

長尾線、志度線の分岐駅となる瓦町を過ぎる。次からはこの駅にも来ることになる。







八十八所の一宮寺は義淵僧正(飛鳥の岡寺を創建した人物像)の手で開かれた寺だが、その名前からも察せられるように、行基が讃岐の一宮として田村神社の社殿を創建した時に別当寺とした。これまで八十八所を回る中で、阿波、土佐、伊予と同じように各国の一宮の別当寺としての歴史を持つ札所があり、明治の神仏分離、廃仏毀釈の目に遭ったことも共通しているのだが、一宮寺だけは江戸時代前期に松平家の手で田村神社の別当寺の役割を解かれ、分離されてしまった。そこに何があったのかはわからないが・・・。

















これで田村神社にお参りし、ようやく一宮寺である。独立した道路だが神社の一部という感じの細道を歩いて山門に・・・。