まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

僕ト一緒ニ中華料理食ベマセンカ?

2008-12-11 | 日本映画
 「真昼ノ星空」
 台湾の人気アーティストで、「ラスト、コーション」での好演も記憶に新しいワン・リーホン。彼が数年前に主演した映画は、沖縄が舞台の邦画!
 台湾人の殺し屋リャンソンは、沖縄にある隠れ家に潜伏中。毎週土曜日にコインランドリーで会う女性・由紀子に、彼は恋をしていたが...
 恋する殺し屋、コインランドリー、主人公のモノローグetc.ちょっとウォン・ガーワイ監督の作品風?独特の世界観は共通してますが、ガーワイ監督の映画から猥雑さとスタイリッシュさを抜いて、静謐さと清澄感を加えたようなテイスト?才気走って少し鼻につくガーワイ監督の持ち味よりも、この映画のほうが私は好きかなあ。ちょっと、いや、かなりマッタリしてるというか、全体的に緩慢でカッタルいのが睡眠誘導ですが。眠くない時に観たほうがいい映画です。
 沖縄って、こんな土地だったの?な空気感ただよう映像とか。リャンソンと由紀子の孤独も、優しい寂寥感で包まれていて、ちょっと胸に沁みます。
 リャンソンのキャラが可愛いです。殺し屋というより、休暇中の青年芸術家みたい。のんきで優雅な沖縄の潜伏生活が、すごく微笑ましいです。由紀子を尾行する姿なども、ブサキモ野郎ならストーカーになるところですが、彼みたいなイケメンなら可愛く見えてしまうんですよね。
 勇気を出して声をかけ、何とか由紀子と知り合えて、よかったら僕の作った料理食べませんか?と部屋に誘うリャンソン。ブサキモ野郎なら、きっと由紀子も無視、もしくは警察に電話、だったはず。でも由紀子は、大して警戒もせずリャンソンの部屋に。いくら相手が優しそうなイケメンでも、見ず知らずの外国人。ちょっと無用心ですよねえ。ハリウッド映画のサイコキラーは、たいていイケメンだもんね。
 リャンソンの作った台湾料理が、めっちゃ美味そう!殺し屋を廃業しても、料理人で食っていけるよ。乾杯、とは酒を飲み干す意味なので一気飲みしなきゃいけない、というリャンソンの台湾語講座も、へえトリビア(死語?)でした。
 
 ワケアリ女な由紀子役の鈴木京香、きれいなオバチャンって感じ。ちょっと生活感ある、人生に疲れた色気があって、若い男がソソられちゃうのも理解できる。
 リャンソン役のワン・リーホンは、顔は素朴になった川崎マヨ、雰囲気はクールで知的で、カッコいいです。さぞやお道具も立派なことでしょう、とエロい想像をさせる大きなお鼻もキュート。背が高くてスタイル抜群!しかもマッチョなナイスバディ。プールから上がってシャワー浴びるシーンで、自慢の肉体美を披露してます。ええカラダしとるのお~韓流&華流男優と違って日本の男優は、脱いで魅せる肉体を備えてないのが残念。
 日本語の台詞も多くて、リーホンくん大変だったろうなあ。たどたどしいけど丁寧でソフトな彼の日本語、可愛かったです。
 台湾にいるリャンソンのボスも、かなり男前でした。演じてるの誰?!
 プールの監視員役で、オニギリジョーの嫁こと香椎由宇が。美人ですが、ロボットみたいですねえ。TV版ウォーターボーイズで、瑛太に恋される花村さん役の彼女は、とても可愛かったけど。
 
 ↑最新アルバムのジャケットで、またまた肉体美を披露してるリーホンくん。今度は映画でセクシイ演技に挑戦してね
 

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