Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

結婚1周年記念デート(2) ディナー@アンティカ・オステリア・デル・ポンテ

2012-11-18 23:50:31 | レストラン
前の記事からの続きです。


その後は少し東京駅をぷらぷらしてから、おとなりの丸ビルへ移動しました。
夫が少しお買い物をしている間、私は35Fのソファースペースで休憩しながら、
少しの間、飾ってある可愛らしいツリーと夜景を見て楽しみました。


今日のディナーは丸ビル最上階にあるイタリアン「アンティカ・オステリア・
デル・ポンテ」で。ミラノに本店を置くこちらのお店は、ミシュランで三ツ星を
獲得した最上級リストランテで、ここはその世界唯一の支店です

また、ミシュランの三ツ星だけではなく、料理界のアカデミー賞と言われる
「Five Star Diamond Award」をミラノ店・東京店の両方で獲得しています


今回はお祝い事が2つあるので、いつもとは違う雰囲気にしようということで、
デル・ポンテの一番素敵な個室を予約して頂きました


お店に入ると重厚な木作りの内装が目に飛び込んできて、レセプションから
すでに優雅な雰囲気を味わうことができます。店内へと続く廊下の上には、
美しい細工をされた木彫りの柱があしらわれていました。



その奥にはいったい何千本あるのかと思うほど沢山のワインが眠っている
ワインセラーが廊下の両脇に続き、突き当たりにイタリアから職人を呼んで
作らせたという素敵なモザイク画が壁にはめ込まれていました



メインダイニングは席数を少なめに、ゆったりと広く空間をとった優雅な空間
になっていて、奥の壁は夜景の見える大きなガラス張りになっています。


いくつか個室がある中で、私達は一番奥にある、最も素敵なお部屋に案内
して頂きました。少人数で周りを気にせずゆったり楽しむためのお部屋です
(写真は食後に撮ったので、テーブル上があまり美しくなくてすみません




お部屋にはテーブルの奥にソファーセットが置かれ、壁には暖炉が備え付け
られていて、大きな窓の外には綺麗な夜景を望むことができます。天井には
伝統的なベネチアングラスで作られたシャンデリアが柔らかい光を放ち、窓の
真下には改修を終えた東京駅を一望できる、とても贅沢なお部屋でした


あまりにも素敵なお部屋だったので、夫と2人で写真を撮ってもらいました。
暖炉のあるスペースって、豪華で良いですね



テーブルにはとても綺麗な絵皿がセッティングされていました。この絵皿は
デル・ポンテ東京店のためにビレロイ&ボッホが特別に絵を描いたもので、
プレートの裏にはそれを表す文言が入っていました。

まずはスプマンテで乾杯を
写真を撮り忘れてしまいましたが「モンスペッロ ナトゥーレ」をお願いしました。


最初に出来てたアペリティーボは鴨肉を使ったもので、食欲をそそります



お次は、ウニの醤のフランに、生クリームととびこが添えられたものでした。
パンも何種類もあってどれも美味しそう雑穀のパンを選びました。


前菜の前に白ワインをオーダー。
「ビアンコ・ブレッグ(GRAVNER)2000年」です。ちょっとオレンジがかった
琥珀色のワインで、とっても香りがよく、私の好きなタイプのワインでした


3皿目はオマール海老とマンゴーと白菜のアンティパスト。海老とマンゴー
の組み合わせは初めてでしたが、とっても美味しかったです。


パスタは豚のホホ肉のパンチェッタとうずら豆を使ったアマトリチャーナです。
チーズの香りが効いていて、少し塩味が強めですが、ワインとよく合います


5皿目は種類を忘れましたがチーズを使ったリゾットに、アルバ産の白トリュフ
をふんだんに使ったもの。白トリュフの香りがとっても良かったです。今年は
トリュフが不作の年だったそうで、1キロあたり現地の価格でも50万円以上も
するのだそうです。それを日本で仕入れたらいったいいくらになるのか…


