南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

機械なんて同じ機構なら単純な構造の方が優れている

2017年05月01日 21時20分43秒 | 一般整備編


今日は新たなバイクが修理で入庫しまして。
車種はホンダのGB250 クラブマンってバイクでいわゆる4型、
もっと言うと後期型の最初期型みたいな感じかな?
前に欲しかったから意外と詳しいのだ。


内容はフロントブレーキが無いから中古を取り付けエア抜きをして、
フロントフェンダーをメッキ品に交換して、
さらにバッテリーが上がってるからどうにかしてエンジンがかかるようにする。

その前にハンドルが上下ひっくり返して装置されていて、
カフェレーサーのセパハンみたいなポジションになっていたから正規にハンドルを戻し、
さっさとブレーキを取り付けバッテリーをチャージしてエンジンをかけてみたが、
低回転が全く吹けずキャブを外してスロージェットを見たら完全に詰まっていた。

よってついでにキャブをオーバーホールしてからパワーフィルター化されてセッティングがズレていたため、
パイロットで調整して試乗して車検整備を施して終わり。


なぜこのバイクがホンダの販売店でサジ投げられてウチに来たか分からないくらい簡単な整備内容だったが、
金にならんと判断されれば確かにそうかもなぁ。

そしていじってみて分かったけど、このバイクって排気量が250ccあるモンキーやゴリラみたいなもんで本当に構造が単純。
排ガス規制が無い頃のバイクだから余計な物は無いし、
そこを気にする事無いからキャブなんて口径が38ミリ(実測はそんなにない)もあるしミッションは6速もあるんだよ。
さらにバイクの基本を習うにはモンキー並みに良い、と言うか、
言い過ぎでないくらいモンキーより単純だわ。
モンキーなんてクランクの種類で5種類もあるんだから、
それに比べりゃ腰下だけでもたいして悩まないもん。

この車体は走行距離が5万キロ近くだから、そのうちエンジンのフルオーバーホールとか出してくれんかねぇ。
純正で消耗部品が出るだけ中華縦型より遥かに簡単だわ。


そんな訳でこのバイクは即納車出来るから明日は1日使ってイベントの準備をしないと、
カムイさんに展示品を運んですらないし、
分解組立実演用のエンジンの下ごしらえすらしてないわ…










多くの方から私に会いたいから行きますと言われていて嬉しいやら恥ずかしいやら…






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