「ミュンヘン 戦火燃ゆる前に」
オックスフォード大学で出会い親友となったイギリス人のヒューとドイツ人のポールは、イデオロギーの違いから決裂し疎遠となる。数年後、ナチスドイツの脅威という暗雲がヨーロッパ中にたちこめる中、イギリスの首相チェンバレンはヒトラーとの会談のためミュンヘンに赴くことになる。外交官として同行するヒューは、ある密命を帯びていたが…
愛しのMein liebhaber ヤニス・ニーヴナー目当てで観ました~(^^♪この作品出演のニュースを知った時、てっきり「コリーニ事件」に続いてまたナチス役かと思い込んでしまったのですが、ナチスと戦う役だったので驚喜。それにしてもヤニヴったら、ほんと死角なしのイケメンきれいな顔だけど、メイクばっちりな女よりきれい系ではなく、おしゃれ系のナヨっちい優男でもなく、男らしい素朴さ精悍さでいい感じに無骨で地味なところが好きなんです。今回のヤニヴは、反ナチになる前は明るく爽やかな大学生風、反ナチになってからはどこか思いつめた疲れたリーマン風、と雰囲気も風貌も変えて演じ分けてるけど、どっちもイケメンであることは言うまでもない。メガネも可愛い!
冒頭の、オックスフォード大学時代のヤニヴ、酔っ払ってはっちゃけてる姿が可愛い!庭で寝転がってヒューに腕枕してもらってるヤニヴに、早く本格的なBL映画に出ろよ(「Jonathan」はBL映画だけど、ヤニヴはBLしなかったし!)!と、じれったくなりました。ヒューとパブで口論になるシーンの、激高して声も表情も険しく荒々しくなるヤニヴ、なかなか気迫に満ちた熱演でしたが、イケメンは怒っても可愛い薄くなった髪の毛、窶れた顔などで、命がけの反ナチ運動や愛する人を襲った悲劇などからの心労をよく出してたヤニヴです。台詞は英語とドイツ語が半々で、ヤニヴの流暢な英語(聞き取りやすくて好き!)がまた聞けて嬉しかったです。自然に自在に2か国語を操って、すごくカッコよかった。
脱ぎ男なヤニヴですが、この作品では無駄脱ぎなし!着替えシーンでもラブシーンでも上半身裸は見せなかった。はい減点!ラブシーンの相手は、秀作「ありがとう、トニ・エルドマン」での名演が忘れがたいザンドラ・ヒュラーって!おばはん、じゃない、熟女じゃん!?母子じゃん!?羨ましいにもほどがあるわ。ザンドラさんもそんな年じゃないと思うけど、ヤニヴが若く見えるせいかすごい違和感あり。情交はあるけど、恋人というより同志な関係性のほうが強かったのが、見ていて物足りなくもあり安心でもあったり。
ヒュー役は、「1917 命をかけた伝令」で主人公を演じたジョージ・マッケイ。彼、すごい面白い顔してますよね~。マチュー・アマルリック+ハリーポッターのロン、みたいな顔?イケメンじゃないけど、彼みたいなユニークな俳優も映画界には必要。必死になって東奔西走する姿には、若い俳優にしかない颯爽としたエネルギッシュさが。長身で体格がよく、スーツがよく似合ってました。マッケイくん、いい役者なのですが、英国俳優ならあってしかるべき“ゲイ役も似合いそう”なところがなく、ヤニヴとのブロマンスにも腐を喜ばせるBLのかほりがしなかったのが残念。
英国首相ネヴィル・チェンバレン役は、「ハウス・オブ・グッチ」で会ったばかりのジェレミー・アイアンズ。美老人!気さくで茶目っ気があって剛毅な役だけど、すごいエレガントなところがさすがアイアンズおじさま。雰囲気が貴族的。スーツだろうが寝間着だろうが、たぶんジャージだってステテコだって優雅です。ポールの元学友のナチス将校役は、最近はすっかり国際的バイプレイヤーなアウグスト・ディール。ヤニヴと同級生役にはちょっと無理があったような。見るからに裏表がある、性悪で非情な役はステレオタイプなナチス役ですが、そんな役にピッタリな顔してるのは彼にとって幸か不幸か。