メインの前に赤ワインをオーダー。
シャトー・ラヤスの「シャトーヌフ・デュ・パブ 1997年」です。甘みがあって、
普段あまり赤ワインを飲まない私でも好きになるタイプの赤ワインでした。

夫&ソムリエさんいわく、今日選んだ白ワインも赤ワインも、どちらもとても状態がよかったようです。


6皿目は車えび・舌平目・真鯛を使ったアクアパッツァでした。ダシがよく
出た濃厚なスープに、意外にあっさりとした魚介類がよく合って、スープと
魚介類を一緒に食べるとちょうど良いお味でした


7皿目は鹿児島産の赤牛のヒレ肉のソテーでした。私の好きな赤身の多い
タイプのお肉なのですが、とっても柔らかくてソースとも良くあっていました。
間にラルドを挟んであるそうです。赤ワインと一緒に食べると最高でした


デザートの前にデザートワインもオーダーしました。こうして人数がいると
色々なワインを飲めるのが嬉しいですね貴腐ワインの王様とも言われる
「シャトーディケム 1990年」です。20年以上を経た極上のワインは甘みも香りも
最高で、本当に美味しいワインでした。

今日飲んだワインは、お店の膨大なワインリストから全て夫がセレクトして、
私達にプレゼントしてくれましたどうもありがとう


デザートはモンテ・ビアンコ。
中に薄い求肥を使ってジェラートを包んであり、和のテイストも感じさます。
栗やレーズンを散らしてあって、目にも楽しいデザートでした。



そして最後に、イタリア人の方のお誕生日と私達の結婚一周年を記念して、
ケーキを出してくださいました。フランボワーズ系のムースが柔らかな
チョコレートソースでコーティングされています。3人で一緒に1本のローソク
吹き消したりして、とても楽しいデザートタイムでした。

贅沢で優雅で豪華な空間で、とても美味しいお料理を頂き、本当に美味しい
ワインをたくさん飲んで、たのしいおしゃべりとたくさんの笑顔に満ち溢れた、
最高に楽しいディナータイムを過ごさせて頂きました

この企画を提案してくださったお二方、お店選びとワイン選びをしてくれた夫、
デル・ポンテの若くて格好良く気配り上手なスタッフの皆様方のおかげで、
素晴らしい夜になりました。本当にどうもありがとうございました
(余談ですが、デル・ポンテの若手スタッフは、驚くほど美形揃いでした)


お店を出て1Fに降りると、とってもとっても大きなツリーが飾ってありました。
今年初めて2人で見るクリスマスツリー記念に写真を撮って頂きました。



丸ビルの前の並木もイルミネーションが光り、綺麗で幻想的な景色でした。
夫と2人でキャーキャー言って、はしゃぎながら写真を撮ってしまいました。
2人でロマンティックな時間を過ごせるって、とても嬉しいことですね

今日はとっても楽しく素敵な一日を過ごせて、本当に幸せでした。実はこの
「結婚一周年記念デート」は今日だけでは終わりません来週末は夫が連休
をとってくれて、ホテルステイと、時間があれば翌日には日帰りでの紅葉狩り
旅行も計画しています

今から来週が楽しみです


結婚1周年記念デート(1) メトロポリタン美術館展

2012-11-18 23:45:09 | レストラン
今日は色々とおでかけの予定があるので、午前中から身支度を始めました。

最近始めた新しい髪形も5回目になって、道具もそろったのでようやく少しは
手馴れてきた気がします。完成までの時間は今のところ40分弱。これをあと
20分縮めるのが目標ですが...まだ先は長いかな


今日は夜に三ツ星の一流レストランでの夕食会があるので、何を着ようかと
迷ったのですが、夫と話し合った結果訪問着にしました。

夫がお世話になっているイタリア人の方と日本人の方との四人でディナーを
するのですが、お二人とも夫を子供のように可愛がって下さっていて、今回は
イタリア人の方のお誕生日と私達の結婚一周年をお祝いする会を兼ねて夕食会
を開いてくださいます

