

今日はこの間の続きのYB125SPエンジンのフルオーバーホールを行っていた。
先ずはクラッチ側全てを外してからクランクケースのボルトを外して割っていくんだけど、
クランク左側がどうしても抜けずあちこち熱してコンコン叩いていたらクランクのスプロケが外れて何とか割れた。
どうやらクランクベアリングはケースに圧入で入っていれみたいだから入れる時は熱して叩いて入れるしかないみたいで、
クランクのスプロケはモンキー系と違いキーのセンターと山を合わせて入れれば良いみたい。
バラす前に確認しといて良かった。
問題のクランクベアリングなんだが内径は25ミリで番号は6205。メーカーはNSKなんだけどchinaと刻印があった。
番号からNTNで検索してみたらやっぱり玉が小さい深溝玉に分類されていて、
出来れば普通のボールベアリングなら耐久性は問題無さそうなんだけど、
深溝でないとベアリングが大きいなり過ぎてケースの肉が薄くなるからかなぁ。
あと、こんなエンジンでも1軸バランサーが付いていてクランクとバランサーに合いマークがあるから組むには簡単だけど、やっぱりここもベアリングの交換が大変そうだ。
気を付ける事はミッションのメインシャフト内にクラッチのプッシュロッドが貫通で入っていて、
シフトドラムの中にスプリングと接点が入っていてシフトポジションセンサーに当たるようになっているくらいかなぁ。
よって組み立ては難しくはないと思うがクランクを結構叩いたから芯出しはちゃんと行わなきゃいけない。
ここまで分解したんだからベアリングは国産品に全て交換してシールなども新品を入れたいねぇ。
無くなった玉を探したが見つからないから粉々になってオイルと回ってると思うし、
ベアリングは全て開放型だから全部買っても1万は間違いなく行かないくらいの価格でないかな。
とりあえず明日はもう少しバラしてちゃんと掃除してベアリングを注文しておきます。