ミュンヘン会談の舞台裏、ヒトラーの侵攻を阻止するためのイギリスとドイツの諜報活動は、派手で荒唐無稽なスパイ映画を観狎れてしまってるせいか、かなり地味でハラハラドキドキはあまりなかった。奔走したわりには大した成果は得られず、むしろ失敗に終わったのがトホホ。普段は冷静で紳士的だけど、やはり不穏で気味が悪い今作のヒトラーでした。ポールを気に入り、何かと絡んでくるヒトラーが薄気味悪くも微笑ましかったです。ポールがブサイクだったら、絶対ああはならなかったはず。諜報って、やっぱ美男美女向きの仕事ですね。それにしても当時のドイツ、狂ってるとしか思えぬ国情ですよね~。かなり製作費を費やしてそうな衣装やセットなど、当時の再現が見事でした。ヒューとポール、あの時代でなければイギリスとドイツを自由に行き来して、生涯友人のままでいられただろうに。二人が動乱を生き抜いて、戦後に再会できますようにと願わずにはいられないラストでした。ヒューはともかく、ポールは性格といい立場といい、かなりその望みは薄いが…
↑ 若い二人はほとんど一般人、爺さまはおしゃれな貴族
ヤニヴ~働き者なヤニヴ、出演作は多いけどなかなか日本で公開されないのが悲しい😢最新作はドイツ版ワイルド・スピード?早く観たい!
オックスフォード大学で出会い親友となったイギリス人のヒューとドイツ人のポールは、イデオロギーの違いから決裂し疎遠となる。数年後、ナチスドイツの脅威という暗雲がヨーロッパ中にたちこめる中、イギリスの首相チェンバレンはヒトラーとの会談のためミュンヘンに赴くことになる。外交官として同行するヒューは、ある密命を帯びていたが…
愛しのMein liebhaber ヤニス・ニーヴナー目当てで観ました~(^^♪この作品出演のニュースを知った時、てっきり「コリーニ事件」に続いてまたナチス役かと思い込んでしまったのですが、ナチスと戦う役だったので驚喜。それにしてもヤニヴったら、ほんと死角なしのイケメンきれいな顔だけど、メイクばっちりな女よりきれい系ではなく、おしゃれ系のナヨっちい優男でもなく、男らしい素朴さ精悍さでいい感じに無骨で地味なところが好きなんです。今回のヤニヴは、反ナチになる前は明るく爽やかな大学生風、反ナチになってからはどこか思いつめた疲れたリーマン風、と雰囲気も風貌も変えて演じ分けてるけど、どっちもイケメンであることは言うまでもない。メガネも可愛い!
冒頭の、オックスフォード大学時代のヤニヴ、酔っ払ってはっちゃけてる姿が可愛い!庭で寝転がってヒューに腕枕してもらってるヤニヴに、早く本格的なBL映画に出ろよ(「Jonathan」はBL映画だけど、ヤニヴはBLしなかったし!)!と、じれったくなりました。ヒューとパブで口論になるシーンの、激高して声も表情も険しく荒々しくなるヤニヴ、なかなか気迫に満ちた熱演でしたが、イケメンは怒っても可愛い薄くなった髪の毛、窶れた顔などで、命がけの反ナチ運動や愛する人を襲った悲劇などからの心労をよく出してたヤニヴです。台詞は英語とドイツ語が半々で、ヤニヴの流暢な英語(聞き取りやすくて好き!)がまた聞けて嬉しかったです。自然に自在に2か国語を操って、すごくカッコよかった。
脱ぎ男なヤニヴですが、この作品では無駄脱ぎなし!着替えシーンでもラブシーンでも上半身裸は見せなかった。はい減点!ラブシーンの相手は、秀作「ありがとう、トニ・エルドマン」での名演が忘れがたいザンドラ・ヒュラーって!おばはん、じゃない、熟女じゃん!?母子じゃん!?羨ましいにもほどがあるわ。ザンドラさんもそんな年じゃないと思うけど、ヤニヴが若く見えるせいかすごい違和感あり。情交はあるけど、恋人というより同志な関係性のほうが強かったのが、見ていて物足りなくもあり安心でもあったり。
