











この後はしばらくカーペット桟敷に横になる。普通の四国行きの旅行ならば、潮風に吹かれながらビール、あるいは小豆島の地酒(1合枡がついていた)を一杯やるところだろう。一瞬頭によぎったが、今回はこれから1ヶ所とはいえお参りがあるので我慢だ(帰りにフェリーに乗るのであれば間違いなく桟敷で酒盛りになるのだろうが)。少しウトウトしたり、スマホを触ったり、手持ちの文庫本を広げたりする。


実は小豆島には「小豆島八十八ヶ所霊場」というのがあり、知多、篠栗と合わせて「日本三大新四国霊場」の一つとされている。この小豆島八十八ヶ所は弘法大師が讃岐と都との行き来の合間に山岳修行をして開いたとされており、江戸時代には四国に習うように八十八霊場のコースが出来上がったという。土庄を起終点として島を時計回りに一周するのだが、島へのアクセスも限られる上、公共交通機関もほとんどなく、山道の上り下りが繰り返されるハードなコースだという。小豆島に行くのならいずれはこの札所めぐり(奥の院を含めて94ある)もやることになるのかな、素通りとはいかないのかなとぼんやりと考える。

















さて・・・相変わらず札所までのアクセス記事が長いのだが、午後になってようやく本題である。ようやくこれから83番の一宮寺に向けてことでんで出発する・・・。