まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第7回中国四十九薬師めぐり~第15番・薬師寺は場所違いだったが・・

2022年02月08日 | 中国四十九薬師

北木島を後にして笠岡港に戻り、福山駅へレンタカーを返却する途中で中国四十九薬師の第15番・薬師寺に向かう。第11番~第14番が飛ぶ形になるが、福山駅手前の新幹線高架の近くにあり、ちょうど道順としていいかなと思った。

ただ、先ほど全国の札所の地図を見ることができるスマホアプリを確認したところ、どうも様子がおかしい。中国四十九薬師めぐりのホームページ掲載の地図では画像のように福山駅の東を指していて、だから帰りに立ち寄るつもりでいた。ただ、スマホアプリの地図は福山駅から西、松永駅近くを指している。一瞬、何かの事情で札所の寺が変わったのかと思った。

ただ、改めてホームページに記載された寺の住所を確認すると、福山市の今津町と記載されている。今津とは確か、国道2号線の松永バイパスが通っていて、パーキングエリアがあったように思う。ただ、ホームページで指していたのは福山市の東深津町である。福山駅を挟んで正反対の位置だ。いずれも同じ「薬師寺」だが、どうやらホームページが掲載した地図が違っているようだ。もしこのまま東深津町の薬師寺に向かい、中国四十九薬師とは違うとなるとがっかりするところだった(東深津町の薬師寺にも歴史があり、訪ねれば得られるところはあるのだろうが・・)。

ということで、今津の薬師寺は本来の札所順で訪ねることにする。もっとも中国四十九薬師めぐりはこの後同じ福山市でも神辺町の2ヶ所の後、一気に東城、三次と備北地区に飛ぶので、訪ねるのは季節が変わってからだろう。

さてどうするか。レンタカーの返却まで少し時間があるので、思いついたのは笠岡から北へ、かつての井笠鉄道の車両が保存されている記念館。そのままレンタカーを走らせる。

井笠鉄道はかつて笠岡から井原、神辺、矢掛を結んでいたナローゲージの鉄道である。1971年までに全線が廃線となったが、かつての新山駅跡に記念館ができている。SLや小ぶりな客車が保存されている。現在、神辺から井原、矢掛、そして総社まで、井笠鉄道を受け継ぐ形で第三セクターの井原鉄道が新たに開通している。

鉄道の廃線といえば、NHKで日曜日の朝に「10分で巡る にっぽんの廃線」というミニ番組をやっている(週ごとに各地方の映像をローテーションで流している)。日曜日の朝を自宅で過ごすときには楽しみにしている番組で、井笠鉄道も中国・四国編で登場する。

しばらく過ごした後、笠岡駅近くに戻り国道2号線に入る。返却時間間際でレンタカーを戻し、復路も日本旅行のお得なプランを利用して16時47分発の「こだま859号」で広島に戻る。

さて今回で中国四十九薬師めぐりも岡山県を終えて広島県に入りかけたが、雨の日でなくてもよかったかなと思う。特にフェリーの乗船があったので、天気がよければなおよかったかな。まあこれは時の流れということで、笠岡諸島にはまた行ってみたいし、次からの広島県シリーズも楽しみである。いろいろと忙しいが・・・。

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