ちょっと今さらな話題ですが、2016年のオリンピック開催地は、ブラジルのリオデジャネイロに決定!リオの皆様、おめでとうさん♪リオといえば、カーニバルですよね。ああ~わしもロドリゴ・サントロみたいなイカしたラティーノと、踊り踊られてカーニバル♪灼熱のミ・アモーレしてみたいのお。
東京が負けた敗因は、やっぱ日本人のテンションの低さ?どうでもいいとは言わないけど、オリンピックよりももっと真剣に考えるべきことがあるのでは、というのが大部分の日本人の意見だったのでしょうか。あと、マダムMIYUKIのファッションがIOCの委員たちをドン引きさせたのでは、という見解も。
ヨタ話はサテオキ。東京への五輪招致活動には、な、何と150億円が費やされたとか。ひゃ、ひゃくごじゅうおく~あわわわ。あらら負けちゃったね、関係者の皆様お疲れさま、と流せないものがありますよねえ。石原知事は、みんな頑張ったからいいじゃん、みたいなスッキリ顔(開き直り?)でしたが...応援団のスーツ一着30万円、都知事の宿泊費一泊10万円とか、バブル時代が戻ってきたような景気のよさですね。実際は、今年も年末派遣村が憂慮されてるドンづまりなのに...
聖武天皇は奈良の都に大仏を、平清盛は瀬戸内海を開港しましたが、その裏には民の塗炭の苦しみが...石原都知事と、いにしえの日本の為政者が何となくカブりました。
それにしても150億円が、ただの壮大なる無駄遣いに終わったのなら、ほんとに残念無念で悔しいですよねえ。地味で小さい形でもいいので、招致活動で行ったことが、何か有意義な発展につながってほしいですね。
「ぜんぶ、フィデルのせい」
1970年のパリ。ブルジョア家庭に育ち、カトリックのお嬢様学校に通う9歳のアンナは、左翼運動に傾倒し始めた両親によって生活激変を余儀なくされ、猛反発するが...
フィデル、とは言うまでもなく、キューバの革命家カストロのこと。小さな女の子の目を通して描かれる、当時の政治運動や社会情勢が興味深かったです。完璧なノンポリ環境で育った私も、大学時代の学友や付き合った男の政治的な思想や言動には、驚嘆することしきりでした。アンナと違って、目からウロコ的に自分の考えや行動する意志などが培われることは、結局なかったけど...
いきなりな左翼ライフへのアンナの反発&困惑が、ユーモラスでシニカル。私だって、あんな突然な変化はイヤだ~。アンナの両親、極端すぎる。子供が可哀相。アンナが好きだった宗教の授業も受けさせないようにしたり、機動隊が出てくるようなデモにまで連れてってたり、仲間がたむろする部屋に子供だけ置いて出かけたり、ちょっと酷いな~と思った。
アンナの、9歳のガキンチョとは思えないほどの利発さにも吃驚。両親へのブータレ方や異論反論が、大人顔負け。私など、口げんかしたら絶対負けるよ。ブーブー文句、カリカリ反抗しつつ、キョーサン主義とかチューゼツ、ダンケツなどのボキャブラリーを覚え、今まで知らなかった社会の価値観を学ぼうとする姿勢は立派、だとは思ったけど、まあ小さい子供があんな環境にいたら、イヤでも染められるよなあ~とも思った。授業中のシスターの、愛されたのに逆らったため主人に殺された山羊の話に、山羊は囚われの豊かさより自由を選んだの!と反論するアンナ、すごいなあ~すっかり真っ赤な女の子になっちゃってて。
アンナの幼い弟フランソワが、めっちゃ可愛い&いい味!姉と違って、平気な顔して楽しそうに順応しちゃってて。将来大物になりそうな子でした。
アンナ役ニナ・ケルヴェルが、可愛い!けど、日本の子役と違って、私(僕)きゃわいいでショ?な媚がない。フランスの子役って、姿形はホント可愛いガキンチョなのに、クールですよねえ。特に女の子は。議論好きで自己主張が強いところとか、笑顔より生意気で不機嫌な顔がチャーミングなところなど、小さくてもフランス女なアンナちゃんでした。
両親役のジュリー・ドパルデューとステファノ・アコルシも好演。
特に、スペイン貴族出身で弁護士のパパ役、イタリア俳優のステファノ・アコルシが素敵でした。「野良犬たちの掟」でも思ったけど、彼ってちょっと故ヒース・レジャーに似てる?ヒースを濃くして脆さを抜いた感じ?フランス語が上手ですね。奥さんはフランスの女優だと知り納得。
東京が負けた敗因は、やっぱ日本人のテンションの低さ?どうでもいいとは言わないけど、オリンピックよりももっと真剣に考えるべきことがあるのでは、というのが大部分の日本人の意見だったのでしょうか。あと、マダムMIYUKIのファッションがIOCの委員たちをドン引きさせたのでは、という見解も。
ヨタ話はサテオキ。東京への五輪招致活動には、な、何と150億円が費やされたとか。ひゃ、ひゃくごじゅうおく~あわわわ。あらら負けちゃったね、関係者の皆様お疲れさま、と流せないものがありますよねえ。石原知事は、みんな頑張ったからいいじゃん、みたいなスッキリ顔(開き直り?)でしたが...応援団のスーツ一着30万円、都知事の宿泊費一泊10万円とか、バブル時代が戻ってきたような景気のよさですね。実際は、今年も年末派遣村が憂慮されてるドンづまりなのに...
