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またしばらくブログ休んじゃったけどちゃんとエンジンは作っていて、
GPXを1機完成させてから2機を一気にバラして粉体塗装に出しに行き、
代わりに粉体に出していた部品を引き取って来た。
まだラップに包んであるのは結晶塗装の砂点仕上げでオイルフィルターカバーは私専用に調色していただいた少し暗めのフェラーリレッド。
砂点仕上げだと黒に赤を合わせる場合が多く、ノーマルのフェラーリレッドでは明かるいた開発していただいた。
このエンジンは143ccにするんだけどケースのボーリングも同じタイミングで返って来たし明日からまたせっせと組み立てる。
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このエンジンではないんだけど前に作ったGPX143ccの2バルブ仕様が壊れたと昨日連絡があり見に行ったんだが、
多分だけどピストンの下部が砕けたタイプのブローでシリンダーはメッキだからもう使い物にならないと思う。
原因はバラしてみないと分からないけどメンテナンスはちゃんとしていたみたいだから多分回し過ぎのストレスが溜まり壊れたんでないかなぁ。
振動が増えたからオーバーホールに来る予定だったんだがその前に壊れたみたい。
エンジンって排気量が上がるにつれてレブリミットは下がるんだけど、
誰かと一緒に走っていた場合は引っ張ったりしてダメージとなり蓄積されてブローへと繋がるから、
早めのシフトアップとトルクピークの維持に気を使って使用していただきたい。
と、言いながらも自分のペースでないと引っ張ったりするのは分かるんだけど、
私が自らエンジン壊したら笑い話だけどお客様の場合は下手すると事故に繋がるから無理はしないでいただきたいなぁ。
ブローしたエンジンは降ろされたらまた開ける事になるんだが、
バックオーダーがある時だから手を付けてる暇が無さそうなんだが、
でも補修部品だけは早く買いたいからまた夜鍋して頑張ります。