「ラブ・アクチュアリー」
クリスマスが近づくロンドン。新しく就任した首相、失恋した作家、妻を亡くし義理の息子と残された父親、親友の妻に片想いしているアーティスト、新曲を出し再起を図る落ちぶれたロックスターなど、それぞれ悲喜こもごもな日々を送っていたが…
もうすぐクリスマスですね!今年も私、クリぼっち(^^♪それがどうした~文句があるか~♪by 岡千秋。でもこれほんと、強がりでも何でもないのですが、クリスマスに限らず独りが好きなんです。一緒に過ごす家族も恋人も友だちもいない、世間的にはとっても可哀想な境遇だとは分かってるのですが、寂しいか悲しいかと問われると、全然。そんな私って、やはりどこか欠落してる人間なのでしょうか。孤独な幸せに浸ってると、ふとそんなことを思ってしまうこの季節です。怖いのは、クリスマスだから誰かといなきゃ!な強迫観念、同調圧力のようなムードです。クリスマスに独りぼっちは不幸、と思われるのは別にいいのだけど、誰かと一緒にいるほうが上、独りぼっちは下、劣ってる人、と見なされる変なマウンティングは気持ち悪いです。
閑話休題。古今東西、たくさんクリスマス映画がありますが、皆さまは何がいちばん好きですか?私はこのイギリス映画が好きです。おそらくクリスマス映画の中ではトップクラスの知名度と人気を誇る作品なので、映画といえば「タイタニック」とか「レオン」な女子も選びそうな定番中の定番、我ながらベタすぎるセレクションだと思いますクリスマス映画といえば、ハートウォーミングとかロマンティックとか、あるいは切ない悲しいとかがキーワードになってますが、私はどれも苦手この映画も、キーワードすべてぶっこまれてます。片想いしていた女性に、フリップで告白するあの有名なシーンとか、私には寒イボそういうtoo sweetな胸キュンシーンは少ないところが、私には優しい映画。私が好きなのはコメディ要素。他愛のない子どもじみた笑いではなく、イギリスらしいシニカルな大人の笑いが心地よく散りばめられているところが好きです。下ネタも結構あるのですが、下品にならず軽妙で知的にさえ聞こえるところが、さすが大英帝国です。
この映画、お話よりもロンドンの風景が魅力的!クリスマスシーズンのロンドン、いいですね~。西洋のクリスマス、憧れの世界ですが、特にロンドンの美しさ、趣き深さに心惹かれます。登場人物たちが織り成すドラマよりも、その舞台のほうが気になって仕方ないんです。ヒースロー空港に始まり、テムズ川、街を走る赤い二階建てバス、ミレニアムブリッジ、ロンドン・アイ、ノッティングヒル、サマセットハウス、高級デパートのセルフリッジetc.ロンドン観光気分を楽しむにはぴったりの映画。ロンドンのどこかスモッグな憂いある空気が好き。聖夜ににぎわう街も、浮かれた喧噪ではなく落ち着いた感じ。またもしロンドンに行けたら、ラブアク聖地巡礼してみたいです。
キャストが超豪華なところも、この映画の魅力です。21年前!の作品だから、当たり前だけどみんなちょっと若い。今ではすっかりお爺さんお婆さんな風貌になってる人たちも、まだまだ現役男女!な感じです。総出演なスターの中では、やっぱヒュー・グラントとコリン・ファース、イギリス映画といえばな二人が特にチャーミングでした。
首相役のヒュー・グラント、まだギリでロマコメ帝王だった頃の見た目と芸風。あのいつも困ってるような顔と、自虐的なコメディセンスで笑わせてくれます。ちょっとヘタレな首相だけど、実際に彼みたいな首相がいたらすごい人気、話題になるでしょうね。まぬけさも何だかエレガント、それも彼の魅力でしょうか。あのダンスシーンは名シーン!