聖武天皇は奈良の都に大仏を、平清盛は瀬戸内海を開港しましたが、その裏には民の塗炭の苦しみが...石原都知事と、いにしえの日本の為政者が何となくカブりました。
それにしても150億円が、ただの壮大なる無駄遣いに終わったのなら、ほんとに残念無念で悔しいですよねえ。地味で小さい形でもいいので、招致活動で行ったことが、何か有意義な発展につながってほしいですね。
「ぜんぶ、フィデルのせい」
1970年のパリ。ブルジョア家庭に育ち、カトリックのお嬢様学校に通う9歳のアンナは、左翼運動に傾倒し始めた両親によって生活激変を余儀なくされ、猛反発するが...
フィデル、とは言うまでもなく、キューバの革命家カストロのこと。小さな女の子の目を通して描かれる、当時の政治運動や社会情勢が興味深かったです。完璧なノンポリ環境で育った私も、大学時代の学友や付き合った男の政治的な思想や言動には、驚嘆することしきりでした。アンナと違って、目からウロコ的に自分の考えや行動する意志などが培われることは、結局なかったけど...
いきなりな左翼ライフへのアンナの反発&困惑が、ユーモラスでシニカル。私だって、あんな突然な変化はイヤだ~。アンナの両親、極端すぎる。子供が可哀相。アンナが好きだった宗教の授業も受けさせないようにしたり、機動隊が出てくるようなデモにまで連れてってたり、仲間がたむろする部屋に子供だけ置いて出かけたり、ちょっと酷いな~と思った。
アンナの、9歳のガキンチョとは思えないほどの利発さにも吃驚。両親へのブータレ方や異論反論が、大人顔負け。私など、口げんかしたら絶対負けるよ。ブーブー文句、カリカリ反抗しつつ、キョーサン主義とかチューゼツ、ダンケツなどのボキャブラリーを覚え、今まで知らなかった社会の価値観を学ぼうとする姿勢は立派、だとは思ったけど、まあ小さい子供があんな環境にいたら、イヤでも染められるよなあ~とも思った。授業中のシスターの、愛されたのに逆らったため主人に殺された山羊の話に、山羊は囚われの豊かさより自由を選んだの!と反論するアンナ、すごいなあ~すっかり真っ赤な女の子になっちゃってて。
アンナの幼い弟フランソワが、めっちゃ可愛い&いい味!姉と違って、平気な顔して楽しそうに順応しちゃってて。将来大物になりそうな子でした。
アンナ役ニナ・ケルヴェルが、可愛い!けど、日本の子役と違って、私(僕)きゃわいいでショ?な媚がない。フランスの子役って、姿形はホント可愛いガキンチョなのに、クールですよねえ。特に女の子は。議論好きで自己主張が強いところとか、笑顔より生意気で不機嫌な顔がチャーミングなところなど、小さくてもフランス女なアンナちゃんでした。
両親役のジュリー・ドパルデューとステファノ・アコルシも好演。
特に、スペイン貴族出身で弁護士のパパ役、イタリア俳優のステファノ・アコルシが素敵でした。「野良犬たちの掟」でも思ったけど、彼ってちょっと故ヒース・レジャーに似てる?ヒースを濃くして脆さを抜いた感じ?フランス語が上手ですね。奥さんはフランスの女優だと知り納得。