ドイツのTV映画「ハイジャック181」を観ました。
1977年、西ドイツの旅客機がパレスチナのテロリストによって乗っとられる。犯人は刑務所に収監されている仲間の釈放を要求するが、西ドイツ政府は応じない。焦る犯人グループによって、乗員乗客の命は危険にさらされてしまうが...
ドイツ版よど号事件?実際に起こったハイジャック事件の実録再現ドラマ。TV映画だけど、なかなかスリリングでサスペンスフルで、すごく面白かったです。かなりハラハラさせられました。ハイジャック犯のリーダーが、悪人というより狂人っぽいので、何しでかすか分かんない怖さが。自爆覚悟の狂信者って、ほんと恐ろしい。
飛行機って、ほんと恐怖ゾーンだよなあ。テロのハイジャックなんて、考えただけでも肌に粟がたつ。同時多発テロ事件があってからは、ますます飛行機を利用することに対して不安が。この映画の乗員乗客が味わった恐怖と苦痛、他人事ではないかも。
いつ殺されるか分からない恐怖、トイレにも行かせてもらえない、水もない、空調がダメになって蒸し風呂状態etc.まさに生き地獄。しかも、飛行機は各国で拒絶されて、転々とするばかり。政府よ、早く何とかしてあげてよー!と、歯がゆくなりました。ほとんどの乗員乗客は、パニックのあまり醜態を見せる、ということがなくて立派だった。大人よりも冷静に我慢してる幼い子供たちが、けなげで可哀想だった。私だったら、ヒステリーか呆然自失状態かも。それにしても。拳銃や爆弾を機内に持ち込んでた犯人。今ではありえないですよねえ。
犯人グループのリーダーのヤバ男ぶりが、話をエキサイティングにしています。まさに歩く時限爆弾状態。女子供にも容赦なく、ユダヤ人は処刑にしたる~!と目を血走らせたり。狂いっぷりがギラギラしてます。反面、ちょっと人がよいところもあったり。あのユダヤ女は殺たるー!と興奮状態になりつつ、君は偉大な男!寛大になったほうがいい!と機長におだてられたりなだめられたりすると、処刑はしないことにしたり。今日は乗員の誕生日なんだ、ケーキが欲しい!と機長にねだられると、差し入れさせることを承諾したり。もう終わりや!みんな一緒に死ぬでー!と、乗客にアルコールをぶっかけ、縛って爆弾をセットする発狂ぶりを見せた後、西ドイツ政府に騙されて要求がのまれたと信じ込み、やったー♪みんな良かったなあ、死なずにすんだでえ~♪と、笑顔で優しく乗客の縛めを解いてやったり。とんだ狂犬なんだけど、何だかすごく素直で憎めないんですよねえ。根は悪くない、いや、騙されやすいところとか、すごく純真な奴って感じ。宗教や政治思想の若い狂信者って、ピュアすぎるから暴走しちゃうんだろうなあ。
機長が~乗員乗客のため、あんなに頑張ったのに。彼の冷静沈着さと勇敢さを尊敬。中東の国々の冷たさに憤り!複雑な政治的事情があるにせよ、罪もない一般人を見殺しだなんて!あれって、世界的な非難とか浴びなかったのかなあ。
最終決戦地は、ソマリアのモガディッシュ(この映画のオリジナルタイトルにもなってます)。ここでようやく、ドイツの特殊部隊GSG-9が出動して事件を解決するのですが、もっと早く動いてほしかったなあ。テロの脅しにも、断固として屈しない西ドイツ政府でしたが。私たちの祖国にとっては、国民の命より国の威信のほうが大事なのでしょう、というスチュワーデスの台詞が痛烈でした。赤軍に屈してテロリストたちを国外へ逃がした日本政府との違いを考えさせられました。
機長役は、きゃmy ドイツ愛人トーマス・クレッチマン