作家役のコリン・ファースも、生真面目でちょっと気難しそうだけど、ほんとは不器用で心優しい男性、という十八番な役。英語が解らないポルトガル女性と恋に落ちる役なのですが、何となく思いが伝わったり全然トンチンカンだったりする会話が笑えました。コリンのキスシーンがいつも素敵。長身を屈めて丁寧に、かつ熱く接吻。あんなのされてみたい~。
いちばん美味しい役は、何といってもビル・ナイ扮する落ちぶれたロックシンガー。コンプラ、ポリコレ、忖度いっさい無視!不適切にもほどがある発言ブチかましまくり、みんな困惑、ドン引き!あんなおっさんが本当にいたら、TVも面白くなるだろうな~。セルフリッジの店員役で、Mr.ビーンことローアン・アトキンソンがチョコっと、でも爪痕を残す珍演。見た目だけでもう出オチ。
ローラ・リニーが片想いしている青年役、ロドリゴ・サントロが鮮烈なイケメン!この頃は、メキシコのガエル・ガルシア・ベルナル、ブラジルのロドリゴがラテンの貴公子の双璧でしたね。メガネが可愛いロドリゴ、セクシーなサービス脱ぎもあり。
今は亡きアラン・リックマンの元気な姿が切ない。後に「SHERLOCK」のワトスン役で人気者になるマーティン・フリーマンも、映画のスタントマン役で若かりし姿を見せてます。セックスシーンのスタントで、全裸で腰動かしたり相手のおっぱい揉んだり頑張ってました。
「タイタニック」とかマライヤ・キャリーの「恋人たちのクリスマス」など、当時の大ヒット映画や歌も巧く使われていました。イギリス人のアメリカに対する、軽蔑と劣等感が入り混じった複雑な気持ちも、サラっとユーモラスに。すごいバカにしつつも、その強大さに畏怖もしてる、みたいで笑えた。イギリス英語も美しくて好きです。ブリティッシュアクセントにジュンとくるエロいアメリカンギャル軍団も笑えた。
この映画、短編のTVドラマで制作された続編があるみたいですね。ほとんどのキャストが続投してるとか。ぜひ観てみたいのだけど🎄
クリスマスが近づくロンドン。新しく就任した首相、失恋した作家、妻を亡くし義理の息子と残された父親、親友の妻に片想いしているアーティスト、新曲を出し再起を図る落ちぶれたロックスターなど、それぞれ悲喜こもごもな日々を送っていたが…
もうすぐクリスマスですね!今年も私、クリぼっち(^^♪それがどうした~文句があるか~♪by 岡千秋。でもこれほんと、強がりでも何でもないのですが、クリスマスに限らず独りが好きなんです。一緒に過ごす家族も恋人も友だちもいない、世間的にはとっても可哀想な境遇だとは分かってるのですが、寂しいか悲しいかと問われると、全然。そんな私って、やはりどこか欠落してる人間なのでしょうか。孤独な幸せに浸ってると、ふとそんなことを思ってしまうこの季節です。怖いのは、クリスマスだから誰かといなきゃ!な強迫観念、同調圧力のようなムードです。クリスマスに独りぼっちは不幸、と思われるのは別にいいのだけど、誰かと一緒にいるほうが上、独りぼっちは下、劣ってる人、と見なされる変なマウンティングは気持ち悪いです。
閑話休題。古今東西、たくさんクリスマス映画がありますが、皆さまは何がいちばん好きですか?私はこのイギリス映画が好きです。おそらくクリスマス映画の中ではトップクラスの知名度と人気を誇る作品なので、映画といえば「タイタニック」とか「レオン」な女子も選びそうな定番中の定番、我ながらベタすぎるセレクションだと思いますクリスマス映画といえば、ハートウォーミングとかロマンティックとか、あるいは切ない悲しいとかがキーワードになってますが、私はどれも苦手この映画も、キーワードすべてぶっこまれてます。片想いしていた女性に、フリップで告白するあの有名なシーンとか、私には寒イボそういうtoo sweetな胸キュンシーンは少ないところが、私には優しい映画。私が好きなのはコメディ要素。他愛のない子どもじみた笑いではなく、イギリスらしいシニカルな大人の笑いが心地よく散りばめられているところが好きです。下ネタも結構あるのですが、下品にならず軽妙で知的にさえ聞こえるところが、さすが大英帝国です。