ヒュー役は、「1917 命をかけた伝令」で主人公を演じたジョージ・マッケイ。彼、すごい面白い顔してますよね~。マチュー・アマルリック+ハリーポッターのロン、みたいな顔?イケメンじゃないけど、彼みたいなユニークな俳優も映画界には必要。必死になって東奔西走する姿には、若い俳優にしかない颯爽としたエネルギッシュさが。長身で体格がよく、スーツがよく似合ってました。マッケイくん、いい役者なのですが、英国俳優ならあってしかるべき“ゲイ役も似合いそう”なところがなく、ヤニヴとのブロマンスにも腐を喜ばせるBLのかほりがしなかったのが残念。
英国首相ネヴィル・チェンバレン役は、「ハウス・オブ・グッチ」で会ったばかりのジェレミー・アイアンズ。美老人!気さくで茶目っ気があって剛毅な役だけど、すごいエレガントなところがさすがアイアンズおじさま。雰囲気が貴族的。スーツだろうが寝間着だろうが、たぶんジャージだってステテコだって優雅です。ポールの元学友のナチス将校役は、最近はすっかり国際的バイプレイヤーなアウグスト・ディール。ヤニヴと同級生役にはちょっと無理があったような。見るからに裏表がある、性悪で非情な役はステレオタイプなナチス役ですが、そんな役にピッタリな顔してるのは彼にとって幸か不幸か。
ミュンヘン会談の舞台裏、ヒトラーの侵攻を阻止するためのイギリスとドイツの諜報活動は、派手で荒唐無稽なスパイ映画を観狎れてしまってるせいか、かなり地味でハラハラドキドキはあまりなかった。奔走したわりには大した成果は得られず、むしろ失敗に終わったのがトホホ。普段は冷静で紳士的だけど、やはり不穏で気味が悪い今作のヒトラーでした。ポールを気に入り、何かと絡んでくるヒトラーが薄気味悪くも微笑ましかったです。ポールがブサイクだったら、絶対ああはならなかったはず。諜報って、やっぱ美男美女向きの仕事ですね。それにしても当時のドイツ、狂ってるとしか思えぬ国情ですよね~。かなり製作費を費やしてそうな衣装やセットなど、当時の再現が見事でした。ヒューとポール、あの時代でなければイギリスとドイツを自由に行き来して、生涯友人のままでいられただろうに。二人が動乱を生き抜いて、戦後に再会できますようにと願わずにはいられないラストでした。ヒューはともかく、ポールは性格といい立場といい、かなりその望みは薄いが…
↑ 若い二人はほとんど一般人、爺さまはおしゃれな貴族
ヤニヴ~働き者なヤニヴ、出演作は多いけどなかなか日本で公開されないのが悲しい😢最新作はドイツ版ワイルド・スピード?早く観たい!
もうイケメンしか興味がなくて、軽薄なミーハーがますます重症化してます(^^♪
ジェレミーおじさま、素敵ですよね。中途半端な若いイケメンより、断然ジェレミーおじさまのほうがいいです。素敵おじさま、素敵おじいさま俳優はやはり英国が宝庫でしょうか。イタリア映画界にも多そう?
私も最近、薄口では物足りず、適度に濃ゆいイケメンのほうに食指が動きがちです。東南アジアのBL映画のイケメンがお気にです。インド、トルコは特濃そうですね!リズ・アーメッドやコステア・ウルマンが好き。amoreさんのブログを参考に、今後は南アジア方面にも触手を伸ばしたいと存じます(^^♪
めちゃくちゃ濃い顔立ちなのに、涼しげでナイスバディのイケメンがわんさか居るトルコ映画やインド映画を観ながら、小人族で平たい顔族の私は、ただひたすら羨ましいばかりデス。