トーマス、めっちゃカッチョよかったです♪クールだけど優しそうで。あんな機長に密室のコックピットで操縦されるスッチーになりたい~!パイロットの制服も、軍服と同じぐらい超似合ってて素敵!清爽で頼もしい感じ。キムタコとかだと、コスプレにしか見えないのにね。トーマスって、ドイツ人にしては小柄なほうだと思うけど、堂々と逞しいせいか大きく見えるんですよね。軍隊出身の機長が、ぷっつん中の犯人のリーダーに、屈辱の兵隊ごっこ!を強いられるシーン。トーマス機長の、悲しそうな我慢顔に萌え~母国語であるドイツ語を喋るトーマス、久々に見ることができました。でも台詞の大半は、犯人と中東各国との交渉で使う英語なんだけど
副機長も頑張ってました。演じてたサイモン・バーホーベンも、なかなかの男前でした♪犯人グループのリーダーも、結構イケメンだった。犯人グループがおそろいで着てた、チェ・ゲバラの赤いTシャツが可愛かったです。それにしても、狂信者じゃないアラブ系の俳優は、ああいう役ばかりやらされて嫌だろうなあ。
ガエル・ガルシア・ベルナルの新作“Gardel”に、トーマスの名前も!国際派同士の競演、楽しみですね~♪
早く観たいトーマスの新作、ちょっと集めてみました♪(オフィシャルサイトをリンク、予告編でトーマスをチェキラー☆)
“Die Grenze” ドイツのTV映画。カリスマ極右党党首役のトーマス、真っ白なスーツ姿がカッコよすぎ&怪しい!競演は「悪霊喰い」や「戦場のアリア」などのベンノ・フユルマン。ドイツ男前競演にもソソられます。
“Separation City” ニュージーランド映画。複数のカップルのラブコメ?トーマスは浮気な夫役みたいです。子供と一緒のトーマスが可愛い!
“The Young Victoria” イギリス映画。若き日のヴィクトリア女王を描いた時代劇。トーマスは女王の叔父にあたるベルギーの王さま役。
“Der Seewolf” ドイツのTV映画。勇ましい海の男トーマスがカッチョいい!
1977年、西ドイツの旅客機がパレスチナのテロリストによって乗っとられる。犯人は刑務所に収監されている仲間の釈放を要求するが、西ドイツ政府は応じない。焦る犯人グループによって、乗員乗客の命は危険にさらされてしまうが...
ドイツ版よど号事件?実際に起こったハイジャック事件の実録再現ドラマ。TV映画だけど、なかなかスリリングでサスペンスフルで、すごく面白かったです。かなりハラハラさせられました。ハイジャック犯のリーダーが、悪人というより狂人っぽいので、何しでかすか分かんない怖さが。自爆覚悟の狂信者って、ほんと恐ろしい。
飛行機って、ほんと恐怖ゾーンだよなあ。テロのハイジャックなんて、考えただけでも肌に粟がたつ。同時多発テロ事件があってからは、ますます飛行機を利用することに対して不安が。この映画の乗員乗客が味わった恐怖と苦痛、他人事ではないかも。
いつ殺されるか分からない恐怖、トイレにも行かせてもらえない、水もない、空調がダメになって蒸し風呂状態etc.まさに生き地獄。しかも、飛行機は各国で拒絶されて、転々とするばかり。政府よ、早く何とかしてあげてよー!と、歯がゆくなりました。ほとんどの乗員乗客は、パニックのあまり醜態を見せる、ということがなくて立派だった。大人よりも冷静に我慢してる幼い子供たちが、けなげで可哀想だった。私だったら、ヒステリーか呆然自失状態かも。それにしても。拳銃や爆弾を機内に持ち込んでた犯人。今ではありえないですよねえ。
