「インビジブル・ターゲット」
ニコラス・ツェー、ショーン・ユー、そしてジャッキー・チェンの息子ジェイシー・チェン主演のアクション映画。ジャッキーの「香港国際警察」でも鮮やかな手腕を見せたベニー・チャン監督の演出が、またまた冴えてます。
宝石店強盗事件発生。婚約者を殺され復讐に燃えるチャン刑事、屈辱を受け汚名返上に躍起なフォン警部補、そして兄に容疑をかけられたワイ巡査。3人の若き警察官たちは、いつしか力を合わせて凶悪な強盗団を追跡するようになるが...
いやあ、やっぱ香港アクションはいいですね!ありえねー!とチャチ入れるのは、ほんと野暮で意味がない。頭カラッポにして楽しめない人は、観ないきゃいいだけのことです。香港のアクションって、過激でド派手で荒っぽいけど、大味でCG過多なハリウッドのそれと違って、細かいところで工夫してるし、命知らずなスタントも壮絶で素晴らしい。この映画では、特に高い所から飛んだり落下したりするシーンが多く、大丈夫だったのかなあ~と観てて心配になりました。フツー死ぬだろ~?なシーンばかり。実際にも撮影中2、3人死んでそう。
3人がカフェでチンピラ軍団と乱闘になるシーン。チンピラども、みんな刀(ナイフじゃない!)もってるし!何でそんな物騒なもんもってるの~!?香港、怖すぎ!
爆破シーンは、明らかに合成と分かるものもあります。ジャッキーの時代なら、ほんとに爆発させてただろうなあ。おなじみな銃撃戦やカーアクションよりも、野郎どものガチンコファイトシーンが多く趣向を凝らしていたのが、この映画の魅力かも。迫力があって荒々しくて、まさに血湧き肉踊る格闘って感じ。こんな映画、日本では作れません。だって、自らの体を駆使したアクションや肉弾戦ができる若い男優がいないから。
主演の若手男優3人が、なかなか頑張ってます。
チャン役のニコラス・ツェー、フォン役のショーン・ユー。香港最上級イケメン二人が、「かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲイト」に続いて萌え競演
ニコはワイルドな髭、ショーンは坊主頭、と男くさい野郎っぽい外貌ですが、やっぱ可愛いさは隠せません。可愛さを保持しつつ、いい感じに男っぽく成長してる二人です。おやぢ中学生みたいな日本の同世代芸能人とは雲泥の差です。
それと。ニコもショーンも身体能力がスゴいですよねえ。体の動きが驚異的。これも日本の若い男優にはない武器。特にニコ、キックする時の足の上がりようときたら。スゴすぎ。「香港国際警察」以上に無茶なことやりまくってます。香港の若い男優って、演技力よりもまず俊敏な運動神経と強靭な体力がないとダメっぽい?
さらに。荒ぶってもボロボロになっても、崩れないニコ&ショーンの顔の美しさ。地味で野暮ったい韓流男優と違って、やっぱ華流男優って華があります。
ジェイシー・チェンは、うう~ん。私、少々ブサイクでも全然OKなんですけど、彼はちょっと...超苦手な中田ヒデ子に似てるからかなあ。でも、ヒデ子みたいな怪しさイカガワシさはなく、優しそうで純真な感じでイヤ味はない、が、ニコ&ショーンと同格で主演というのは、かなり無理があるような...ジャッキー御大の威光は、あまりにも強い?ニコ&ショーンも他の出演者も監督もスタッフも、ジェイシーに気を使って仕事してそう?
比較的シリアスな内容なので、コミカルなシーンはほとんどありませんが...ショーンが強盗団に飲み込まされた銃弾をトイレで出すシーン、超真剣な顔でウンコするショーン(音付き!)が笑えた。あと、ジェイシーの部屋で上半身裸になって薬を塗り合うシーンも微笑ましいです。ニコは筋肉質、ショーンはムッチリ、二人ともナイスバディジェイシーはガリガリで萎え~
敵キャラも魅力的。ヴィジュアル的には、もちろん「香港国際警察」のダニエル・ウーには匹敵してませんが(彦以上の男前なんて、ちょっと難しいよなあ)、強さに関しては軍配が上がってるかも。とにかく、めちゃくちゃ強い!演じるウー・ジンもアンディ・オンも、俳優とは思えぬ武闘ぶり。ウー・ジンなど、主役3人がかりでやっと太刀打ちできるケンカ大魔王だし。アンディ・オンは、ひょっとして「香港国際警察」で彦率いる悪のイケメン軍団の中にいた一人?今回は準主役級に出世していて、カッコよかったです。極悪になりきれない悲哀が切なかった。
怒涛のアクションや格闘を少しだけ削って、もうちょっと若者3人の友情や、敵の悲しみを掘り下げて描いてもよかったのでは、とも思いました。ドラマ部分が薄いのが惜しい。
↑アンディ・オン、芸術的な肉体美!(※注 劇中では脱いでません♪)
ニコラス・ツェー、ショーン・ユー、そしてジャッキー・チェンの息子ジェイシー・チェン主演のアクション映画。ジャッキーの「香港国際警察」でも鮮やかな手腕を見せたベニー・チャン監督の演出が、またまた冴えてます。
宝石店強盗事件発生。婚約者を殺され復讐に燃えるチャン刑事、屈辱を受け汚名返上に躍起なフォン警部補、そして兄に容疑をかけられたワイ巡査。3人の若き警察官たちは、いつしか力を合わせて凶悪な強盗団を追跡するようになるが...