一応お祝いをして頂く側であるということと、一流を誇る三ツ星レストランで、
ランチではなくディナーであることを考えると、夫はスーツ、私は訪問着を
着るのが一番ふさわしいのでは、という結論になりました


ただし、夜景の美しい少しモダンなイメージのレストランでのお食事なので、
あまり重いコテコテの古典柄の訪問着より、少し軽めの、できればモダンな
雰囲気の訪問着のほうが合いそうでしたので、手持ちの中でなんとか近い
イメージのものを見つけて選びました。

今までこのお二人とは何度かお食事をさせて頂いていますが、いずれも
「サバティーニ・ディ・フィレンツェ東京」でのランチでした。サバティーニは
日本にあるイタリアンの中でも、とてもクラシックなスタイルを貫いている
お店で、店内の内装も木をふんだんに使ったアンティーク調で、食器類も
イタリアらしい彩色の絵皿などが使われているので、コテコテの古典柄な
着物でもお店の雰囲気に合っていたのですが...現代風は難しいです

この着物は何の植物ともいえない柄がメインになっていて、とても抽象的な
イメージの強い、どちらかというと現代風な着物です。帯も見方によっては
幾何学模様にも見える、すっきりとした柄のものを合わせました

着物は二十歳のお祝いにと、母方の祖母が別の帯と一緒にプレゼントして
くれたものです。大人になるのだから長く着られる訪問着を...と考えてくれ、
落ち着いた中にも可愛らしさのあるものを選んでくれました

成人式には振袖を着たのですが、この着物は大学の卒業式に、緑色の
袴と合わせて着ました。祖母の気持ちのこもった、大切な着物です


着物は淡いサーモンピンクから濃いサーモンピンクへの染め分けになった
縮緬地に、緑の濃淡と淡いピンクを使って色々な種類の葉や染疋田の花、
所々に桔梗や水仙などが目立たない配色で描かれた抽象的な訪問着。
帯は黒い繻子地に大きめの源氏香と扇が織り出された袋帯。
帯揚げは白い綸子地にピンクの梅絞りの輪出し。
帯締めは黄緑と金を使った礼装用の平組紐。


お出かけ前に、夫がランチを用意してくれました。今日は夜がイタリアン
なので、お昼はラーメンです父が家庭菜園で作った青梗菜を添えて。


夕食会の前に、夫がずっと行きたがっていた美術展へ行くことにしました。
現在、上野の東京都美術館で開催中の「メトロポリタン美術館展」です。

「大地、海、空 ― 4000年の美への旅」と題し、<自然>を切り口とした
絵画・彫刻・工芸品・写真など、古くは古代メソポタミアから新しくは現代
までの作品の数々が展示されています


その中でも今回の目玉でありポスターにも印刷されているゴッホの「糸杉」
という絵を、どうしても見てみたかったそうです。糸杉はイタリアでもたくさん
見かけた木ですが、ヨーロッパにおいて糸杉は人間の生を意味すると同時に
その終焉でもある死を象徴するものと言われています。

夫は実物を見て、ゴッホがどんな意味を込めてこの絵に糸杉を描いたのか、
それを絵から読み取りたかったのかもしれません。


私が気に入ったのはミレーの「麦穂の山:秋」という作品です。手前には羊が
ゆったり草を食む長閑な風景ながら、描かれている麦穂の山がかなり巨大で
存在感があり、この絵について事前知識は何も無かったのですが、つい絵の
前で足がとまった一枚でした


もうひとつ気に入ったのはティファニーの花形の花器。上から光を当てている
だけなのに、まるで中に電球が入っているかのように光を放つような透け感、
優美な曲線を描く花のモチーフと美しい色使いのガラスに目を奪われます


上野公園の木々はかなり紅葉が進み、色づきがとても綺麗でした。銀杏は
最盛期を迎えたところでとても美しかったのですが、たくさんの人に潰された
実の臭いがちょっと…実を踏まないように気をつけました(笑)


