欲望の秋!
アレも欲しい!コレもしたい!が、制御困難な季節ですね。今のところ、いちばんヤバいのが食欲。ああ~昨日も、ポテチのデカ袋をバカ食いした後、ドーナツ3つ平らげ、焼きプリンも...何でこんなに食べたいの?!まさか私!?って、別に酸っぱいもん欲しくないし、だいいち身に覚えがない(涙)。間食しすぎて太ることよりも、肌荒れが怖い。そろそろI have to be careful not to eat too much!
食欲や物欲よりも、映画欲や読書欲、仕事欲や恋愛欲で実りある秋にしたいです。
「親密すぎるうちあけ話」
パトリス・ルコント監督の不思議な恋愛心理劇。
主人公の税理士は、自分を精神科医と勘違いし、胸の内を語り始める女に恋心を抱くようになるが...
パトリス・ルコント監督の作品って、日本でも大ヒットした「髪結いの亭主」や「仕立て屋の恋」みたいな哀切な倒錯恋愛系と、「タンゴ」や「リディキュール」みたいなエスプリに満ちた悲喜劇系のどっちか、だと思うのですが(私は後者のほうが好き)この作品は、どっちでもない?あえて言うなら、その中間点的映画?
上品で流麗なタッチ&ムードだけど、話&キャラはイビツで変態ちっく。主人公が精神科医じゃないと分かっても、気まぐれに通ってきては、淫靡な夫婦関係&生活を男に問わず語りする女。生唾のみながら?それに聞き入る独身の中年男、趣味はオモチャ集め。淡々とフツーじゃない二人が不気味です。
この女の打ち明け話は、ホントなのかウソなのか?正気なのか狂気なのか?いったい、何が目的なのか?謎めいたヒロインにハマって、困惑したり常軌を逸した行動に出たりする主人公の姿が、滑稽です。ルコント監督作品の主人公って、精神は大人になりきれてない中年男&男を翻弄する謎の女。これも一貫してる?
ちょっと緩慢でカッタルい展開なので、ヘタすると睡眠誘導されちゃうかもしれません。この映画で描かれる、男女の複雑不可解な機微に共感したり感銘を受けたりするには、私はまだ人生・恋愛経験が足りないのかも...
自分の話を、真剣に熱心に聞いてくれる人がいたら、幸せですよね。私なんか、どちらかといえば普段は聞き役で、自分のことはほとんど話せない性格なので、秘めていた心を吐露して気持ち良さそうなヒロインが羨ましかった。聞き上手になると同時に、話を聞いてみたい、聞かせてほしい、と思われるような話上手にもなりたいです。恥ずかしいこと、愚にもつかないことを、思わせぶりにミステリアスに色づけして話すヒロインの話術?が、勉強になりました。
話はイマイチ理解しづらかったけど、主人公を演じた俳優二人の魅力は、じゅうぶん感じることができました。
ヒロイン役のサンドリーヌ・ボネールは、「仕立て屋の恋」以来10数年ぶりのルコント監督作品出演だとか。美人ではないけど、味わい深い女優。演技も存在感も、すごく自然なんですよね。演技してるって感じが、ほとんどしない。女優にありがちな、私だけ見てればいいの!な作品に不必要な押し付けがましさが、全然ない。それでいて、役を的確に説得力あるものにできる。フランスの名監督たちが、こぞって彼女を使いたがるのも納得。ファッションも、高価そうじゃないのに、何だか素敵。帽子&コートの下のフード付緋色のパーカーや、花柄のシンプルなワンピースが、おしゃれでした。タバコを吸う仕草がサマになるが、さすがフランス女優。
来日してない最後&唯一?の大物フランス女優サンドリーヌ。ひょっとして、日本嫌い!?来年のフランス映画祭あたりで、ぜひ団長として日本に来てほしいものです。
主人公役のファブリス・ルキーニは、キョトンとしたトボけ顔をしつつ、知的なインテリムードがあって、いつも面白い人だなあと思わせる役者。基本はコメディ俳優なので、この映画でもナニゲに印象的なコミカル演技や表情を見せてくれてます。本物の精神科医や秘書とのやりとりが、どこかチグハグかつシニカルで、クスっと笑えます。
サンドリーヌとエレベーターで一緒になる、郵便配達の青年(実は夫のスパイ)が、ほんのチョコっとだけしか出なかったけど、my イケメンレーダーをビビビ!と感知させた。誰?!
アレも欲しい!コレもしたい!が、制御困難な季節ですね。今のところ、いちばんヤバいのが食欲。ああ~昨日も、ポテチのデカ袋をバカ食いした後、ドーナツ3つ平らげ、焼きプリンも...何でこんなに食べたいの?!まさか私!?って、別に酸っぱいもん欲しくないし、だいいち身に覚えがない(涙)。間食しすぎて太ることよりも、肌荒れが怖い。そろそろI have to be careful not to eat too much!
