四国、西国、近畿不動と入り乱れているが、その中で西国三十三所の2巡目で言えば残りは5つである。
・第10番「三室戸寺」
・第11番「醍醐寺(上醍醐)」
・第16番「清水寺」
・第17番「六波羅蜜寺」
・第27番「圓教寺」
2巡目はサイコロによらず、その時行こうと思ったところや、他の札所めぐりとの組み合わせで訪ねる中で、上記の5つが残った。このうち醍醐寺は近畿三十六不動めぐりの札所なのでその時まで置くつもりで、比較的近い三室戸寺は醍醐寺とセットにしようと思う。また清水寺、六波羅蜜寺は、東山地区の近畿三十六不動の札所と組み合わせ、2巡目は最西端にある姫路の圓教寺で締めようという考えである。
で、近畿三十六不動めぐりだが、なかなか京都市内の札所が回ってこない。テレビのニュースや駅の花たよりでは連日京都の紅葉や秋の風情を目にするのだが。
そんな中、休日出勤の代休を平日月曜に取ることができた。この日だけはあいにくの空模様だがこれを利用して、不動と札所がかぶる醍醐寺は避けるとして、清水寺に行くことにした。清水寺は言わずと知れた京都を代表する観光名所、土日は大層混むだろう。そこを平日の午前中ならまだましかなと思う。

ということで、朝の通勤ラッシュの中を抜けて、月曜朝の8時半に京阪の祇園四条駅に降り立つ。清水寺へは清水五条が最寄りだが、特急が停まらないのと、せっかくなので観光名所の坂を歩きながらきを目指すことにする。早朝降っていた雨もちょうど止んだ頃である。さすがに観光客の姿も少ない。


四条通を東へ、まずは八坂神社を目指す。その途中に花見小路があるが、さすがにこの時間は店も開いておらず、そろそろ朝の掃除をしようかという時間。渋滞の抜け道のようにクルマも飛ばすし、ゴミ回収のクルマも稼働している。日常の景色なのだろう。





八坂神社にて手を合わせる。こちらも京都を代表するスポットの一つだと思うが、この時間は境内に人もそこまで多くない。西の楼門から入り南の楼門から出る。なお、駅から四条通を歩いて入る西の楼門が正門だと思っていたが、実はひっそりした感じの南の楼門が正門だそうだ。




南の楼門からまっすぐ南へ歩き、高台寺方面には向かわずそのまま行くと八坂の庚申堂に突き当たる。「くくり猿」という色とりどりの丸いお守りがお堂を覆うようにぶら下がっている。庚申信仰といえば赤い「さるぼぼ」のイメージがあるが、こちらは鮮やか。いかにもインスタ映えしそうなスポットで、門の前には「まず本堂にお参り、写真はその後で」という内容の立て札もある。

ここまで来ると八坂の塔で、これぞ京都というスポットである。さまざまにカメラを構える人が目立つ。
・・・と、ここまで歩いてきたが、仲間同士で話をしていたり、あるいは私とすれ違ったりした多くの人の会話は、ほぼ100%「日本語ではなかった」。外国人観光客が多いとして、歩いているのはほとんどアジア大陸からの方。日本人は何人いたかなあ。かくいう私も一時は某国の暗殺された要人そっくりと言われたこともあり、黙っていればそちら側に分類されているかもしれないが、それはどうでもいいとしても飛び交うのはアジア大陸の言語。これが現実とわかっていても、何だか複雑な気分である。


考えすぎなのだろうが、京都市街の札所が後回しになる傾向なのは、こういう気分が多少は影響しているのかなと思う。京都はもう日本人の行くところではなく、外国人、その中でアジア大陸の人が我が物顔に闊歩するところ。とは言うものの、来ている人たちが風情を楽しみ、笑顔で写真を撮っていることにケチをつけるのも失礼だ。ましてや月曜朝の9時、普通なら週の中で慌ただしい時間帯である。
最後に清水坂に出ると、先ほどまでの外国人に加えて、修学旅行生、さらには日本各地からの妙齢のご婦人方のご一行様たちがあふれる。これで却ってホッとした。そう、日本にはバイタリティ溢れるオバハン!・・・もとい、妙齢のご婦人方がいらっしゃるでごわす。
・・・こうしてようやく清水寺の山門に到着した。この後は西国の札所であり、さまざまなご利益が古代の説話で取り上げられたスポットということで・・・。
・第10番「三室戸寺」
・第11番「醍醐寺(上醍醐)」
・第16番「清水寺」
・第17番「六波羅蜜寺」
・第27番「圓教寺」
2巡目はサイコロによらず、その時行こうと思ったところや、他の札所めぐりとの組み合わせで訪ねる中で、上記の5つが残った。このうち醍醐寺は近畿三十六不動めぐりの札所なのでその時まで置くつもりで、比較的近い三室戸寺は醍醐寺とセットにしようと思う。また清水寺、六波羅蜜寺は、東山地区の近畿三十六不動の札所と組み合わせ、2巡目は最西端にある姫路の圓教寺で締めようという考えである。
で、近畿三十六不動めぐりだが、なかなか京都市内の札所が回ってこない。テレビのニュースや駅の花たよりでは連日京都の紅葉や秋の風情を目にするのだが。
そんな中、休日出勤の代休を平日月曜に取ることができた。この日だけはあいにくの空模様だがこれを利用して、不動と札所がかぶる醍醐寺は避けるとして、清水寺に行くことにした。清水寺は言わずと知れた京都を代表する観光名所、土日は大層混むだろう。そこを平日の午前中ならまだましかなと思う。