この映画、お話よりもロンドンの風景が魅力的!クリスマスシーズンのロンドン、いいですね~。西洋のクリスマス、憧れの世界ですが、特にロンドンの美しさ、趣き深さに心惹かれます。登場人物たちが織り成すドラマよりも、その舞台のほうが気になって仕方ないんです。ヒースロー空港に始まり、テムズ川、街を走る赤い二階建てバス、ミレニアムブリッジ、ロンドン・アイ、ノッティングヒル、サマセットハウス、高級デパートのセルフリッジetc.ロンドン観光気分を楽しむにはぴったりの映画。ロンドンのどこかスモッグな憂いある空気が好き。聖夜ににぎわう街も、浮かれた喧噪ではなく落ち着いた感じ。またもしロンドンに行けたら、ラブアク聖地巡礼してみたいです。
キャストが超豪華なところも、この映画の魅力です。21年前!の作品だから、当たり前だけどみんなちょっと若い。今ではすっかりお爺さんお婆さんな風貌になってる人たちも、まだまだ現役男女!な感じです。総出演なスターの中では、やっぱヒュー・グラントとコリン・ファース、イギリス映画といえばな二人が特にチャーミングでした。
首相役のヒュー・グラント、まだギリでロマコメ帝王だった頃の見た目と芸風。あのいつも困ってるような顔と、自虐的なコメディセンスで笑わせてくれます。ちょっとヘタレな首相だけど、実際に彼みたいな首相がいたらすごい人気、話題になるでしょうね。まぬけさも何だかエレガント、それも彼の魅力でしょうか。あのダンスシーンは名シーン!
作家役のコリン・ファースも、生真面目でちょっと気難しそうだけど、ほんとは不器用で心優しい男性、という十八番な役。英語が解らないポルトガル女性と恋に落ちる役なのですが、何となく思いが伝わったり全然トンチンカンだったりする会話が笑えました。コリンのキスシーンがいつも素敵。長身を屈めて丁寧に、かつ熱く接吻。あんなのされてみたい~。
いちばん美味しい役は、何といってもビル・ナイ扮する落ちぶれたロックシンガー。コンプラ、ポリコレ、忖度いっさい無視!不適切にもほどがある発言ブチかましまくり、みんな困惑、ドン引き!あんなおっさんが本当にいたら、TVも面白くなるだろうな~。セルフリッジの店員役で、Mr.ビーンことローアン・アトキンソンがチョコっと、でも爪痕を残す珍演。見た目だけでもう出オチ。
ローラ・リニーが片想いしている青年役、ロドリゴ・サントロが鮮烈なイケメン!この頃は、メキシコのガエル・ガルシア・ベルナル、ブラジルのロドリゴがラテンの貴公子の双璧でしたね。メガネが可愛いロドリゴ、セクシーなサービス脱ぎもあり。
今は亡きアラン・リックマンの元気な姿が切ない。後に「SHERLOCK」のワトスン役で人気者になるマーティン・フリーマンも、映画のスタントマン役で若かりし姿を見せてます。セックスシーンのスタントで、全裸で腰動かしたり相手のおっぱい揉んだり頑張ってました。
「タイタニック」とかマライヤ・キャリーの「恋人たちのクリスマス」など、当時の大ヒット映画や歌も巧く使われていました。イギリス人のアメリカに対する、軽蔑と劣等感が入り混じった複雑な気持ちも、サラっとユーモラスに。すごいバカにしつつも、その強大さに畏怖もしてる、みたいで笑えた。イギリス英語も美しくて好きです。ブリティッシュアクセントにジュンとくるエロいアメリカンギャル軍団も笑えた。
この映画、短編のTVドラマで制作された続編があるみたいですね。ほとんどのキャストが続投してるとか。ぜひ観てみたいのだけど🎄