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今日の午前中は請求書を配り回ったり家事などの雑務をこなし、
午後は12Vモンキーのエンジンのジェネレーター側のオーバーオールを行ってからメールを返信しまくり、
夕方になって次に作るGPXのクランクのベアリング交換を行っていた。
で、ウチは内燃機屋さんではないんだがエンドベアリングプーラーをなぜか持っている、
と言うか以前の本社から使わなくなったプーラーを引き取る、
と言うより使わないんだから、みたいな感じでコッソリ持って来ていた物なんだが、
色々なベアリングプーラーがセットになってるから、
クランクベアリングやカムシャフトのベアリングなども全部交換出来てしまう。
だからこんなベアリング交換も一応は出来てしまうんだが、
クランクを分解してビッグエンドのベアリング交換とかは出来ないからね。
プレスを買って分解出来たとしても芯出しが出来る自信が全く無いわ。
ベアリングを入れる時は本来なら高周波焼入れ機に似た機械でベアリングの内側のみ熱して、
熱膨張を利用して入れるみたいなんだが、
ウチにはそんな物ある訳ないからバーナーで内輪を熱して入れるようにしている。
クランク側のスプロケットはウッドラフキーのセンターとスプロケットの谷を合わせて入れるんだが、
熱入れが甘いと途中で止まってしまったり、
スプロケットは合わせ点がズレてしまいまたベアリングと一緒に抜き直す必要があり、
まだ未熟な頃に1回だけ最初からからやり直した事がある。
ちなみにそれならかなり焼けば良いんじゃね?みたいに思うかもだが、
スチールは焼き過ぎると青く変色したり脆くなったりするからやり過ぎも良くないのだよ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/19/54bcd143e234353be5887ed76495097c.jpg?1662120922)
何年か前に110cc中華バギーのエンジンのフルオーバーオールを行った事があるんだが、
このオーナーさんが久しぶりにウチに訪れて下さった。
何年も連絡が無かったしかなりご高齢だったら、
もしかしたらあの世に行ったんかなぁ、と思っていたもんだが、
いきなりひょっこり現れるもんだから「まだ生きてたんですか!?」と言いそうになった。
私が製作したエンジンを積んだ中華バギーはまだ乗っているみたいで、
90歳近いお爺が110ccのエンジンに換装したそこそこ大きなバギーを乗り回してるんだがら、
私がこの方の息子なら「もう歳なんだから止めてくれ!」と言ってしまいそうだが、
こう言うアクティブな方から趣味を取り上げると逆に良くないんだと思うわ。
ちなみに今回のご相談は富士重工がかなり昔に販売していたラビットに乗りたいって事でそのキャブ探しや、
農機具の修理を頼まれたんだが手に負えなさそうと言う何十年も昔のマキタのチェーンソーの復活など、
私でもどうにかなるか分からんくらいお題が激ムズ。
新品部品はもう購入出ないんだからかなり難問なんだけど、
ハードルは高い方が何故か衝動はかき立てられるんだよねぇ。
しかしだ、かなり難しい相談なんだが真っ先に私の所に持って来てくれるって嬉しいし、
私がどうにかしないと何だかいけない気がするから不思議なもんだ。