南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

やっぱり私は空冷単気筒エンジンが好きだ

2020年03月20日 20時00分00秒 | 一般整備編





今日はこの間レストアしたDトラッカーの引き取りがあり、次はSR400の車検のご依頼を受けた。

エンジンはかかるから大変な事は無いんだがフロントのブレーキが何故かダブルディスクに交換されているんががブレーキホースの長さが足りないから新調する事になるし、
ETCの取り付けとセットアップもする事になるくらいかな。

で、昔にSRの車検を行った時はエンジンの始動に苦労する事は無かったんだけど、
この車体はデコンプレバーが無いため足で圧縮を抜くんだが、
私は体重が軽めなためキックペダルに全体重をかけてもなかなか抜けず、
一回しくじるとまた圧縮を抜いてだから大変で、
センタースタンドがあるからまだマシだけどサイドスタンドしか無い車体だとエンジンをかけれる自信が無い。
たまに女性がSRに乗ってるのを目にするがスタートの苦労がホントに良く分かるわ。

あとエンジンは500ccらしいのだがシリンダーは399ccだったので500ccのクランクを使われてるのかなぁ?
SRはボアアップも出来るみたいだが最高で486ccみたいで、
過去にオイル交換の際にエア抜きしなかったため焼き付かせたみたいだから何されてるか分からん。

試乗で久しぶりにSRに乗ったんだけどこのエンジンにバランサーは無いんだが単気筒の振動が何故か心地良く、
スピードを出さなければトルクでガンガン進むし本当に良いバイクだと思う。
この年式は1982年みたいだが現在でも形やコンポーネントはさほど変わってないから多くの方に愛されてるのも分かる気がするし、
私がもしSRX600を降りたらSR400か500を買ってると思う。

本音を言うとこのエンジンもフルオーバーホール出来るようになりたいくらいなんだが、
やっと汎用縦型125ccエンジンを始めたばかりだしまだまだ先の話だ。











今日はまたエンジンを作っていてGPXがやっと1機仕上がった。

前にタペットキャップの塗装を忘れていたりと無駄な時間を使ったりしてしまったが、
これでやっと1機納品出来るし肩の荷が降りた感じ。

実は結晶塗装したエンジンって合わせ面に付いた塗料を取らなきゃだし、
ネジ山に塗装が入ってしまった場合などはタップ立てたりしなきゃだから組み立てに結構な時間がかかるのだ。
塗装剥離しただけのエンジンはブラストの粉を掃除するだけだからまだまだ楽な方だと思う。

明日はまた本業があるけど終わったらまたGPXの組み立てをする予定。
まだまだバックオーダーはあるが早くしないともう春は直ぐそこだ。





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