まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

またまたまたまた大阪に緊急事態宣言・・

2021年07月29日 | ブログ

せっかく8月観戦しようと思ったのに、これでまた京セラドーム大阪が無観客試合になるやんけ。

ええ加減にせえやボケ!!!

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第2回中国四十九薬師めぐり~第2番「薬師院」(寅さんゆかりの寺)

2021年07月29日 | 中国四十九薬師

7月18日、井原鉄道から伯備線を乗り継いで備中高梁に到着。伯備線の主要駅である。もっとも、下車した時は改札口に係員はいなかった。近距離客はICOCA対応の自動改札機、指定席を買うならみどりの券売機プラスで対応である。

駅そのものは橋上駅舎で、駅ビルのように建つのは高梁市立図書館。2017年に開業したが、図書館、蔦屋書店、スターバックス、観光案内所が同居している。この手の図書館が近年少しずつ増えており、以前には徳山駅に併設された周南市立徳山駅前図書館にも入ったことがある。地元の人、そして観光で訪れた人も入りやすく、町の情報も得ることができる。

地上に出ると目立つのが、山田方谷関連の石像や石碑。山田方谷は高梁の生まれで、陽明学を学び、後に備中松山藩に仕えて藩の財政改革を行った。門人の中には、後に長岡藩家老として戊辰戦争でも奮戦した河井継之助もいる。

さて、薬師院に行こう。自由通路の反対側に出るとロータリーがあり、その向こうに石垣を備えた寺院が見える。手前が松連寺、奥が薬師院である。ここまで駅前寺院なら、鉄道旅行を兼ねて来ていいところだ。観光ガイドなどでは駅から徒歩10~15分とあったが、駅舎が新しくなり、自由通路ができたことで近くなった。

薬師院に向かう。案内板と合わせて、「男はつらいよロケ地」の石碑が建つ。映画「男はつらいよ」の48作のうちで、備中高梁は全国で唯一2度にわたってロケ地として登場したところという。山田洋次監督たちも全国をロケハンした中で、この備中高梁に風情を感じたのだろう。

映画では、寅さんの義弟・博の出身が備中高梁という設定で、一度目は博の父親が登場する。そして二度目では博の父親が亡くなって三回忌で、墓が「蓮台寺」にあるという設定。この「蓮台寺」のロケ地になったのが薬師院である。劇中では寅さんが坊さんになる場面もあったとか。

石段を上がる。振り返ると備中高梁の駅前から町並みを見渡すことができる。境内にも「男はつらいよロケ地」の石碑、看板があるし、さまざまに意匠をこらした椅子もある。

薬師院を開いたのは、西国三十三所めぐりでもおなじみの花山法皇という。花山法皇は出家後の諸国を修行して回ったというが、こういうところにも訪ねていたのか。

寺が現在地に建てられたのは江戸時代のこと。備中高梁の城下町の整備と合わせて、20年あまりかけて石垣が築かれた。ここまで来ると築城と同じようなものだろう。その後焼失した建物もあるが、本堂や仁王門は江戸時代からのものだという。こちらでお勤めとする。

背後の山をめぐる西国三十三所の写し霊場もあるが、暑いし、そこまではいいか。ちょうど境内に1番と33番があるので、キセルのようだがここで結願ということにする。

隣の本坊に納経所がある。玄関を開けると対応していただく。上り口には寅さんのポスターが飾られ、ロケ当時のアルバムも見ることができる。

今回、無事に一発で?朱印をいただくことができてよかった。

さてこれからだが、備中高梁の城下町を少し回ることにしよう。本来なら町のシンボルである備中松山城まで上るところだが、まあ、この暑さだし、その一方で天気の急変も言われているし・・・。

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