いやあ、やっぱ香港アクションはいいですね!ありえねー!とチャチ入れるのは、ほんと野暮で意味がない。頭カラッポにして楽しめない人は、観ないきゃいいだけのことです。香港のアクションって、過激でド派手で荒っぽいけど、大味でCG過多なハリウッドのそれと違って、細かいところで工夫してるし、命知らずなスタントも壮絶で素晴らしい。この映画では、特に高い所から飛んだり落下したりするシーンが多く、大丈夫だったのかなあ~と観てて心配になりました。フツー死ぬだろ~?なシーンばかり。実際にも撮影中2、3人死んでそう。
3人がカフェでチンピラ軍団と乱闘になるシーン。チンピラども、みんな刀(ナイフじゃない!)もってるし!何でそんな物騒なもんもってるの~!?香港、怖すぎ!
爆破シーンは、明らかに合成と分かるものもあります。ジャッキーの時代なら、ほんとに爆発させてただろうなあ。おなじみな銃撃戦やカーアクションよりも、野郎どものガチンコファイトシーンが多く趣向を凝らしていたのが、この映画の魅力かも。迫力があって荒々しくて、まさに血湧き肉踊る格闘って感じ。こんな映画、日本では作れません。だって、自らの体を駆使したアクションや肉弾戦ができる若い男優がいないから。
主演の若手男優3人が、なかなか頑張ってます。
チャン役のニコラス・ツェー、フォン役のショーン・ユー。香港最上級イケメン二人が、「かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲイト」に続いて萌え競演
ニコはワイルドな髭、ショーンは坊主頭、と男くさい野郎っぽい外貌ですが、やっぱ可愛いさは隠せません。可愛さを保持しつつ、いい感じに男っぽく成長してる二人です。おやぢ中学生みたいな日本の同世代芸能人とは雲泥の差です。
それと。ニコもショーンも身体能力がスゴいですよねえ。体の動きが驚異的。これも日本の若い男優にはない武器。特にニコ、キックする時の足の上がりようときたら。スゴすぎ。「香港国際警察」以上に無茶なことやりまくってます。香港の若い男優って、演技力よりもまず俊敏な運動神経と強靭な体力がないとダメっぽい?
さらに。荒ぶってもボロボロになっても、崩れないニコ&ショーンの顔の美しさ。地味で野暮ったい韓流男優と違って、やっぱ華流男優って華があります。
ジェイシー・チェンは、うう~ん。私、少々ブサイクでも全然OKなんですけど、彼はちょっと...超苦手な中田ヒデ子に似てるからかなあ。でも、ヒデ子みたいな怪しさイカガワシさはなく、優しそうで純真な感じでイヤ味はない、が、ニコ&ショーンと同格で主演というのは、かなり無理があるような...ジャッキー御大の威光は、あまりにも強い?ニコ&ショーンも他の出演者も監督もスタッフも、ジェイシーに気を使って仕事してそう?
比較的シリアスな内容なので、コミカルなシーンはほとんどありませんが...ショーンが強盗団に飲み込まされた銃弾をトイレで出すシーン、超真剣な顔でウンコするショーン(音付き!)が笑えた。あと、ジェイシーの部屋で上半身裸になって薬を塗り合うシーンも微笑ましいです。ニコは筋肉質、ショーンはムッチリ、二人ともナイスバディジェイシーはガリガリで萎え~
敵キャラも魅力的。ヴィジュアル的には、もちろん「香港国際警察」のダニエル・ウーには匹敵してませんが(彦以上の男前なんて、ちょっと難しいよなあ)、強さに関しては軍配が上がってるかも。とにかく、めちゃくちゃ強い!演じるウー・ジンもアンディ・オンも、俳優とは思えぬ武闘ぶり。ウー・ジンなど、主役3人がかりでやっと太刀打ちできるケンカ大魔王だし。アンディ・オンは、ひょっとして「香港国際警察」で彦率いる悪のイケメン軍団の中にいた一人?今回は準主役級に出世していて、カッコよかったです。極悪になりきれない悲哀が切なかった。
怒涛のアクションや格闘を少しだけ削って、もうちょっと若者3人の友情や、敵の悲しみを掘り下げて描いてもよかったのでは、とも思いました。ドラマ部分が薄いのが惜しい。
↑アンディ・オン、芸術的な肉体美!(※注 劇中では脱いでません♪)