犯人グループのリーダーのヤバ男ぶりが、話をエキサイティングにしています。まさに歩く時限爆弾状態。女子供にも容赦なく、ユダヤ人は処刑にしたる~!と目を血走らせたり。狂いっぷりがギラギラしてます。反面、ちょっと人がよいところもあったり。あのユダヤ女は殺たるー!と興奮状態になりつつ、君は偉大な男!寛大になったほうがいい!と機長におだてられたりなだめられたりすると、処刑はしないことにしたり。今日は乗員の誕生日なんだ、ケーキが欲しい!と機長にねだられると、差し入れさせることを承諾したり。もう終わりや!みんな一緒に死ぬでー!と、乗客にアルコールをぶっかけ、縛って爆弾をセットする発狂ぶりを見せた後、西ドイツ政府に騙されて要求がのまれたと信じ込み、やったー♪みんな良かったなあ、死なずにすんだでえ~♪と、笑顔で優しく乗客の縛めを解いてやったり。とんだ狂犬なんだけど、何だかすごく素直で憎めないんですよねえ。根は悪くない、いや、騙されやすいところとか、すごく純真な奴って感じ。宗教や政治思想の若い狂信者って、ピュアすぎるから暴走しちゃうんだろうなあ。
機長が~乗員乗客のため、あんなに頑張ったのに。彼の冷静沈着さと勇敢さを尊敬。中東の国々の冷たさに憤り!複雑な政治的事情があるにせよ、罪もない一般人を見殺しだなんて!あれって、世界的な非難とか浴びなかったのかなあ。
最終決戦地は、ソマリアのモガディッシュ(この映画のオリジナルタイトルにもなってます)。ここでようやく、ドイツの特殊部隊GSG-9が出動して事件を解決するのですが、もっと早く動いてほしかったなあ。テロの脅しにも、断固として屈しない西ドイツ政府でしたが。私たちの祖国にとっては、国民の命より国の威信のほうが大事なのでしょう、というスチュワーデスの台詞が痛烈でした。赤軍に屈してテロリストたちを国外へ逃がした日本政府との違いを考えさせられました。
機長役は、きゃmy ドイツ愛人トーマス・クレッチマン
トーマス、めっちゃカッチョよかったです♪クールだけど優しそうで。あんな機長に密室のコックピットで操縦されるスッチーになりたい~!パイロットの制服も、軍服と同じぐらい超似合ってて素敵!清爽で頼もしい感じ。キムタコとかだと、コスプレにしか見えないのにね。トーマスって、ドイツ人にしては小柄なほうだと思うけど、堂々と逞しいせいか大きく見えるんですよね。軍隊出身の機長が、ぷっつん中の犯人のリーダーに、屈辱の兵隊ごっこ!を強いられるシーン。トーマス機長の、悲しそうな我慢顔に萌え~母国語であるドイツ語を喋るトーマス、久々に見ることができました。でも台詞の大半は、犯人と中東各国との交渉で使う英語なんだけど
副機長も頑張ってました。演じてたサイモン・バーホーベンも、なかなかの男前でした♪犯人グループのリーダーも、結構イケメンだった。犯人グループがおそろいで着てた、チェ・ゲバラの赤いTシャツが可愛かったです。それにしても、狂信者じゃないアラブ系の俳優は、ああいう役ばかりやらされて嫌だろうなあ。
ガエル・ガルシア・ベルナルの新作“Gardel”に、トーマスの名前も!国際派同士の競演、楽しみですね~♪
早く観たいトーマスの新作、ちょっと集めてみました♪(オフィシャルサイトをリンク、予告編でトーマスをチェキラー☆)
“Die Grenze” ドイツのTV映画。カリスマ極右党党首役のトーマス、真っ白なスーツ姿がカッコよすぎ&怪しい!競演は「悪霊喰い」や「戦場のアリア」などのベンノ・フユルマン。ドイツ男前競演にもソソられます。
“Separation City” ニュージーランド映画。複数のカップルのラブコメ?トーマスは浮気な夫役みたいです。子供と一緒のトーマスが可愛い!
“The Young Victoria” イギリス映画。若き日のヴィクトリア女王を描いた時代劇。トーマスは女王の叔父にあたるベルギーの王さま役。
“Der Seewolf” ドイツのTV映画。勇ましい海の男トーマスがカッチョいい!