、歩いて帰った道すがら、きれいな紅葉に出会う。
史跡・永福寺跡の入り口の数本の紅葉が最盛期!瑞泉寺の紅葉より早いので、いつも枯れはじめを見ている。
史跡には池も復元されている。
ここは源頼朝が建立した永福寺の跡地。源義経、藤原泰衡など、頼朝の奥州攻めで亡くなった武将たちの鎮魂のため、平泉の中尊寺二階大堂等を模して建立され、建久5年(1194年)に二階堂・薬師堂・阿弥陀堂の三堂が完成したが、応永12年(1405年)に焼失し、以後は再建されなかった。
復元想像図
周囲の紅葉。
永福寺旧跡の石碑。
ここから10分も歩くと鎌倉宮に到着。ここでは、先週、見頃だった”紅天井”が終盤になっていたが、その隣りの遅れていた紅葉の大木が見頃を迎えていた。
ほかにも。
もう一つのお目当て、第一鳥居脇の河津桜はようやく蕾を膨らませてきた。これは、超早咲きで、例年、年内の12月中旬には咲き始める。昨年は12月26日開花している。
あと、数日で開花かな。日本一早い河津桜!
瑞泉寺の紅葉はあと一歩だったが、帰り道に見事な紅葉を見ることが出来てよかった。次回はクリスマス頃に。そのときは見事な瑞泉寺の山門周囲の紅葉と鎌倉宮の河津桜の開花を報告できるだろう。
では、おやすみなさい。
いい夢を。
十九夜の月(寝待月)