残暑お見舞い申し上げます♪皆様いかがお過ごしでしょうか?
私はやっと休みがとれて、遅い夏休みをいつになくアクティヴに楽しんでます。例年なら静かに引きこもりなのですが、今年は…そう、ついにmy car(黒のラパン)を購入してしまったので、アチコチ出かけてます。
はじめは助手席に誰かいないと怖かったので、ダミアンやピーターを教官にして運転してたのですが(若い男を隣に乗せてる私、どう見ても援助交際中の不届き者)、自信がついた今は、独りで無茶してます。昨日は呉東広島道路で、気が付くと100キロ出してた…
車って便利で楽しいですね。でも、免許とりたての若い男子や車が好きな人と違って、必要以上に車には乗りそうにない私です。しょせん移動の道具、としか思えないし。父やダミアンみたいに、すぐそこのコンビニにも車で行くようなことはしません。
いずれは愉快なドライブよりも、老いた父母を病院や施設に運ぶことが主な役割になりそうな私の愛車です…
「127時間」
登山家のアーロンは、ユタ州の渓谷でクライミング中にアクシデントに遭い、岩に右腕を挟まれて動けなくなってしまう。絶望的な状況に陥りながらも、生還のためアーロンが最終的に選んだ壮絶な脱出方法とは…
愛しのジェームズ・フランコ主演作を、やっと観ることができました♪この作品での熱演で、フランコくんがアカデミー主演男優賞にノミネートされたのも記憶に新しい。ついにオスカー候補にまでなる俳優に成長したのか~と、長年のフランコファンとしては感無量でしたわ。でもワタシ的には、「ミルク」あたりで既に候補になってもおかしくない、いや、されるべきだったと思うんですよね。ともあれ、彼はいい俳優になったよ、ほんと。
んで、彼の代表作となったこの作品。「スラムドッグ$ミリオネア」でオスカーを受賞したダニー・ボイル監督の、注目と期待の新作でもありました。スラムドッグや「トレインスポッティング」同様、ボイル監督らしいミュージックビデオみたいなポップでスタイリッシュな演出が、ゴキゲンかつ斬新でした。同じような演出で飽きた!ワンパターン!なんて言う方々もいるかもしれませんが、ボイル監督にクラシカルな古典ドラマやCGだらけの大味アクションSFとか無茶すぎる挑戦してほしくないし。独特のノリで、今後も突き進んでほしいものです。
悲惨で息苦しい内容にもかかわらず、全編どこか明るく軽快で、クスっと笑えるシーンさえ多々あるところが、この映画の驚きの魅力でしょうか。アーロンが、とにかく陽気なキャラ。そして冷静で余裕ありすぎ。あんな状況にあっても、明るさとユーモアを忘れないなんて。まあそうやって自分を奮い立たせないと!という決死の努力でもあったんだろうけど。とにかくアーロンの体力&精神力が超人的です。私だったら、死ぬ前に発狂するでしょうし。極限状態のアーロンが見る幻想?とか過去のフラッシュバックとかユニーク。そして、驚異&脅威の広大で鮮烈な大自然の美しさ、そして怖さに圧倒&戦慄させられます。それもただドキュメンタリータッチではなく、ボイル監督ならではの手法で大自然を演出してるところが素晴らしいです。私が特に素敵だなあと思ったのは、谷間に数分だけ光が射すシーン。すごく幻想的かつ美しかったです。
でも自然って、美しいと同時に怖いですよね。大自然の中では、人間って何てちっぽけで無力な存在なのでしょう。アーロンに与えられた試練は、すべてをコントロールできると勘違いしてる傲慢で愚かな人間への罰、警告のようにも思えました。
ほぼ独り芝居だったジェームズ・フランコが、演技力証明&チャーミングさを炸裂させてた作品でももありました。フランコくん、ほんとカッコカワイかった!
