今日からモダンワークスさんの強化テンショナーがやっと再販されたから、
52ミリクランクを1本とテンショナーを20個大人買いして、
ただGPX125のピストンはまだだから他のエンジンから始めようと思い先ずはCD90のエンジンをバラしていた。
このエンジンは確かリターン化やBタイプ化、トップクロス化などの腰下フルチューンで、
あとは以前焼き付きを起こしたみたいだから原因を探らなければならない。
ただヘッドの中は焼けていなかったのである程度のオイルは回っていたみたいで、
でもシリンダーとピストンは焼き付いたみたいなので原因が良く分からん。
オイルポンプはCD90の場合は最初から容量が多いんだけど、
何かポンプ側のシャフトが短い気がするんだが気のせいだろうか。
と思いウチにあったオイルポンプと比較してみた。
右は最初から装着されていた物で左側は胸糞悪い思い出しかないミニモトの強化オイルポンプ。
ミニモトはまだデケぇツラして未だにこのオイルポンプを売ってるが絶対買っちゃダメだからね。
ウチのお客様のエンジンに入れてソッコー焼き付いて明らかに不良品だったんだが、
レース専用部品だらと言われ何の保証も無く、
でもレース専用だから焼き付いてOKとかの理論にはならない。
よってあれからミニモトから買う部品の量はグンと減ったんだが、
あまりにも胸糞悪い体験をしたもんだから思わず頭に血が昇ってしまってスマンね。
写真で見ると分かりやすいんだがシャフトを最大に伸ばしても初期装着のシャフトが短く、
もしかしたらオイルポンプのシャフト同士が短くてたまにしか噛み合ってなかったかもしれないんだけど、
それがシリンダーの焼き付きとは関係無さそう。
シリンダーとピストンはクランクが跳ね上げたオイルで潤滑されるため、
オイルが規定量入っていたなら潤滑不良にはならないはずで、
クランクもコンロッドにガタは無いからオイルポンプはちゃんと動いていたのかもしれない。
つまりシリンダーとピストンの焼き付きは原因不明で、
オイルポンプは交換するにしてもこのままお返ししてちゃんと動くのかも分からないのが困ったねぇ。
あと気になったのがカムにデコンプが付いてたからヘッドは純正ではないし、
ガスケットから推測すると売った方が腰下を割ってフルオーバーホールされたと思うんだが、
開けた感じだとちゃんと組まれていたので、
次に私が組む時は何らかの答えを出さないといけない。
しかしヘッドは焼けてなくてシリンダーとピストンが焼き付くってなかなかの難問だと思うんだが、
シリンダーとピストンは焼き付いた物ではなく新品に交換されていたため原因の探りようも無いんだな。
今日はロンシン125もバラしていて2機のバラしは終わったから、
明日は剥離とブラストに出しに行き部品が帰って来るまでは何も出来なさそうで、
ただ無理すれば他のエンジンも作れるかもで、
オーダー表を見ながらメールしたり作れそうな物は作りたいかな。