団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

女心と秋の空と言いますし、仕方がないですね。(笑)

2020-05-09 03:22:03 | 日記
 中日新聞の「伝える工夫 手紙・メール」という欄に「お別れのちゃっかりレター」というタイトルで手紙文化研究家の中川越さんの記事が掲載されていました。


 色とりどりの花咲競う、よい季節の到来です。
今はこんな過酷な状況ですが、いいえ、こんなときだからこそ人恋しくて、憧れの人に胸ときめかすこともあるはずです。

 しかし、恋は何かと厄介な出来事も起きるので、経験を重ねた人ほど臆病になりがちです。
もし途中で別れたくなったらどうしよう、などと考えたりもします。

 そんな懸念があるときは、与謝野晶子の別れの手紙が参考になります。

23歳の晶子は、地元大阪堺の文学サークルで知り合った若い僧侶が大好きになり、手紙を書いて猛アタックを開始。
ところがその最中に、やがて伴侶となる短歌のスター与謝野鉄幹に会い夢中になり、
僧侶への熱が冷めました。

 そこで晶子は次の手紙を僧侶に書き、これまでの関係を清算したのでした。

 「むかしにかはらぬこころよき御しょうそく給(たま)わりかたじけなくぞんじ参候(まいらせそうろう)
今さらにわれは何申上(なにもうしあ)ぐべくもおワさず候 われはつミの子に候」

 <以前と変わらずうれしいお手紙をいただき恐縮です。
もう私から申し上げることはありません。私は罪の子です>と、
別れをにおわせたあと、手紙をこう閉じました。

 「むかしの兄様さらば君まさきくいませ ・・・・つミの子」

 <以前の恋しい兄様さようならお元気で・・・・罪の子より>と。

 さすが稀代の歌人与謝野晶子の見事なお手並みです。
自らを「罪の子」と罰し、相手にとりつく島を与えません。

 ちゃっかり別れる際のお手本です。


 以上です。


>さすが稀代の歌人与謝野晶子の見事なお手並みです。
自らを「罪の子」と罰し、相手にとりつく島を与えません。

 女心と秋の空と言いますし、仕方がないですね。(笑)
でも相手を傷つけず別れるなんてことは無理でしょうね。

私もなんども振られた経験がありますが、傷つかなかったことはありません。(苦笑)
与謝野晶子さんのような手紙でお別れを言われたら、なおのことキズつくでしょうね。

 与謝野晶子さんは、決してうまい別れの仕方をされたとは思いません。
僧侶の方が大人だったのでは。

 この時 与謝野鉄幹さんは奥様がいらしたようですので、不倫の恋だったようです。
与謝野晶子さんの恋の情熱が凄かったようで。(苦笑)

 びっくりしたのは、与謝野晶子さんが十二人もお子様を産んでいらしたことです。
いくら産めよ、増やせよの時代でも、これには驚きました。



 





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コメント (6)
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