スポーティでアクティヴなクライマーファッションもイケまくり、クニャ~っとした笑顔&声は甘い癒しと脱力感を与えてくれます。身体つきとかタレ目が何かエロいフェロモンを放出してるフランコくん、ああ~あんな恋人と山登りして愛の頂点に到達してみたいものです。絶望、そして狂気に落ちそうになるギリギリの精神状態の演技は、オスカー候補もうなずける名演でした。TV司会者と自分のやりとりを独り芝居してる時のフランコくんは、おちゃめでありながら狂気スレスレなヤバさも漂わせていて秀逸でした。スウィートな笑顔だけでなく、超マジ顔、絶望顔、痛々しい顔と、いろんな表情をアップで見せてくれるフランコくんの、まさに顔芸映画。メルティな笑顔も彼の魅力ですが、どこか翳りがあり哀しみや不幸も似合うフランコくんなので(昔の彼は、可哀想で薄幸な役が多かった)、痛みや絶望に歪んだり沈んだりする顔も素敵。好きなイケメンが苦痛に悶絶顔してるのを見るのって、嗜虐的な快感を覚えますよね♪
この映画のハイライトである、あのシーン。どんなホラーも平気な私でさえ、正直ウゲゲゲェ~!でした。気の弱い人は観ないほうがいいかも。アーロンの不屈のサバイバル精神、生きたいという生存本能を目の当たりにすると、人間って簡単には死なない生物なんだなあと、人間の無力さと同時に強さも思い知らされます。
あの渓谷、怖いけど楽しそうでもあったので行ってみたいです。アーロンとギャル二人がダイビングしてた地下の天然プールとか。でも…私もアーロン同様、独りで行動するのが好きなほうですが、あんな場所では絶対無理です。ていうか、ダメでしょ。アーロンはヒーローとして描かれてるのですが、冷静になって考えてみれば無謀すぎる。山や海で遭難する冒険家って、ヘタすりゃ社会にとっては大迷惑な人になりかねませんよね。自分を過信してはいけません。実際のアーロンは(そう、これってフィクションじゃなく実話ってのがビツクリなのです)あんな悲惨な目に遭ったにもかかわらず、懲りず?にアドベンチャー三昧みたいなのがスゴいです。
「オズ はじまりの戦い」が楽しみなジェームズ・フランコさん
私はやっと休みがとれて、遅い夏休みをいつになくアクティヴに楽しんでます。例年なら静かに引きこもりなのですが、今年は…そう、ついにmy car(黒のラパン)を購入してしまったので、アチコチ出かけてます。
はじめは助手席に誰かいないと怖かったので、ダミアンやピーターを教官にして運転してたのですが(若い男を隣に乗せてる私、どう見ても援助交際中の不届き者)、自信がついた今は、独りで無茶してます。昨日は呉東広島道路で、気が付くと100キロ出してた…
車って便利で楽しいですね。でも、免許とりたての若い男子や車が好きな人と違って、必要以上に車には乗りそうにない私です。しょせん移動の道具、としか思えないし。父やダミアンみたいに、すぐそこのコンビニにも車で行くようなことはしません。
いずれは愉快なドライブよりも、老いた父母を病院や施設に運ぶことが主な役割になりそうな私の愛車です…
「127時間」
登山家のアーロンは、ユタ州の渓谷でクライミング中にアクシデントに遭い、岩に右腕を挟まれて動けなくなってしまう。絶望的な状況に陥りながらも、生還のためアーロンが最終的に選んだ壮絶な脱出方法とは…
愛しのジェームズ・フランコ主演作を、やっと観ることができました♪この作品での熱演で、フランコくんがアカデミー主演男優賞にノミネートされたのも記憶に新しい。ついにオスカー候補にまでなる俳優に成長したのか~と、長年のフランコファンとしては感無量でしたわ。でもワタシ的には、「ミルク」あたりで既に候補になってもおかしくない、いや、されるべきだったと思うんですよね。ともあれ、彼はいい俳優になったよ、ほんと。