ディナーまでにまだ時間があったので、ひと休みしようということになって、
公園内にある「新鶯亭」さんへ伺いました。入り口からお店までの前庭は
緑が豊かでとても可愛らしいお店です



外が寒いので暖かいものが食べたくて、私は普通のおしるこを、夫は抹茶を
使った鶯しるこを注文しました。おしるこの暖かさと甘さが体に染み渡って、
たくさんの作品を見て疲れた神経と外気で冷えた体を癒してくれました

長くなるので、次の記事へ続きます。


ゆっくりブランチ / お茶のお稽古 / 洋食器を追加購入しました

2012-11-17 23:00:14 | 日記
今日は土曜日ですが、夫は明日お休みをするために、今日はお仕事です。
数日前から「土曜日はいつもの朝ごはんを作ってくれるのかな」と言われて
いたので、夫が大好きなホットケーキを用意しました。


今日はホットケーキをメインに、パプリカ・さつまいも・自家製パンチェッタ・
エリンギをオリーブオイルで焼き、バジルを乗せたトマト、ラディッシュ、
ブルーベリーのシロップ漬けをかけたヨーグルトを添えました

甘党の夫はメープルシロップが大好きなので、ホットケーキにたっぷりかけて
嬉しそうに食べてくれました。「みなみちゃんが作ってくれる休日の朝ごはん
が大好き」と満面の笑みで言われると、毎週頑張ってしまいます。

夫を見送ってからはお掃除やお洗濯やお片づけを済ませて、買出しに行って
からお化粧をして身支度を始めました。今日は一人でお茶のお稽古です。

お外は雨ですが、雨の日もお稽古はなるべく着物で行くようにしています。
いつもは車ですし、今日は夫がいないのですが駅までは車で行くので、ほぼ
濡れる心配もありません。


首都圏で見ごろを迎える前にと思い、この時期ならではの着物にしました。
数年前に季節限定の着物をたくさん用意した時期があって、毎月その月にしか
着られない着物を1着ずつ揃えたのですが、これは11月用のものです。

今日は夫がいなかったのですが、実家で父が写真を撮ってくれました


着物の地色がこの時期に着るには少し寒々しいので、帯はなるべく暖色の物を
合わせるようにしているため、着物と帯の色使いに全く統一感はありませんが、
この帯の色なら紅葉を連想できるので、色と柄でなんとか関連付けられるかな
と苦し紛れに選びました


着物は薄く緑がかった芝草の地紋のある白い綸子地に、赤や緑や紫や
金で握りこぶし大の楓が描かれ、その中に金彩で柄が施された小紋。
帯は明るいオレンジ色の塩瀬地に様々な色の竹が芝草のように描かれ
ている名古屋帯。
帯揚げは白い綸子地に赤い絞りの輪出し。
帯締めは黄緑~黄色のグラデーションになった組紐。

今日のお稽古はひさご棚を使った濃茶のお点前でした。棚の上板の形が
ひょうたん型で可愛いのです。半年振りの炉の濃茶点前ですが、案の定
いくつか間違えました…

お菓子は「伊勢屋」さんの「紅葉狩り」で、色づいた楓を模したものでした。
お軸は「松樹千年翠(しょうじゅ せんねんのみどり)」と書かれた短冊。
茶花は「西王母」椿とハシバミの枝が活けられていました。

11月なので、今日は口切りの茶会にお呼ばれした際の、茶壷の拝見方法
についてのお稽古もさせて頂きました。新茶を詰めた壷は和紙を使い厳重
に封がされ、その封を刀で切って開けることから「口切り」と言われます。

戦国時代に急速に広まった茶道の世界ですから、口切りの茶会ではその
壷の封は厳重に管理され、客に回す前、回した後、何度も封があけられて
いないかを確認します。封を開けて毒でも盛られてしまえば、その場に居る
全員が一度に死んでしまいますので...時代を反映していますね。

