南信州のりもの倶楽部♪

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またまた中華エンジンのミッションで悩んどります

2017年08月13日 21時37分55秒 | 輸入横型エンジン編




今日はミッションが何だが変だからと依頼が入ったロンシン125をバラして確認してみた。
症状だがミッションの回転が重く、さらにこのエンジンもニュートラルに入っているのにメインとカウンターがフリーにならない。

写真のところまでバラしてはみたんだけど問題は見つからず、
どうやらケースを割らないと修理は無理っぽいなかぁ。

しかしだ、最近は中華エンジンのミッションを修理する人みたいになっちゃって、
毎日ひたすらミッションをいじっているんだが、
昨日のボルトニュートラルミッションはドラムを間違えてたかもしれないらしく何とかなりそうで、
でもミッションの修理って既存の部品加工でどうにかなる事は無く、
結局は部品交換しか出来ないんだから、修理じゃなくて交換出来るかでしかないのが本音。
シフトドラムの溝を掘り直すとか無理だし、
私に出来る事は流用情報を調べることくらいでないかなぁ。









一応だが今まで見てきたミッションは全てギア比を調べてあって、
何かの時に使えるかなぁ、くらいにコレクションしていたりする。
ただ写真の画素数を落とさせてもらったからスマンね。

私のミッションの表の場合、丁数からギア比を出して、
さらにギアチェンジした時のギア間の離れ具合も計算して出してあって、
ギア比も大事だけどミッションってギア間の離れ具合も凄く大切なのだ。

とくにクロスミッションだとゼロ発進から最高速までを、どこらでどう区切るかもあるし、
ギア比が綺麗に割り切れてしまう場合は同じギア同士が当たり続けて偏摩耗する可能性も増える。
GPXボトムニュートラルミッションは3速ギア比が26÷20で1.3だから同じギアが当たり続ける事になるとか。


それにギア間の離れ具合を色々比べてみると、そのミッションがどんな性格か分かって面白いよ。

ロンシン125なんて1速のギア比が3.181だから加速は鋭く低回転から加速出来るが直ぐ吹け切り、
他のギアで加速重視過ぎた1速をどうにかフォローする感じだったり、
中華5速は4〜5速が近過ぎて5速の意味が薄いとか(笑)
ただギア比を調べても流用情報には全く関係ないんだけど。

で、中華エンジンと言えばロンシン125はまだまだ健在なんだが、
ギア比も良くないしギアは飛ぶしでミッショントラブルが多いんだけど、
GPXのミッションとキックスピンドルに交換すれば問題は全て解決。

さらにら150cc、1P56型エンジンもケースをロンシンの物にすれば、
ケースは砂型で粘りが出て、ミッションも一式交換になるから不安も減る。
ただプライマリキックではなくなるんだが。

そんな訳で私も既存のミッションに手を加えての修理は無理で、
代わりに交換での修理は出来るのもあるかなぁって感じ。

コピーエンジンなんだからコピー元も統一してくれれば楽なんだが、
私は数あるコピー元から調べなきゃだから本当に大変で、
これって義務教育時代の自由研究を毎日やってるに近いな。

コメント (1)
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