んで、彼の代表作となったこの作品。「スラムドッグ$ミリオネア」でオスカーを受賞したダニー・ボイル監督の、注目と期待の新作でもありました。スラムドッグや「トレインスポッティング」同様、ボイル監督らしいミュージックビデオみたいなポップでスタイリッシュな演出が、ゴキゲンかつ斬新でした。同じような演出で飽きた!ワンパターン!なんて言う方々もいるかもしれませんが、ボイル監督にクラシカルな古典ドラマやCGだらけの大味アクションSFとか無茶すぎる挑戦してほしくないし。独特のノリで、今後も突き進んでほしいものです。
悲惨で息苦しい内容にもかかわらず、全編どこか明るく軽快で、クスっと笑えるシーンさえ多々あるところが、この映画の驚きの魅力でしょうか。アーロンが、とにかく陽気なキャラ。そして冷静で余裕ありすぎ。あんな状況にあっても、明るさとユーモアを忘れないなんて。まあそうやって自分を奮い立たせないと!という決死の努力でもあったんだろうけど。とにかくアーロンの体力&精神力が超人的です。私だったら、死ぬ前に発狂するでしょうし。極限状態のアーロンが見る幻想?とか過去のフラッシュバックとかユニーク。そして、驚異&脅威の広大で鮮烈な大自然の美しさ、そして怖さに圧倒&戦慄させられます。それもただドキュメンタリータッチではなく、ボイル監督ならではの手法で大自然を演出してるところが素晴らしいです。私が特に素敵だなあと思ったのは、谷間に数分だけ光が射すシーン。すごく幻想的かつ美しかったです。
でも自然って、美しいと同時に怖いですよね。大自然の中では、人間って何てちっぽけで無力な存在なのでしょう。アーロンに与えられた試練は、すべてをコントロールできると勘違いしてる傲慢で愚かな人間への罰、警告のようにも思えました。
ほぼ独り芝居だったジェームズ・フランコが、演技力証明&チャーミングさを炸裂させてた作品でももありました。フランコくん、ほんとカッコカワイかった!
スポーティでアクティヴなクライマーファッションもイケまくり、クニャ~っとした笑顔&声は甘い癒しと脱力感を与えてくれます。身体つきとかタレ目が何かエロいフェロモンを放出してるフランコくん、ああ~あんな恋人と山登りして愛の頂点に到達してみたいものです。絶望、そして狂気に落ちそうになるギリギリの精神状態の演技は、オスカー候補もうなずける名演でした。TV司会者と自分のやりとりを独り芝居してる時のフランコくんは、おちゃめでありながら狂気スレスレなヤバさも漂わせていて秀逸でした。スウィートな笑顔だけでなく、超マジ顔、絶望顔、痛々しい顔と、いろんな表情をアップで見せてくれるフランコくんの、まさに顔芸映画。メルティな笑顔も彼の魅力ですが、どこか翳りがあり哀しみや不幸も似合うフランコくんなので(昔の彼は、可哀想で薄幸な役が多かった)、痛みや絶望に歪んだり沈んだりする顔も素敵。好きなイケメンが苦痛に悶絶顔してるのを見るのって、嗜虐的な快感を覚えますよね♪
この映画のハイライトである、あのシーン。どんなホラーも平気な私でさえ、正直ウゲゲゲェ~!でした。気の弱い人は観ないほうがいいかも。アーロンの不屈のサバイバル精神、生きたいという生存本能を目の当たりにすると、人間って簡単には死なない生物なんだなあと、人間の無力さと同時に強さも思い知らされます。
あの渓谷、怖いけど楽しそうでもあったので行ってみたいです。アーロンとギャル二人がダイビングしてた地下の天然プールとか。でも…私もアーロン同様、独りで行動するのが好きなほうですが、あんな場所では絶対無理です。ていうか、ダメでしょ。アーロンはヒーローとして描かれてるのですが、冷静になって考えてみれば無謀すぎる。山や海で遭難する冒険家って、ヘタすりゃ社会にとっては大迷惑な人になりかねませんよね。自分を過信してはいけません。実際のアーロンは(そう、これってフィクションじゃなく実話ってのがビツクリなのです)あんな悲惨な目に遭ったにもかかわらず、懲りず?にアドベンチャー三昧みたいなのがスゴいです。
「オズ はじまりの戦い」が楽しみなジェームズ・フランコさん