今日はお稽古の後、先々週買った洋食器をいくつか追加購入してきました
3人分(2人+予備1人)揃えればいいかと思っていたのですが、来客用の
お皿などを購入するのはまだ先なので、それまではどうせ3人分揃えるなら
4人分にすれば来客時にも対応できるのではと、あと1人分追加しました。


パスタに使っているウェッジウッドのB&Bプレートの追加分は、コロシアム
シリーズにしました。これでコロシアムが2枚、ナンタケットが2枚になります。


Noritakeのハンプシャープラチナのプレートも2枚追加しました。これで4枚。
このお皿はサイズが少し小さめなので、まだお料理を乗せて使っていない
のですが、シンプルな美しさがお気に入りです。前菜用に良さそう


それから、ウェッジウッドのワイルドストロベリーシリーズのカップ&ソーサー
よりももっと気軽にデイリー用に使えるものもあったほうがいいのではと思い、
同じくウェッジウッドのストロベリー&バインシリーズのものを2客買いました。
これは本当に夫と私だけのデイリー用に


先週末自宅でアフタヌーンティーをした際にとても使い勝手が良かったので、
ウェッジウッド・ワイルドストロベリーシリーズのオクタゴナルディッシュ(L)も
1枚追加で購入しました。2枚あればお客様がいらしても十分対応できます

ここ2週間ほどでずいぶん食器を増やしてしまいましたが、1年前はこんなに
おうちでの食事の時間が大切なものになるとは思っていなかったので、その
大切な時間を楽しく演出できる食器類は良いものを揃えたくて

今後はペースを落として、少しずつ揃えていきます。

明日は久しぶりに、お外でディナーの予定があります。初めて伺う三ツ星の
レストランで個室を借りてのお食事なので、訪問着を着るつもりです。


晩秋の足音 / 秋の和三盆

2012-11-16 23:15:29 | 日記
ここ数日は風は冷たいものの日差しはぽかぽかと暖かく、出勤時に駅まで
歩く道程で、朝の冷たい空気を胸いっぱいに吸うのが楽しくなってきました
自宅の近くでも、家々の軒先に晩秋を感じさせる風景がたくさん見られます。





たわわに実った柿と橙、冬の足音が聞こえるような鮮やかな赤の万両の実、
垣根にちらっとのぞく山茶花などなど、ついこの間までは無かったこれらの
「秋の風景」を発見するたび、なんだか嬉しい気持ちになる通勤時間です。
関東の山間など寒い地域では、紅葉はそろそろ見頃を迎えたでしょうか。

今日のおやつタイムには、秋を感じさせる可愛らしいお菓子を頂きました


どちらのお店のものかを聞き忘れてしまったのですが、秋の代名詞である
紅葉と銀杏と団栗を模した、とても雅やかな和三盆たちです。秋気分を盛り
あげるため、懐紙の代わりに竜田川柄の便箋を敷いてみました

緑茶を入れて、優しい甘さの和三盆で、ほっと一息つくリラックスタイム。
このところ仕事が忙しく、日中はずっとバタバタしていたので癒されました。
同じチームの人が和菓子が好きで、よくこうしてお裾分けを頂いています。
いつもどうもありがとう

今日は仕事から帰ってきた夫が、また寝る前にマッサージをしてくれました。
ここしばらく頭痛が続いていたのを心配して、肩と背中だけではなく頭まで
マッサージしてくれて、「目のところがだいぶ疲れてるね」と集中的にツボを
押してくれました

夫の方が疲れているとは思うのですが、いつも私の体調を気遣ってくれて、
今日の夕方も「頭痛は大丈夫」と心配してメールを送ってくれました

こうした夫の日々の優しさに、私もきちんと応えていきたいです


結婚記念月間

2012-11-15 23:49:57 | 日記
時間が過ぎるのは早いもので、あと10日程で結婚して丸一年が経ちます

去年の今頃は結婚式の準備に追われていて、夫も私も忙しい毎日を過ごし
ながらも、ようやく日に日に実感が沸いてきて、嬉しさと期待とちょっぴりの
不安とで、なんだかくすぐったいような幸せを感じていました

