おはようございます。
小雨の中、明月院の紫陽花色づき調査(笑)を終え、次は東慶寺のイワタバコ開花調査へと出掛けた。前々日、長谷寺のイワタバコが結構、咲いていたのでひょっとしたらと思ったのだ。
東慶寺は観光ミシュランの三ツ星をもらっているだけあって、いつも混んでいるが、この天気で、お花も端境期ということもあり、こんなに静かだった。紫陽花が少しだけ、色づいていた。
イワタバコの岩壁を調査する前に本堂にお参り。そこで、”あっとおどろく為五郎”、というと歳がわかるので、”びっくりしたなもう”。たいしてかわらないか。 この案内!
イワガラミ特別公開!例年、6月はじめに、それも時間限定なのに。もう、咲いているのか!こんな雨の中、よく来てくれたと、ご本尊さまからご褒美をいただいたようで、とてもうれしかった。
本堂裏の岩壁に咲いているので、通常は外から見ることが出来ず、花が咲いたときだけ公開され、回り廊下沿いに見学できるのだ。たった一本の株が数十年もかけて、枝を伸ばし、現在では岩壁一面を覆い、さらに、隣りのお堂の庭にも侵入しようかという、見事なもの。文字通り、岩絡みで、こいう状態のを見られるのは、ここぐらいかも。小さなのではいくつかあるが。
裏に廻ると、満面の笑みのイワガラミが迎えてくれる。
これがたった一本の株。根元の幹(矢印)。
右奥まで伸びている。
ユキノシタ科イワガラミ属で紫陽花とは一線を画す。
例年、この回廊は大混雑だが、今日は、ひとり舞台。ゆっくり、気兼ねなく、見物させてもらった。生涯最高のイワガラミ見物でござんす。
まるで、大谷翔平が投手と打者で出場し、満塁ホームラン打って、完全試合をしたような気分。高揚した気分でもうひとつの岩壁へ。
果たして、イワタバコは? 遠目では、あの紫色の星のような花は確認できない。でも、”よくみると岩肌花咲くイワタバコ”。ほとんどはまだ蕾だが、いくつか、花開いている株がある。長谷寺に比べると、1週間は遅い。あと5日もすると目立つようになるのでは。
イワガラミはこの石段の上の、用堂女王墓や歴代住職の墓地にもある。登ってみよう。
下の岩壁より、少し早めか。けっこう、蕾が膨らんでいる株が多い。
こんなりっぱな花をつけている株も見付ける。
こんどは最盛期に来よう。素晴らしい光景が見られるはず。
松ヶ岡宝蔵横のヤマボウシも、いつも見事!
帰るときに気付いたのだが、入り口の掲示板に、イワガラミ公開の案内があった。19日から始まっていたのだ。お近くの方は忘れずに。できれば、見頃のイワタバコとセットでみるとサイコウでしょう!
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!