日々いろんな事件やら事故の報道がなされる昨今の世の中では、2年前の出来事というのは大昔の出来事のように見えるのか。
あの、100人以上の死者を出した、福知山線の列車脱線事故が起きたのが2年前の今日25日。慰霊祭も行われたようで大阪のほうではニュースになったのだろうが、果たして東京ではどうだろうか・・・。もうそんなことはニュースにならないということで、大きく取り上げないのだろうな。
事故発生直後は、JR西日本の社員教育の問題やら、過密ダイヤがもたらした無謀運転などというのも話題になったものだが、社員教育のほうはさておき、過密ダイヤとか、それに輪をかける通勤混雑の緩和のほうは、果たしてあれから良い方向に向かっていったのだろうか。列車が1分でも遅れたら乗客が車掌や駅員にくってかかったるという国民性は、何ら変わっていないような気がする。
むしろ、最近の人口の都市集中で、鉄道の混雑はより一層ひどくなっているのではないだろうか。これは鉄道会社だけで解決できるものではなく、都市生活のあり方、ひいてはこの国の構造にも絡んでくる問題なのだろうが・・・。