中日新聞の読者投稿欄に「右と左 言葉って奥深い」というタイトルで、16歳の女子高校生が投稿されていました。
「〜の右腕」「〜の右に出る者はいない」という。
優秀な部下やその人より優れた人がいないという意味だが、不思議と「〜の左腕」「〜の左に出る者はいない」という表現はない。
なぜ? 左と右が変わっただけなのに・・・。
結論からすれば「右」には優れているというニュアンスが込められているからだ。
残念ながら左は右より劣っているということになる。
中国・漢の時代、右を上座としたことに由来するかららしい。
軍隊では成績の良い順に右から左へ並んだからという説もある。
英語で右を示す単語 r i g h t には「正しい」という意味がある。
この共通性も決して偶然ではなさそうな気がする。
それにしても右と左の双方を表す言葉はどうして「左右」なの。
普段何げなく使っている言葉にも、奥深い世界がある。
以上です。
気になる事があり、ネットで調べてみました。
左大臣と右大臣、ズバリ地位が高いのは左大臣のようです。
朝廷での、官職での順位は「太政大臣→左大臣→右大臣」。
でも太政大臣は適任がいなければ空席でも構わないので、常駐の地位のトップは左大臣になる。
左大臣は今で言う内閣総理大臣、つまり行政のトップ
右大臣はそれを補佐したり、左大臣が一時的に空席になったときにその代わりを行う役職です。
雛人形の左って言うと天皇から見て左です。
雛人形を見て、向かって右側にいるのが左大臣、向かって左が右大臣です。
これらの事を考えると、投稿者さんが言われている「右と左 言葉って奥深い」と思ってしまいます。
1971 トワ・エ・モア - 虹と雪のバラード (シングルバージョン)