2月20日、広島市街に出ようと広電宮島線の高須から広電に乗ったが、通常なら広島駅行きのところ、途中の広電西広島止まりで運転との案内があった。事故の影響で市内線の土橋~広電西広島間の運転を見合わせているとのことだった。とりあえず西広島まで行ってJRに乗り換えるか、バスに乗り換えるか・・。
そして広電西広島で下車したのだが、太田川放水路にかかる新己斐橋のほうを見て驚いた。広島駅方面に向かう連接車の先頭が右に向いている。どうやら脱線しているようだ。反対側の線路もふさいでいて、対向する電車が橋の上で何両も停まっている。
橋の上まで来て驚いた。電車の左前方と乗用車の右側が接触している。いや、派手にやらかしたものだ。
幸い、電車の乗客、乗務員にはケガはなく、乗用車の運転手も軽症だったとのこと。ただ、この事故の影響で土橋~広電西広島間は午前中いっぱいい運転見合わせとなった。
原因はどうやら、電車が広島駅に向けて東へ、乗用車が南へ直進するところ、乗用車が無理に渡ろうとして電車と衝突したのではないかとされている。
この南への道は太田川放水路沿いで、西区を南北に抜けるルートの一つである。ただ、平和大通りや国道2号線など主要な道路との交差点では必ず信号を1~2回やり過ごさなければならず、赤信号ギリギリなら突っ込むクルマも多いように思う。この乗用車も赤信号ギリギリで突っ込み、ちょうど広電西広島を出て加速に入った電車と衝突した・・というところだろう。それでも、乗用車対路面電車では、完全に乗用車の負けである。
一方、当初は乗用車が右折しようとしたが対向車がいたため停車し、そこに路面電車が突っ込んだのではということも言われていた。ただ、右折時にも軌道に入ってはいけないはずである。
やはり信号、交通ルールは守らなければならない。無茶をしてはいかんな・・・。