食欲や物欲よりも、映画欲や読書欲、仕事欲や恋愛欲で実りある秋にしたいです。
「親密すぎるうちあけ話」
パトリス・ルコント監督の不思議な恋愛心理劇。
主人公の税理士は、自分を精神科医と勘違いし、胸の内を語り始める女に恋心を抱くようになるが...
パトリス・ルコント監督の作品って、日本でも大ヒットした「髪結いの亭主」や「仕立て屋の恋」みたいな哀切な倒錯恋愛系と、「タンゴ」や「リディキュール」みたいなエスプリに満ちた悲喜劇系のどっちか、だと思うのですが(私は後者のほうが好き)この作品は、どっちでもない?あえて言うなら、その中間点的映画?
上品で流麗なタッチ&ムードだけど、話&キャラはイビツで変態ちっく。主人公が精神科医じゃないと分かっても、気まぐれに通ってきては、淫靡な夫婦関係&生活を男に問わず語りする女。生唾のみながら?それに聞き入る独身の中年男、趣味はオモチャ集め。淡々とフツーじゃない二人が不気味です。
この女の打ち明け話は、ホントなのかウソなのか?正気なのか狂気なのか?いったい、何が目的なのか?謎めいたヒロインにハマって、困惑したり常軌を逸した行動に出たりする主人公の姿が、滑稽です。ルコント監督作品の主人公って、精神は大人になりきれてない中年男&男を翻弄する謎の女。これも一貫してる?
ちょっと緩慢でカッタルい展開なので、ヘタすると睡眠誘導されちゃうかもしれません。この映画で描かれる、男女の複雑不可解な機微に共感したり感銘を受けたりするには、私はまだ人生・恋愛経験が足りないのかも...
自分の話を、真剣に熱心に聞いてくれる人がいたら、幸せですよね。私なんか、どちらかといえば普段は聞き役で、自分のことはほとんど話せない性格なので、秘めていた心を吐露して気持ち良さそうなヒロインが羨ましかった。聞き上手になると同時に、話を聞いてみたい、聞かせてほしい、と思われるような話上手にもなりたいです。恥ずかしいこと、愚にもつかないことを、思わせぶりにミステリアスに色づけして話すヒロインの話術?が、勉強になりました。
話はイマイチ理解しづらかったけど、主人公を演じた俳優二人の魅力は、じゅうぶん感じることができました。
ヒロイン役のサンドリーヌ・ボネールは、「仕立て屋の恋」以来10数年ぶりのルコント監督作品出演だとか。美人ではないけど、味わい深い女優。演技も存在感も、すごく自然なんですよね。演技してるって感じが、ほとんどしない。女優にありがちな、私だけ見てればいいの!な作品に不必要な押し付けがましさが、全然ない。それでいて、役を的確に説得力あるものにできる。フランスの名監督たちが、こぞって彼女を使いたがるのも納得。ファッションも、高価そうじゃないのに、何だか素敵。帽子&コートの下のフード付緋色のパーカーや、花柄のシンプルなワンピースが、おしゃれでした。タバコを吸う仕草がサマになるが、さすがフランス女優。
来日してない最後&唯一?の大物フランス女優サンドリーヌ。ひょっとして、日本嫌い!?来年のフランス映画祭あたりで、ぜひ団長として日本に来てほしいものです。
主人公役のファブリス・ルキーニは、キョトンとしたトボけ顔をしつつ、知的なインテリムードがあって、いつも面白い人だなあと思わせる役者。基本はコメディ俳優なので、この映画でもナニゲに印象的なコミカル演技や表情を見せてくれてます。本物の精神科医や秘書とのやりとりが、どこかチグハグかつシニカルで、クスっと笑えます。
サンドリーヌとエレベーターで一緒になる、郵便配達の青年(実は夫のスパイ)が、ほんのチョコっとだけしか出なかったけど、my イケメンレーダーをビビビ!と感知させた。誰?!
私も理解できなかったかもしれない、微妙な作品でした。
登場人物たちの感情が分からない部分と分かったかも知れない部分とあったからです(笑)
ルコント好きですが乗れなかった映画のひとつになっちゃいました。
でもサンドリーヌは結構好きな女優さんです♪
控えめなのに着実な存在感って、誰にでも有るものではないのかも…って。
彼女が纏うとすてきに見えるファッションも良かったですよね。
オトナの知的女性fizz♪さんでもビミョーな作品だったのですね。私なんかが理解できないのも道理ですよね。雰囲気と役者は良かったですよね。私もルコント監督の作品、乗れるのと乗れないのに別れます。「タンゴ」が一番好きかも。近く「列車に乗った男」観ます♪
サンドリーヌ・ボネール、私も大好きな女優です。「マドモアゼル」の彼女の演技&ファッションも、素敵でしたよね。でもmy best of サンドリーヌは、恐怖の家政婦役「沈黙の女 ロウフィールド館の惨劇」かも♪