そういえば去年の年末調整の用紙の氏名欄で、旧姓から新姓に書き換え、
世帯主の欄に夫の名前、続柄を「夫」と初めて書いたとき、「本当に結婚
するんだぁ…」と、感動してしまった記憶があります。
※会社の年末調整は11月中旬締め切りなので、当時は結婚前でした。

初めて書いた夫の姓での自分の名前は不思議な感じで、でも嬉しくもあり、
写メを夫に送ってしまいました(笑)

よく結婚式の準備をしている期間が一番幸せだと言いますが、確かにあの
期間はすごく幸せな時間だったと思っています。でも私にとっては結婚して
からの日々の方がもっと幸せで、その思いは日増しに強くなっています

それも全ては、夫の優しさと思いやりのおかげだと、日々感謝しています。
もともと優しかった夫ですが、結婚してから2人でたくさんの時間を過ごして
色々な出来事を共有していく度に更に優しくなっていって、以前にも増して
私のことを大切にしてくれています

今では家に帰ってきて2人で過ごす時間が一番楽しいようで、仕事の後に
飲みに行ったりもほとんどせず、まっすぐに家に帰ってきます。お休みの日
に別の用事を入れることもあまりなく、出来る限り一緒にすごせるようにと
予定を調整してくれているようです。

私自身は自分もやりたいことがたくさんあるので、夫が仕事の後に飲みに
行ったり休日にお友達とおでかけしたりするのは全然気にしないほうなの
ですが、夫がこうして2人の時間を大切にしてくれることが嬉しいです

そんな夫ですが、先日、結婚式で使ったウェルカムボードを玄関に飾って
いました。どうしたのかと思ったら、「結婚記念月間だからね」とのこと。

たしかに、毎年11月にこのウェルカムボードを飾るのはとても良い習慣かも
しれませんね。このボードには夫の結婚に対する思いが込められた言葉が
書かれていて、これを毎年見るたびに、初心に帰ることが出来る気がします


こちらのウェルカムボードは、ご縁のあった書道家さんに書いて頂きました
五代目市川団十郎(狂歌名:花道つらね)による、江戸時代の狂歌です。

「楽しみは 春の桜に 秋の月 夫婦仲良く 三度食ふ飯」

ウェルカムボードにはこの狂歌を書きたいのだと、夫が言ってくれました。
この狂歌を書いた下に、私達2人の名前を並べて書いていただきました。
(画像では名前を消してあります)

なんということのない季節の移り変わりや毎日のご飯を一緒に楽しむことが、
2人の一番の幸せになるような、そんな夫婦でいたい。ということでしょうか

この1年を振り返ってみると、確かにその通りの毎日を過ごしてきています。

の季節には一緒に花巡りをして、満月の綺麗な夜にはどちらからともなく
「今日は月が綺麗だよ」と教えあって一緒に見たり、雪の朝には木々の上
に積もった雪がキラキラと輝くのを見て感動したり、2人のお休みの日には
おうちでご飯を作ってゆっくり食べながら「楽しいね~」と笑い合ったり。

同じものを見て同じように感じられること、小さな幸せをお互いに大切にして
感謝できること、そしてお互いを一番大事と思い合えることは、本当に何より
大切で幸せなことだと思います

もちろん違う人間同士、時には意見があわなかったり、ちょっぴり言い合いに
なってしまうこともありますがすぐに仲直りして、お互いが納得できる答えを
話し合って探します。

まだ子供がいないせいか恋人気分が抜けず、お互い一緒にいられる時間が
少ないこともあり、仕事の休憩中に「会いたいね」とメールを送り合います。

夫婦としては良い形でいられていると思いますが、今後子供が出来たり
したらまた変わっていくのかなでもきっと、お互いに大切に思いやり合う
ことが出来ていれば、それも良い方向への変化になると信じています